怪文書4 のバックアップ差分(No.2)

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#region("送り狼")
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誰かに尾行されている事に自分が気付いたのは偶然だった
昼間の林を散歩していると背後から物音が聞こえたので振り向くと同時に何かが逃げていったのだ
まだこれだけなら単なる偶然とも思えたがその何者かはその後も幾度もこちらの後をつけ時には家の近くにまでついて来ることさえあった
魔女のアーヤから貰った薬草を庭に埋めている事とそれを毎日食べているお陰かそれ以上近寄られた事こそ無いが不気味なことには変わらない
新しい薬草の苗を貰おうとアーヤの家に足を運ぶ途中に出会った狼女のつばめに約束のお菓子を渡しながらそんな事を話す
その話を聞いたつばめは少し悩んでから名案を思い付いたとばかりにある提案をした
「うーんと…なら私が見張ろうか?私も「」otさんの事心配だし暇だから気にしないでいいよ?」
そこにつばめは困ったように頬を掻きながら条件を付け加えた
「代わりに今日からここに泊まって欲しいんだ…その方が私も動きやすいし体からする分はまだ我慢できるんだけど貴方のお家の魔物避けの薬草の臭いはちょっと濃すぎてね…」 
その言葉に少なからず動揺する
つばめとは仲は良いがそこまでの間柄ではない
力の差は言うまでもないがそれでも男の自分と寝泊まりする事に抵抗はないのだろうか
そのことを問うとつばめは無邪気に笑いながら
「「」otさんは優しいし酷いことしないでしょ?」
その信頼が重い…
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そしてそれから一週間が経ちやがて一ヶ月そして数ヶ月と時が過ぎていった
結論からいうと件の何者かはあれ以降姿を見せることはなかった
つばめとは同じような生活で過ごしているだけあって毎日顔を合わせて共に食事をしながら会話を弾ませたし森の中を何度も二人で散歩した
魔物な事は問題にはならないし外見は可愛らしい少女であり甲斐甲斐しく世話まで焼いてくれるのだから好意を抱くのに時間はかからなかったしそれは彼女も同じだった
好きだと告げた時に涙を浮かべながら頷き微笑んだ彼女の顔はずっと忘れらないだろう
膝の上の頭を撫でながら告白した時のつばめが可愛かったことを告げると頬を染めながらそっぽを向かれてしまった
彼女の何もかもが愛おしい
たまらず抱き寄せるとつばめは安心したように額をこちらの胸に預けた
しばらくそうしていると不意につばめは顔を上げてこう言った
「すっかり薬草の匂いも抜けた「」otさんにいいこと教えてあげるね?」 
そして満面の笑みで押し倒すように首に抱きつくと囁くように告げた
「狼はね…狙った獲物を絶対に逃がさないんだよ?」
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#region("ハロウィントライナリー+α")
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「ねえ「」ottoさん…魔女だから謎の鍋ってちょっと安直過ぎない…?」
というか、私の鍋をなんだと思ってるのよとジト目になるアーヤ。ちょっとまずいかなと思い、ハロウィンでもアーヤの鍋が食べたくてさというとあっさりと上機嫌に戻るアーヤ。まるで歩く地雷原だな…。
アーヤは黒いローブに身を纏いハロウィンの仮装としているが、出かけるわけでもなく俺のリクエストに答えてくれていた。
「うーん…ハロウィンらしくかぼちゃを使おうと思ったのにこれじゃあ普通にかぼちゃの煮物よねぇ?」
……大丈夫だよな?アーヤはいろいろ試すがやばいものが出てきたことってないしまぁうん、結果がどうあれ全部食べるぞ…
アーヤは俺の悲壮な決意など知らず、鼻歌を歌いながら調味料を少しずつ加えて味を調整している。
その後ろ姿はまさに魔女のようだった。
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「えい」
後ろから頬を挟まれると冷たい感触につい悲鳴を上げてしまう。そんな俺の姿を見たガブリエラはケラケラと笑うと何よその反応!女の子みたい!とお腹を抱えている。
彼女は白い着物に身を包んでおり、雪女に扮しているようだった。
「待ったかしら?」
いや、全然というといいお返事ねと笑う。しかしなんでまたそんなに手が冷たいのかと聞くと、そういえば和服一枚だったな…会場までは時間があるしと上着を貸すと、ガブリエラは頬を赤らめて気が利くじゃない。なんて言う。
黙って手を出してきたので俺は苦笑して、その手を握ってポケットに入れ、温めた。
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「がぶ」
布団で寝ていると、掛け布団から出ていた腕を何者に噛まれた…というか何やってるのみやび。
「見てわからんか、吸血鬼ぞね」
そこには紺色の吸血鬼のような…ボンテージ?を着たトチ狂ったのかと思うほどえっろいみやびがいた。
胸の北半球が目に毒すぎる…
「今日ははろういんやき、おんしの血を吸いに来たきゅうけつー」
何その語尾…
頭をボリボリと書きながら起き上がると、みやびの肌にはよく見るとじっとりと汗が浮かんでいた。というかこの部屋暑い!!
