「ほんとこれ好きよね。そんなに気持ちいいの?私、そんなに大きい方じゃないんだけど」 小夜がもしかしてからかってるの?と訝しげにこちらを見上げながら胸を擦り付ける。 寄せてどうにか、といったサイズだがとんでもない。そんな胸をエロく形を変えながら奉仕してくれているという幸福感が快楽を増幅させているのだ。 割りと強気な小夜がばつの悪そうな表情で難しげに挟む姿はいつ見てもいとおしい。 「まぁ頼まれるのは悪い気しないけどね、形が崩れちゃいそう」 それはまずい。まずいのでほどほどにして小夜と対面で抱き合う。 目線が同じ高さになると今さっきまでエロいことをさせていたのが気恥ずかしく感じる。 小夜も同じことを考えているのか、誤魔化すように唇を重ねる。 「もう準備できたでしょ?じゃあ、しよっか?」 そう言うと小夜は軽く腰を浮かせ、割れ目にモノを押し当てると、ゆっくりとその細い身体に飲み込んでいった。
なになぜトライナリー! 今回は今晩の満月…年に一度のストロベリームーンについてね ただしこれは正式な天体用語ではなくてネイティブ・アメリカンが名付けた満月の呼び方の一つよ 野生の中で生きていた彼らは満月をその時期の自然の名前で呼んでいたの 餌が足りずに空腹の狼が吠える狼月、吹雪が強くなる嵐月、虫達が動き出す芋虫月…なんて具合にね そして6月は苺を収穫する季節の満月だからストロベリームーン…なんだか風流ね ちなみに他の地域だとハニームーン、ミードムーン、フルローズムーンなんて呼び方もあるらしいわ どれも日本ではあまり聞かない呼び方だから新鮮ね (*^^*)
それとストロベリームーンを赤く染まった満月って表現する事もあるけど実はそれは正しくないの いえ間違えではないけど赤といっても苺みたいな鮮やかな赤やピンクに月が染まるのはごく稀で基本的にほのかに赤みや黄色みがかって見える程度なの つばめはだいぶ期待してたから少しガッカリしそうね… そしてストロベリームーンには恋を叶えてくれる月なんて異名があって好きな人と一緒に見ると結ばれる…なんて話もあるの 貴方の隣で見られないのは少し残念だけど…どんなに離れていても見える月は同じ月よね? 今晩の月はいい月よ?窓からでいいから少しだけ外の月を見て欲しいの…その月を私も見るから まぁもう私たちは結ばれてるけどね♪ (*^^*)
深夜の駐車場。 しばらく該当すらなく真っ暗な街を散策して、そろそろ戻ろうかと車に戻ったときだった。 見知らぬ車…デリカスペースギアだろうか?にいかにも不審な男が窓から入り込んでいく。 車上荒らし…?神楽と顔を合わせて頷くとなるべく姿勢を低くして、車に転がり込む。 急いでエンジンキーを回し、エンジンがかかるとともに目の前が眩しくなる。 先程のデリカが今にも突っ込んでこようとしている。まずい。 バックギアに入っていたのでアクセルを入れ、クラッチを離して急後退。 バンパータッチされる感触に肝を冷やしながらも何とか軸をずらすことに成功する。 ダッシュボードにおでこをぶつけた神楽が何々?と言いながらも、答える暇もなくその車から逃げる。 車のいない、広い駐車場でよかった。ギアを1速に入れてすれ違い様に逃げる。 「薬でもやってたのかな…?」 神楽が今更ながらシートベルトをつけながら不安をまぎらわせるために聞いてきた。不審な変質者…ならよかったのに。 先程の車の特徴を思い出す。 その車には『タイヤが2つしかついていなかった』。まともに走れるわけがない。それをどう説明するか、言葉は見つからなかった。
Q.フロイト先生これは…… A.タイヤが二つしかない車は玉と竿を連想させてそれが突っ込んで来た…つまり欲求不満です