「あーつーくーなーいー!この格好だと寒いぐらいちや。だからほら、布団に入れるぞね」
出かけないの…?
「この格好で外に出る気が?ありえん。今日はこの服で日光に当たらないように過ごす」
んー…まあいいかとみやび…いや吸血鬼を布団に招き入れると、その抱きまくらを抱いて寝ることにした。
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『キョキョキョキョキョキョ!!!!』
突然聞こえた謎の声に驚いて振り向くと、そこにはかぼちゃのおばけがいた。え?なになに…こわいんだけど!?
そのかぼちゃのおばけは動くたびにぼんやりした目がギョロギョロと動き、やたらコミカルな動きをしている。逃げようと身構えるとあっさりと腕を捕まえる。
「ちょっと!!感想も言わずにどこ行くつもり!?」
その声は…神楽?
そう。かぼちゃおばけの正体はハロウィンデートの待ち合わせにややしばらく遅れてきたジャックオーランタンに扮した神楽その人だった。
「変装なしだとまずいと思って仮装したら思った以上に手間取っちゃって…ごめんね?」
頭の被り物を外した神楽にしばし見惚れる。思えば、怖いのは被り物だけで、服は少しパンクチックなデザインを混ぜたハロウィンに馴染む少しだけ露出の多い衣装で、顔にはかぼちゃを書いたかわいいメイクをしている。
「かわいい…」
思わず声に出てしまった賛辞を聞いた神楽はニンマリと笑うと腕に抱きついてきた。
「でしょでしょ!ほら今日も残り少ないんだから早く行くぴょん!」
俺と神楽のハロウィンデートが始まったのだった。
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「ろーそくだーせーだーせーだーせーよー!だーさーないとーひっかくぞー!おーまーけーにーかみつくぞー!」
提灯を持った千羽鶴が部屋の前で歌っていたのでドアを開けるとふんすと誇らしげな顔をする。
「どう「」ot!私も勉強したのよ。これがハロウィンよね!!」
……うーん?ハロウィン…かなあ?