「肉の日っていいよな、なんったって肉が安く食べれる」 「ちーは不満。正確には嬉しいけど異議を申し立てたい。なぜ牛肉、豚肉等は取り上げられるのに魚肉はこの流れに乗れないのか。お魚が安く食べれないのは納得いかない」 「肉の日でまで魚を食べさせようとするのはやめてくれちーちゃん、俺の塩分摂取量が死ぬ。――いやまぁ、ほら魚は魚で魚の日ってある……あるだろ?」 「3月7日がそうと言われてる。でも肉の日は毎月ある。不公平!」 「まぁそれはそうかもしれん」 「なのでおうちに帰ったらちーお手製の焼き魚があなたを待ってる」 「肉の日くらい魚から離れない!?」 「それはつまり、別れ話……?」 「そこまで!?」 「冗談。でも安心して欲しい、私は貴方が作ってくれる料理大好きだから」 「……都合よく魚料理以外作らされてる気しかしないそぞ?」 「嫌?」 「……千羽鶴が喜んでくれるし、嫌じゃない」 「ならちーはお魚をこれからも頑張る。貴方はそれ以外を頑張る。完璧」 「そうかな、そうかな……」
「お帰りなさいダーリン!私にする?私にする?それともあ・や・み?」 「え、えっとー…お腹すいたかな…?」 セクシーポーズにきわどい水着姿のアーヤはそのまま玄関先で停止する。 「あのね、綾ちゃん、とりあえず中はいろ?その、見られると、ちょっとあれだしね?」 いかれた姉に常識的な言葉をかけられてしまった。 愛し野「」ottoを迎え入れて今日は暑い夜を過ごす予定だったというのに。というわけで水着のままリビングで膝をつくアーヤがエリカに尋ねる。 「ところで…今日はどうしたの…?」 「うん、あのね、「」otさん今日は遅くなるから綾ちゃんにたまたま変えた大人気スイーツ渡してくれって…ほらこれ。冷蔵庫入れておくね?」 「…………」 「えっとね綾ちゃん?」 「……」 「一緒にお風呂入る?」 「入らないわよ!!」 今日一番の怒声が部屋を振るわせるのであった。
目が覚めると私こと逢瀬千羽鶴はこけしになっていた。意味が分からないと思うかしら?私も意味が分からない。 まぁココロゲートで起きることだし何の不思議もないと自分を納得させつついるところで気づく。私は百鶴に見つめられていることに。 「……■■野郎はこれぐらいになるのでしょうか」 さすがに過大評価しすぎでしょう。そもそも男性の…がそんなに大きかったら、仮にもしも私にインサートしたら壊れてしまうではないか。百鶴と言えど所詮私。夢見がちなものね。 そんなこけしになった私の思考を読んだのか、むんずとわたしを掴んだ百鶴はこともあろうにその大きな胸にわたしを挟んでしまった。 「こうすると気持ちいいんですかね?」 ぐにぐにと遠慮なく暴力的な肉でわたしを挟むエロ鶴。待ちなさい辞めなさい元上司で一人遊びするんじゃない頭をなめるな!! 「なんて、さすがに寂しすぎますね」 ぽいと投げられた衝撃でこけしから魂の抜けるわたし。 現実に戻った私はまず髪を洗うことにするのだった。
ええと…またというかなんというか…はいまたこけしですよ私こと逢瀬千羽鶴は。 さて今回のお相手は…國政綾水の司書…エ…白烏の方…?白烏だけは絶対にひどいことになりそうだから嫌だったのに……まぁ世の中得てしてそういうものね。 「こ…これは!?「」ot…見損なったわ…私にこんなおもちゃを与えてどうするつもりなの!?」 ……なんか始まった 「自分で腰を下ろせですって?そんな…まだ私初めてだってささげられてな…なんでもないわよ!!!!くっ…卑劣ね……人質を使おうだなんて……私は貴方を軽蔑するわ……!!」 いやノリノリですね。……今なんて? ふと私(こけし)に影が差す。 待ちなさいいくらなんでもそれは…やだやだちー姉の友人の産道通りたくな…! 「白烏!?何やってるの!!」 スパコーンとエヴェレットに弾き飛ばされた衝撃でこけしから私の魂は抜けた。 目の覚めた私は自分の身体を抱きしめて泣くことしかできなかった。