取り敢えず地元でやっていたのと同じようにロウソクを渡してみると、千羽鶴は案の定頭にハテナを浮かべる。
「よくわからないわ。どうしてろうそくをもらいに近所を訪ねるのかしら…」
「本来はお菓子を渡すんだけど流石に伝わらないか…ちなみにこれローソク貰いだから東京じゃ伝わらないよ…」
嘘でしょ!?と驚愕の顔をする千羽鶴。うーん…ネットで調べたにしてもなんでこっちが先に出てくるかなぁ…不思議だ…どんな検索の仕方したんだろ…
自分の失敗に気づき頭を抱える千羽鶴を家に上げると、千羽鶴は照れ隠しにお菓子を要求した。
千羽鶴用のお菓子を渡すと引っかかれることも噛まれることもなかった。
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「ハッピーハロウィーン!!」
どたぷーんと胸を揺らしながらいかにもな格好で部屋から出てきたエリカに面食らう。
今日デートに誘ったのは確かだったがまさかエリカが自分から仮装して出かけようとするなんて…取り敢えずと部屋に上がらせてもらうと彼女は目を覆いたくなるほどスケベだった。北半球が見えている胸はもちろん短いスカートに乗っかるおにく……。これでは街行く子供が精通してしまう……。
「エリカさん…着替えないと今日のデート無しね」
なんで!?と驚愕した顔になるとエリカはがっくりと肩を落とした。やっぱりきつかったのかなぁ…お腹もたしかにね?すこーしだけね?おやいやと際限なく凹んでいく。かわい…じゃなかった流石に言い方がまずかったかな…
「今日はエッチな格好したエリカさんと部屋でいちゃいちゃしたいな…」
そう取り繕うとエリカはぱぁっと明るい顔になる。自分でもそのまま外に出るのは少し躊躇いがあったのか喜んでその提案に乗った。
まぁ、いじめることに変わりはないけれど。
エリカの少しだけだらしのないお腹をぷにぷにと触ると、そのままソファーになだれ込んだ。
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「ろーそくだーせーだーせーだーせーよー!だーさーないとーひっかくぞー!おーまーけーにーかっちゃくぞー!」
千羽鶴とハロウィンっぽく部屋を飾り付けてパーティーらしきことをしていると外からそんな声が聞こえる。えー…なんで行動パターン一緒なの…
玄関を開けるとそこにはやはり提灯を持った原初がいた。
「何をしているの?原初の私。それは北海道の習わしでしかも七夕に行われるものよ?調査が甘いんじゃないだだたたた!「」otなにするの!?」
お前が言うなお前が!ほら原初キョトンとしてるだろ!?
「え?私何か間違えたの?え?「」otさん…?」
「あーえーっと、トリック・オア・トリートって言ってみ」
「??」
「いいから」
「とりっくおあとりーと?」
はいおかしね。と原初も部屋に入れる。原初を迎えて三人でハロウィンパーティーをすることになったのだった。
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「トリック・オア・トリート!!」
神楽の家に入るとミニスカ魔女姿の美佐子さんに出迎えられる。
はいとお菓子を渡すとなんと美佐子さんはそのままそのラッピングされたお菓子をそっとソファーに乗せ更にはいたずらだねーと言いながらこっちに向かってくるではないか。
後ろに回って抱きついてきた美佐子さんは俺の耳を甘く噛んでよいではないかよいではないかと股間を弄ってくる。何なのこの子持ち未亡人!?
「ちょっと!?やめて!!神楽!!神楽はどうしたんですか!?」
「部屋でまだ着替えてるんじゃない?」
何やってんの神楽!?早く助けて!!
ババーンとリビングの扉を開け放った神楽が可愛い小悪魔風の仮装で入ってくると、もつれ合う俺と美佐子さんを視界に入れた。
「何やってんの?」
神楽はブチ切れた。
美佐子さんを引き剥がしにかかるもいたずらするときの美佐子さんは妙に力が強く、三人でもみくちゃになっていると、下の階からドンドンと天井を叩く音が聞こえて三人して反省することとなったのだった。
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「トリック・オア・トリート♪」
酒の空き缶だらけの部屋に虚しく声が響く。その声の主は真幌さんその人であった。人一倍早く結婚を経験し、別れまで経験した彼女は職務上も早く責任ある役職についており、思えば行事などに参加することはあまりなかった。