目が覚めると私はこけしになっていた。今度はガブリエラ・ロタルィンスカのココロゲート…既になれつつある自分が嫌だ。 いえ、よく考えるのよ逢瀬千羽鶴…ガブリエラはこけし好き…こけしに無体なことはしないだろう。問題はマルザンナかリヴォルカかだけ…… 「おや、こんなところにいい的があるじゃないか」 最悪だ。 マークスマン…既に銃を構えている。ちょっとエッチな目に遭うだけならどれだけよかっただろう。いや、トライナリーの司書のこけしに対する性欲の発露を見せつけられることと並べたらどちらがましなのか。 何より撃たれるのは経験もあるし、あだめだやっぱりこわい。 眼前に迫る銃弾の衝撃波を身体(こけし)に受けながらスローモーションになる意識世界でわたしは…… 翌日は頭痛に苛まれるのだった。
はぁ…またなのね……。もう4度目だ。 きっと私はトライナリー全員のココロゲートでこけしの状態で放置されるはめになるのだろう。 私がいったい何をしたというの……色々したかも。後悔はないけど。 そんなこんなで私こと逢瀬千羽鶴は四十九夜に見つめられていた。 こけしも広義で言えば日本人形。どんなことをされるのか恐怖におののいていたのだが……。 「なごちゃん…そう、なごちゃん。私の抱いていたイメージやセルフクランになっていたなごちゃんとは結局全然違ったね」 指先で私(こけし)の頭を撫でる四十九夜。彼女はこけしをそっと手で包むと、机に突っ伏す。 「うちも、このままじゃいられないのかもな……」 自身の存在を揺るがされつつある司書の葛藤を見てしまった。 目が覚め元の身体の私は、手を開いては握る。原初のつばめとほぼ同じ姿の私。 今となっては別の存在だけど、私はこれから私自身の形になっていくのかもしれないと、つばめの後ろ姿をみながら思うのだった。
ついにきたわね…跳躍兎のココロゲートinこけし……。 終わりが近づいてきた(本当にこれで最後だといいのだけど)安堵感と、よりによって一番エキセントリックなぴょんこと月神楽のいるココロゲートに来てしまった私こと逢瀬千羽鶴(こけし)は来るべきラスボスに向けて身構える…といっても体は動かせないけど。 「これは…あのときのこけし…?」 「うそ…でしょ……?また私を辱しめようというの?」ゾクゾク 待って 「ぴょーん!月ちゃんのエロアイテム発見!!」 待ってよ……お願いだから待って……!! 「「「…………」」」 ボスラッシュだなんて私聞いてない。 不条理の幕引きを目前に、私はあのどこまでも広がる、あの、理想に向かって蒸着されたフェノメノンの空を思い出すのだった。
「やっぱり、濃い味付けにビールはいいわね」 小夜が塩気の強い焼き鳥を咀嚼しながらビールを呷る。 大ジョッキはみるみるうちに干されおかわりと追加の焼き鳥を注文する小夜。 彼女は焼き鳥の注文の際兎に角大量に頼む。細かく注文すると管理も面倒だし焼く人も休憩できないし何より足りないのだと。 なるほどねと思いながらも二人でとりあえずもも胸十本ずつみたいな大味な注文をする美人な大学生と言うものは割りと異様だろう。 そもそも目がいたくなるほど煙がもうもうと立ち込める男がほとんどの客層の焼き鳥屋では目立つ目立つ。 「何?幻滅した?もう知ってるでしょ、私食べるの好きなのよ。おしゃれな店しかいかない訳じゃないの」 いや、知ってるけどさと何度目かわからない乾杯をする。乾杯は何度してもいいものだ。 小夜と俺は話の脈絡もなく日常のあれこれやらなにやらを間断なくつらつらと話しながら焼き鳥とビールに下鼓を打ち、健康もクソもなく塩キャベツを頼んではそれいいねと暴飲暴食の限りを尽くし、ほろ酔いで店を出る。 「……飲み足りなくない?」 「でも時間がな…」 じゃあと近所の酒屋で缶ビールやチューハイ、乾きものを買い漁りアーヤの自宅に二人は突撃するのだった。
私は普通にみやびとイチャイチャしたいだけなのですがみやびが全然肉体的接触をはからせてくれません 別にエッチなことをしたいというでなく単に手を繋ぎたい肩を抱きたい頭を撫でたい尻を触りたいなどのごくごく一般的な恋人同士のそれを実行したいだけなのです にもかかわらずみやびはその恐ろしく魅力的な男性としては惹かれずにいられない肢体をこれみよがしと曝け出しともすれば幸運助平が起こりうる起こり得ない距離感を常に保つのです 先日は強硬手段に訴え寝床にこっそり忍び込み枕元で寝顔を観察していましたが気づかれた時は目をパッチリと開けたままノーリアクションだったため合意とみなし布団に手を伸ばしましたがその場で意識が途絶えました 一体どうすればい良いのでしょうか