「あいつらは気にしないだろうし誘ってくれたが、大人が入るのは流石にな…」
冗談で通販したハロウィン用の安っぽい衣装を着てため息をつくと、スマホに通知があることに気がつく。これは…「」ot?トライナリーとよく話している奴か。
《その服かわいいね》
《なんだお前は。なんの話だ》
《いや、ハロウィーンの話。今からでも参加してくればいいのに》
《からかっているのか?覗きは犯罪だぞ》
《トリック・オア・トリート》
《なんだ?》
《トリック・オア・トリート》
《だからなんのつもりなんだ》
いたずらにしてはたちが悪いなと思いながらスマホをベッドに放り投げるとインターホンの音。出ようとして自分の格好に気づいたが、鍵が開き、玄関が開く。
「トリック・オア・トリート!!」
そこにはトライナリーの面々がいた。
「ってまほさん!その格好!」
「やっぱり来て正解だったわねv」
「あの!みんなでお料理食べませんか?」
口々に話しかけられ連れ出される真幌。
スマートフォンには【端末操作:解錠】の文字が表示されていた。
真幌がその後どうしたかといえば、まぁ言うまでもないだろう。
彼女の部屋にはその後ぎこちない表情で写った、真幌を含めた集合写真が写真入れに入れて飾られている。
#endregion

#region("トライナリーの手料理を食べたかった")
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トライナリーのハロウィンパーティーにお呼ばれした
そこまで手の込んだ仮装はしないのが少し残念だが代わりに全員で料理を作っているらしい
みんなの手料理を食べられる機会を逃すわけにはいかないががっついてみんなに笑われないようにしよう
とみんなに挨拶しながら玄関先まで迎えに来たにゃぼにカバンとコートを預けつつ心に決めたはいいが全員手が込んでいるのが分かるしとても美味しそうだ
昔絵本で見て憧れてたのを作ってみたと言う神楽のかぼちゃのちぎりパンにはあまった皮でハロウィンらしいデコレーションが施されているし
ギャヴィのかぼちゃポタージュは隠し味だと言う蜂蜜と豆乳がかぼちゃの甘みを強調して体を芯から温めてくれた
おかずはみやびのかぼちゃコロッケとアーヤのかぼちゃグラタン
最初は甘いかぼちゃの煮付けやパイにしようかと思ったが他が甘いもの多目なので変更したとの事
甘いもの多いし箸休めには丁度えいやろ?とはみやびの弁である
デザートはつばめちゃんのかぼちゃのモンブラン風カップケーキに千羽鶴のかぼちゃディップ
カップケーキはよく刻んだ皮も混ぜ込まれたほろ苦さを感じる控えめな甘さ
ねっとりとした甘さのクリームをフルーツに付けるのもいいが神楽のパンにつけるとまた美味しかった
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…結局美味しい美味しい!とぱくぱく食べて全員から微笑ましい物を見る目で見られたのは仕方ないはずだ
「今日は何の日か…分かってますよねよね?」
食後片づけを手伝っていると冗談めかした感じで神楽が声をかけてくる
さぁ何の日だったかな?
そしらぬ顔でそう返すと
「それはですねー?せーのっ!」
「「「「「「トリックオアトリート!」」」」」」
全員が楽しそうに声をかけてくるがもちろんこちらもそれは分かっている
正直イタズラされるのにもたいへん興味はあるが涙を飲んで近所のケーキ屋で皆が好きそうなお菓子やケーキを買ってカバンの中に入れてあるのだ
そうカバンの中に…あれカバンは…?…カバン…にゃぼが持って行った!
「あれれー?まさかお菓子無いんですカー?」
硬直したこちらを見ていい笑顔の全員
これがにゃぼに何らかの指示をしていた結果なのか偶然なのかは分からないがどちらにせよにゃぼが…と素直に言っても言い訳にしか聞こえないし今から買いにいけるわけも無い
となればやることは一つだ
乾いた笑みで両手を上げて一言
お…お手柔らかに…
#endregion

#region("通りすがりのにゃボットがトライナリーの怪文書だ眼鏡が壊れた悲しみに耐えられないなら書くといいって言ってた")
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「あなた眼鏡してないけどコンタクトに変えたの?」
劇場で掃除の掃除を終わらせるとガブリエラがそう話しかけてきて理由を伝えると。
「眼鏡を寝ぼけて踏んづけて壊すって、大人なんだからしっかりしなさいよね。」
全く持って返す言葉もございません、そのせいで代えの眼鏡も持ってないから久しぶりに裸眼で生活をする事になったわけだし。