「身体が…」 「入れ替わってるー!?」 また突拍子もないことをと肩をすくめるトライナリーの面々だったが当事者同士はそれどころではない。 さてどうしたものかと首をひねるも、目が覚めたら入れ替わっていたのだから原因の探りようもない。 逢瀬つばめと逢瀬千羽鶴が入れ替わってしまったというこの状況にキャパシティの低いガブリエラから音を上げた。 「というか結託していたずらしてるだけなんじゃないの?」 「違うよぉ~…」 「いたずらだったらよかったんだけどね…まぁ元は私の身体だし、ちーは困らない」 ああそうだったね千羽鶴ってこういう奴だったわ。
その頃…フランス、エリゼ宮殿にて……
(やられた) スワロー大統領は公務に追われていた。 次々と舞い込む事務仕事に秒刻みのスケジュールと淡々とこなしていく彼女。 しかしそんな彼女にも今日は余裕がなかった。なぜならそれは…… (原初の私…その姿をとっている私というのも因果なものだけどまさかここまで忙しくしていたとは……日本にいるはずのちーのぷりちーなボディが心配…ちーなだけに…) そう、スワロー大統領に入っているのは逢瀬千羽鶴。 とどのつまり逢瀬つばめと逢瀬千羽鶴の入れ替わりではなく、スワロー大統領、逢瀬つばめ、逢瀬千羽鶴の三人での入れ替わりだったというわけだ。 「それにしても、本当に忙しいわね…」 「申し訳ありません…もうすぐリフレッシュタイムですので……」 執事がそう言う。 リフレッシュタイム?大統領ともなればとんでもないものが来るに違いない …もう少しぐらい付き合ってあげましょう。
「準備ができました」 「待ちわびたわ」 執事が持ってきたものに目を疑う。 それはとんでもなく精巧に作られた男性の右腕……を模した義手だった。 「ミギウデ?氏の右腕Ver345にございます。それでは早速頭を撫でますので屈んでください」 え…?は…?なんなの?これは…気持ち悪い!なんか生暖かい!! 「いつもより反応が良い…お気に召されましたか?それでは今日の夜もお試しください」 「夜?何のこと?」 「お戯れを…その…大統領は愛しのお方の右腕を完全再現し夜の供とすることを日課にされていたではありませんか」 逢瀬千羽鶴は原初の自分の性癖を他人から聞かされ心が折れそうだった。 元に戻れなんて言わない。ただただ自分の記憶を消し去りたい。 今の千羽鶴の心にはそれ一つしかなかったのだった。
あぁポッキースカートに落としたから直接的なお誘いだと思ったのか えっとその…頬にキスされたと勘違いして慌てて咥えてたポッキーを落としたって話で…その…(発症) ゎたしの頭はドピンクの変態だょ…(発症) なんで二人そろって発症してんだょ…
あぁポッキースカートに落としたから直接的なお誘いだと思ったのか
えっとその…頬にキスされたと勘違いして慌てて咥えてたポッキーを落としたって話で…その…(発症)
ゎたしの頭はドピンクの変態だょ…(発症)
なんで二人そろって発症してんだょ…
今日はグリコのポッキーGを紹介するわvvv 細目で固いのが特徴ね!コンビニで150円前後で買えるわ。 来なさい「」ルザンナ。 そう、はいこれ、咥えて? 一本の重量は…図る必要はないわね。日本製のお菓子で棒状の細いビスケットにチョコレートをコーティングしているの。 持ち手の部分だけかけていないから手が汚れないのが長所ね。ポッキーは口を離すと自重で落下するわ。 それじゃあ早速試してみましょ。ポッキーゲーム。 一人が咥えたポッキーを固定して反対側からもう一人が食べ進めていくゲームで、途中で折れたり恥ずかしさから顔を離したら失敗。 始めるわね!んっ、んむむぐ、…………っ!!こらっ!!逃げるな「」ルザンナ!!
風呂上がり椅子に座るとふと自分の胸が目についた 昨夜の事を思いだし赤面しながらなんとなく指先でつついてみる。 無駄に柔らかく包み込むような感触。 無駄な脂肪の塊だと言う認識は未だに変わらない。変わらないが 「昨日はここに挟んだんよね…」 「」棒にとってはそうではないらしく挟んだだけじゃなくて揉まれたり吸われたり舐めたりもした。 なんとなく机にあったペンを挟んでみる。 昨夜のそれと同じように胸に挟まれペンは埋もれたが太さは勿論固さも熱も脈動も何もかもが昨夜のそれとは違う。 なのに何故か昨夜の情事を思い出してしまう。 じわりと胸の谷間に向かって汗が垂れる。 胸を左右から押さえ込み上下に動かす。谷間から飛び出すペンの頭を舐める。 もう片手をゆっくりとしかし確実にしなやかな脚の間にあてがいーーー 「みやびー?」 寸前でそんな「」棒の声が聞こえて正気に戻る うちはここまで変態だったのか。否「」棒が変態なせいぞね そんな事を考えながらみやびは愛しの夫の元へ向かった
ミスで一つ他所行っちゃったみたいだから回収して再配達しますとか言ってたのに未だにアーヤだけ来なぃょ…
「アーヤの目覚まし時計だけ回収再送が必要だって!?」 そんな話が國政綾水のココロゲート内を駆け巡る。本人の動揺がココロのなかにも波紋を起こし、エヴェレットも落ち着かない様子だ。あの水鏡の巫女ですら動揺を隠せていなかった。 「白烏は、どうせ喜んでいるんでしょう?」 所在なさげにエヴェレットが言うと、彼女の予想に反した反応が返ってくる。 「私は、残念だと思う…確かにあのちょっと浮かれた感じの音声を「」otに聞かれるんだと思うとうわぁゾクゾクするって思うけど、届かないのはさすがにだめよ論外よ」 だって、すきなひとへの贈り物が届かないなんて、悲しすぎるわ。 どうにか届いてくれるといいんだけど…… そんないつになく殊勝な白烏を見て、エヴェレットは同じ人を好きになった自分だと言うことを思いだし、ココロのなかで小さく謝った。 「届くといいわね」 「絶対、届くわよ」 司書の意見の一致にセルフクランである水鏡の巫女も平静を取り戻す。その祈りは本人が眠りについても途絶えることはないのだった。
後日談 配送中行方不明になってたアーヤの目覚ましがやっと届いたょ! けど電池が悪いのか細切れのラップみたいな感じで音声再生されるから明日新しいのと交換して駄目だったらガストちゃんにお手紙かな…
ごめん笑った
「あ、あのぉ~」 つばめが肩越しに振り向き、恥ずかしげに声をあげる。 「さ、触り方…その、え、えっちじゃない……?」 つばめの胸を掬い上げるようにタオルをあて、揉みしだくように拭いていると首まで赤くした彼女は勇気を出して抗議の声をあげた。 しかし、つばめの胸の下もちゃんと拭かないと蒸れちゃうよ、という言葉に丸め込まれたつばめは、そっか、そうだよねと胸への刺激を受け入れる。 案外大きなその乳房を揉み上げ、頂点から潰すようにこねられると彼女はつい声をあげてしまう。 下心から胸を重点的に拭いていた「」otは当然興奮しており、片手でつばめの胸を堪能しながらもう一方の手は、太ももへ、その付け根へと導かれていくのだった。