「あ、それならしばらくの間色々と不便何じゃない!?」
と、何だか少しにテンションが上がった用なカブリエラに、車なんかは運転しないし少し遠いところや小さい文字が見えにくいだからそれに幸い眼鏡は2日で直るし大丈夫だよと返すと、そっか……と少し残念そうに洩らす。
……あーでも眼鏡が無いまま生活するの久しぶりだしもしかすると皆に迷惑かけちゃうかもな。
「!?なら私が2日間色々手伝ってあげるわよ!!」
彼女自身もあまりに早く大きい声で反応してしまったのに慌てて、他の子に迷惑かけるわけにもいかないしね、と付け足した。
そんなガブリエラに微笑ましく思ってると目線で早く返事をしなさいよと促されたので、それじゃお願い出来るかなと頼むと、全く仕方ないわねーと呆れたように言うが嬉しそうな表情が隠して切れてないが言わぬが花だろう。
「それじゃあ、はい。」
とガブリエラが手を出す。
「ほら早く、階段なんかで躓いたら大変なんだからエスコートして上げる。」
そこまではしなくて大丈夫だけどと思うが、では宜しくお願いしますねお姫様、と出された手に手を重ねる。
「ええ宜しくてよ、けど眼鏡がなおったら今度は貴方が私をちゃんとエスコートすること、いい?」
そう言って自分の手を引くガブリエラと今度自分が彼女をどんなとこにエスコートするか考えながら歩き始めた。
#br
また他のトライナリーの皆がガブリエラと手を繋いでいるのを見て自分の面倒を見ようとし、ガブリエラが拗ねるのは少し後の話。
#endregion

#region("メガネトライナリー")
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「きゃっ!?」
椅子に座りかけた神楽が立ち上がって素っ頓狂な声を上げる。すると神楽が尻で踏んづけたハヅキルーペを持ち上げる。
「なにこのメガネ…?」
俺はそれを受け取ると答える。
「いいや、これはハヅキルーペ。神楽のおっきなおしりに踏まれても壊れないルーペだよ」
プラモ作るときに使うんだと補足する。
「いやあ探してたんだ。椅子の上だったとは…せっかくだし神楽の尻に踏まれたハヅキルーペかけてプラモでも作るか」
受け取ろうと掴んだハヅキルーペが俺の手に渡ることはない。神楽が力を入れて掴んでいるからだ。
「神楽…離して?」
「だ!れ!が!おっきい尻ですって!?言うにことかいて尻が大きい!?」
あ…これはまずい…
「大体ねー!「」otはデリカシーってものが……!!」
神楽のお説教をしばらく聞いて膝の上に座られ大きくないよね?ないでしょ!とぐりぐりと押し付けられながら、俺は今日はプラモは無理そうだなと思ったのだった。
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「ブルーライトカット眼鏡?」
訝しげな顔をするみやびに赤フレームの少しおしゃれなメガネを手渡す。
PCにかぶりつくのはともかくなんの対策もないのはなと思いプレゼントに用意したものだった。みやびはそれをかけると、こちらを見てよくわからんというが、すでにそんなことはどうでもよくレアなメガネみやびに胸キュンだった。鼻の下を伸ばしているとみやびは邪な心に気がついたのか顔を赤くする。
「あ…ありがとさん…でも「」棒の前ではかけん。な…なんかはずかしいちや…」
頬に手を当てて恥ずかしがるメガネみやびかわいい…やばい…
恥じらいメガネみやびをしばらく楽しんでいると、思ったより具合がいいのかみやびはまたPCにかぶりつきになったのだった。
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「こんにちはー「」ィル!」
元気よく部屋に入ってきたつばめを見て俺は吹き出した。いやだって…
「メガネが好きって聞いたからかけてきたょ!」
なんで鼻眼鏡なのつばめ!!
ドヤ顔のつばめを見て笑いがこらえきれない。ついゲラゲラ笑ってしまうとつばめは面白くなさそうな顔をする。
「ゎたしなにか間違えたかな…」
いや面白いから正解だわ。大正解。
取り敢えずざるを持たせてどじょう救いさせたい。つばめのファッションセンス以前に天然ボケなところが可愛くて仕方ない。
つばめの頭をワシャワシャと撫でると髪変になっちゃうょゃーめーてーとつばめはくねくねと抵抗した。
#endregion


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