なぜなにトライナリー!!はじまるょ!! 皆さんこんばんは!國政領火です。 今日はあやみんロボの話かな? えっと、タンクブレードとか軽逆ムラクモとか好き勝手言われちゃってるね…わたしとしてはやっぱり武器も大事だと思うけどジェネレータに注目したいかなって思うな… やっぱり大出力ジェネに最高速ブーストを積む!話ってそれからだと思わない? 足はもちろん軽二ね。重量過多になる?武器を減らせばいいよね? 武器腕でもいいけど……とにかく綾ちゃんは速度をあげるのがロマンだと思うの!!
「それでそのハコの責任者ったらね!搬入も自分でやれって…聞いてるの?」 神楽が景気よくお酒を飲みながら感情を爆発させる。 ほいほいと聞き流すと怒られなるほどと首肯するとよく考えずに同意するのやめてと怒られる。 しかしペースが早い。最近のみ始めたばかりだというのにもうこんなに飲めるのかと感心してしまう。 しかし時間的にもそろそろだし、続きは帰ってからにしようと思いトイレに行く振りをして会計を済ませ席に戻り、神楽にそろそろ行くよ、と伝えると、神楽はぼんやりとした表情で答えた。 「あのね、あなた。……立てない♥」 サワーやカクテル、梅酒をジュースのように飲んでいた神楽は、足に来ていた。 会計を済ませておいてよかった…肩を貸しながら店を出てタクシーを捕まえるまで、彼女は上機嫌に笑っていたのだった。 「あははー!ついたー♪」 電気をつける余裕もなく勝手知ったる神楽の部屋のベッドに彼女を下ろす。 仰向けにごろんと転がった神楽は目を閉じてむにゃむにゃと何かしら言っている。 しかしこんな無茶な飲み方を続けるようなら心配だな…と神楽の前髪を撫でながら考える。 「神楽…当面俺以外の人と飲むの禁止ね」 「うん、わかった」 まさかの返事に面食らうと、額に珠のような汗を浮かべた神楽が、彼女の髪をすいていた手を掴んでいる。 「いいのか?」 「あなた以外の男の人となんて飲まないわよ。つばめたちは別、だけどね?」 頬に掴んだ手を持っていき、撫でて撫でてと顔を擦り付ける神楽。 かわいらしいその動きに、顔を近づけていくと、神楽は何かを言い出す。 耳を近づけてみた。 「お…おしっこ行きたい……」 うわーっ!! ムードもへったくれもなくトイレに神楽を引きずっていく「」ot。 神楽は慌てる彼を見て、いたずらっぽく笑うのだった。
「はいかんぱーい」 適当な乾杯から始まった小夜との飲み会。 とりあえずテーブルに乗りきるかどうかという量を注文し、瓶ビールを互いに注ぎながらだらだらと食べ続けるのが飲み会の通例だった。 食べ物も飲み物もとりあえず注文は二つずつ。 目の前にあるものをガンガン食べ進めながら駄弁る。愚痴だろうとちょっと面白かったことだろうと残ることもなく口からで任せて聞いてるのか聞いていないのかわからない適当な相づちで流れていく。 そんなのがたまらなく楽で楽しいのだ。 「それでこの前なんてまた親が結婚どうのこうのーってさぁ」 「そんな年で?早くない?」 「なんでそこ拾うかな。流して流して」 「だってなぁ…いい人もいないのにいだいいだい…」 「誰のせいだと思ってんのよあんたがよく話しかけてくるから回りの人みーんな気を使ってるんじゃない」 「え…うそ……」 「ほんと」 「」otの顔が蒼白になった。 「もう誘わない方がいい?」 「それはそれ、これはこれ」 うまく流れきらないまま、飲み会は続くのだった。
「夏期休暇?バイトバイトで大忙しだったわよ。帰省もあったしね」 ブクブクとジュースに息を吹き込みながら項垂れる小夜。 あーあ出会いのひとつでもあればな~なんて言ってはいるが最終日に「」otなんかと食事をしようなどと出掛けるぐらいだまだまだ春は遠いだろう。 しかしどう見てもモテそうだというのに小夜がいまだに男日照りなのは納得がいかない。 声かけられたりサークル勧誘とかあるんじゃないのと尋ねると、無言で指を指してくる。 部外者はともかく「」otやアーヤの世話係だと思われているのだとか。それは気の毒な話だ。 「なんで他人事なのよ…」 小夜の視線を斜めに弾いて誤魔化す。とはいえ本気でそんな扱いになっているのなら少し気を使った方がいいのだろうかと考え、確認してみる。 「関係ないわよそんなの。そんなことのために今仲のいい友人を遠ざけるなんてそっちの方があり得ないわよ」 タッチパネルで今度はサワーと食事の追加注文をした小夜が不機嫌な表情になる。 「もう身近で楽で、いい感じの出会いがないかなーってね、思うわけ」 冗談めかす小夜にそんな都合のいい話があるかよわははと笑うと、彼女は脛を強めに蹴ってくるのだった。
「あなたー?」 神楽が珍妙な出で立ちで出迎えにきた。 慌てて後ろ手に玄関のドアを閉め、神楽の服装を再度あらためる。 どう見ても、バニーだった。 黒のエナメルの布地と網タイツが神楽の白い肌を引き立たせ、白のカフスはワンポイントでアクセントになっている。とりわけウサミミのクオリティは目を見張るものがあり、強いインパクトを放っている。 さらに特筆すべきは神楽の体型であろう。彼女の胸元は、押さえつける肉もなく、かといってブカブカというわけでもなく、住みたい隙間をバッチリの脳裏に焼き付けてくる。大きく空いた背中は髪に隠れて見えないが、彼女が大袈裟にくるりと回転して覗いたきれいな背中は思わず前屈みになってしまうほどだった。 「ちょっとー?おーいきこえてるー?お嫁さんがこんな格好なのになにもいってくれないんですかー??」 ふと我に帰り、鞄を取り落とした。 そのままの勢いで神楽を壁に押し付けて襲いかかると、彼女は成功ぴょんと舌を出し、片目を閉じた。
「まさか神楽の胸が揺れる日がくるなんて…」 神楽の交差した両腕から、豊かな双丘が零れている。 動くたびに揺れる胸を見て、俺の股間が屹立するのを感じる。単純な数値で比べればみやびやエリカさんより上だろう。 「これも全部、エリカさんからこっそり借りた薬のおかげだな!」 「……わけないでしょ」 「え?」 俯く神楽に近づくと、親の仇を見るような目つきで睨めつけてきた。 「こんなぽっちゃりした身体がいいわけないでしょーー!」 神楽の身体はいい具合にぽっちゃり化していた。 普段の腰回りから想像がでしないくらいお腹にぜい肉がつき、太ももや二の腕もむちむちと波打っている。俺も一緒に飲んだから立派なおデブカップルだ。 「や、やったな神楽!巨乳になれて!」 「ぶち○しますよ?」 神楽の顔はまんまるだがその瞳は殺意に溢れている。俺は全力で謝った。元に戻る薬を見つけたの十分後のことだった。
『……ヤチャン、ぁ……ちゃ、ん……』 降りしきる雨の中、聞き慣れた合成音声だけが虚しく木霊する。 その声を誰かが耳にすることはもうないだろう。 「お前が悪いんだ……。お前がいると俺の居場所がなくなるんだ」 震える声で吐き捨て、男は手にした凶器を握りしめる。 本来ならただの人間が勝てる相手ではなかったが、蜘蛛に猫の頭をつけたような機械を油断させ不意打ちするだけの信頼は得ていた。 開発者や愛する女性の目がないときに、路地裏へ呼び出し背後から。思ったより首尾よくいったことに男は驚いている。 「……わかってたんだよ」 噛みしめた唇から玉のような鮮血が零れ落ちる。 「そっけない態度を取っていても、彼女の心がだんだん俺からお前へ移り変わっていくのを。けどそれも今日で終わりだ」 そう言って男は口角を吊り上げ笑い狂う。 このまま知らぬフリをしてやり過ごせば全て元通りになると確信して。 だが、下手人は気づいていなかった。 傘もささずに出ていく男の姿を見咎め、追いかけてきた女性のことを。そして男の凶行を見ていたことを。 「どうしてあなたが……」 「……アーヤ」 黒髪の女性――綾水は手に持っていた傘、自分のものと二人分の閉じた傘を地面に落とし、呆然と路地裏を見つめていた。
視線の先にあったのは瞳を濡らした「」otと残骸になったにゃボットの姿だった。
「年次報告、なんてタイトルがついたらちょっとお堅い感じがするよね?そう思わない?」 神楽の声が後ろから聞こえる。バイノーラルと銘打った彼女の声は本当にすぐそばにいるように感じられる。 「さて、本題に…これもお堅い…うーん…じゃあ、あなただけに、ぴょんこの秘密、教えちゃいますね?」 左耳をくすぐる吐息、声。愛している彼女の声に興奮してしまっていることが本人に知れたらどうなってしまうのだろうか。 「一週間前。あなたは嫌がる私を後ろから抱き締めて、ろくに濡らして準備もしていないここにね?指を沈めたの。そう、考えながら、自分で自分を慰めたの」 衣擦れの音がやけにうるさい。囁くような声が熱を帯びる。 「こんな風に、ね。んっ…いた…っ…だめ、「」ot……今はダメだって…やっ…」 なにかをしゃぶる音。唾液が絡み、くちゅ、とおとをたてる。 「ねぇ、あなたのモノってどんな大きさなの?自分の指を舐めててもわかんないよ… んちゅ…はぁ、あなたの指って私の指よりも太いの、今、二本挿入れてるよ…っ? あは、はぁ……聞こえる?くちゅくちゅ~ってね?今あなたに後ろから無理矢理手でね、されてるって思ってしてる…っ……!!」 今自分は、何を聞いているのだろうか。耳元にこびりつく神楽の嬌声。 思わずズボンを下ろしていた。それを見計らったように声が響く。 「あなたも、一人エッチする?男の子?だもんね。私の声で、エッチなことできる?して欲しい。 ううん、私以外でしたらだめ。想像するだけで、殺したくなるから。 だからね?今日はたっ……くさん報告するから、私で、私だけで気持ちよくなってね……?」 「その前はね、お風呂で浴槽に浸かりながらゆっくりされるの。 あなたは焦らすように体育座りに座った私の太ももをゆっくり撫でて…んっ…こうやって胸も寄せて、揉もうとしてきて…指先で乳首をこねるの……。 んうっ、やっ…はぁ…はぁ…私が敏感になってて、ちょっと待ってっていっても意地悪なあなたは私の反応に喜んでもっとエスカレートして……」 いつの間にか風呂場のように反響する神楽の声が、感覚を狂わせる。 まるで湯気に包まれているような気分で、抱き締めた布団が本当に神楽のように思えてくる。 「だめ、お湯入っちゃう…からっ……!!本当にだめだってば…きゃっ!!」 圧し殺して我慢する声。しばらく無音になったと思えば、荒い吐息が耳をくすぐる。 これはまずい。 本当にまずい。 戻ってこられなくなる。 そんな恐怖感も覚えながら「」otは神楽とひとつになった。
8月24日分まで更新