ねぇ…「」otさん…わたしこうされるの好きだな…もっと撫でて…? つばめのおなかを撫でていると、くすぐったがっているような気持ちよがっているような何とも言えない反応を返すつばめだったが正直今俺はそれどころじゃないからだ。 ここは浜辺の日陰で、つばめは水着で…それもビキニを着ているものだからおなかを撫でるとなると当然彼女の素肌に触れるわけで…いやがおうにもつばめの体温を掌に感じてしまう。
上に手を伸ばせば健康的ながらも肉感的な胸が… もっと下には彼女の大切な部分が… そして今撫でている場所の底にはつばめが子を為す器官が… そんなことを考えているとつい撫でる手にも熱がこもってしまう。
それを感じたのかどうか…つばめの声が熱く、なまめかしさを帯びていっているように感じる。 こんななし崩しなんてよくないと思う反面、日ごろと違うシチュエーションの今しかチャンスはないとも思う。 そんな思考はすでに置き去りで、俺の手はすでにつばめの水着のアウトラインをそっとなぞっていた。
ひゃあぁ…むーっ…! つばめは自らの口をふさいで漏れ出る声を我慢しようとする。 そんないじらしい姿に興奮した俺はじらすようにつばめの肋骨、股関節とじらすようにそっと、軽くなでる。 そのたびにくすぐったさと快感のどっちつかずな感覚がつばめを翻弄し声を上げさせる。 ぎゅっとく引き結んだ唇の隙間から悩ましげな吐息が漏れ出すのは興奮するがどうしてそこまでして声を我慢するのか気になって聞いてみた。 すると、私の声は力が抜けるから…ぇーっと…ふんいき、壊したくないなって。とえへへとごまかすように笑うつばめを辛抱たまらずに強く抱きしめた。 というか、気にしてたんだな……。
肩にかぶせるように回していた手を彼女の細い腰に下ろす。 肩も、腕も、腰さえも男のそれとは作りが違う。 なんて華奢な体なんだろう。つばめと目を合わせると彼女の眼はうるんでいて、日ごろは鳴りを潜めている女の顔になっていた。
そっと唇を重ねるとつばめは一瞬体をこわばらせるものの、すぐに力を抜いてそれを受け入れた。それどころか控えめに舌を出してノックするように俺の唇に触れる。 つばめが見せた積極的な勇気を見て、こちらも舌を絡ませると、なんだか泣けるほどの幸福感に包まれしばらくつたないキスを続けた。 息が持たなくなり口を離すと、俺とつばめの口に混ざり合った糸の橋が架かり、名残を惜しむように断ち切れ、互いの口元を汚した。
少しだけ身体を離して、そっと胸に手をかぶせる。 あっ…とまた体をこわばらせるがまた脱力して受け入れる。思えばさっきからその繰り返しだ。
気弱な話だが、嫌だったら言ってねというと、つばめは少しだけ頬を膨らませる。 あのね、ゎたしだって、いつかはこういうことをすると思ってて…興味がないわけじゃないんだょと、自分だけが一つになりたいと思っているわけじゃないと伝えてくる。 安堵と、少しの申し訳なさをごまかすように指を動かし恐る恐るつばめの胸をもむと、十分なボリュームのあるその柔肉は形を変えて指先から熱と快感を強く感じさせた。 夢中になって揉み、水着の隙間から手をすべる子ませて直接触れると、「」otさん、胸、好きなんだと小さな子供をあやすかのような顔で語りかけてくるので、 どうにも恥ずかしくて、つい意地悪をしてしまう。水着をめくりあげて桜色の突起を吸い上げると突然の状況の変化に気持ちがついていかず、つばめはいつもの情けない悲鳴を上げた。
胸を好き放題吸っていた俺は我に返る。 つばめは羞恥と快感から涙を浮かべていてそれが嗜虐心の火種にさらに燃料を投下する。 顔を少しずつ下にずらしていき、腹、臍を下でなぞってはまた胸に戻り、少しずつ、核心に近づいていく。 つばめは先ほどからずっと放置されている秘所への疼きに急き立てられるように内ももをすり合わせるが一向にそこをいじってもらえる気配がないことにどんどんじれていき、 俺の太ももに股間を寄せて擦り付けてくる。そういった知識があるとは全然思えなかったのに、目の前のつばめは本能か、 それとも事前に勉強していたのか早く一つになりたいという気持ちを抑えきれずに持て余している。そんな姿に興奮して俺はついに意を決して、彼女の水着の下にそっと手を伸ばした。
初めては後ろからの方がいい、とか無い知恵を総動員するが、それらはつばめの「かぉ…見たいな」という言葉ですべて霧散した。 レジャーシートにつばめを仰向けに横たえると、愛液で用を為さなくなった水着の下を脱がせ、胸の部分はめくったままにしてつばめに覆いかぶさる。 改めてみるとつばめの身体は美しく、女性としてひどく魅力的だ。ひどくというのもおかしな表現かもしれないが、実際にやられた。 と思っているのだからそう見当外れでもないだろう。 そんなよそ事を考えながら暴発しないよう集中して事に当たる。つばめの驚くほどに濡れたそこに先端を押し当て、少し上下に動かして、 位置を確かめるように、間違えないように、慎重に狙いを決める。
「「」otさん…愛してる」
その言葉を聞いたとき、俺の中で、何かがはじけて初めてにもかかわらずつばめの膣内に自らのいきり立つ欲望を一気に突き入れてしまった。
ひゃあああああっ…っ……!!! 一気に貫かれたつばめは悲鳴を上げる。 無作法に割り入ってきた男の象徴に体内から押拡げられ、純潔を貫かれた痛みと圧迫感がつばめの脳内を揺らす。 やってしまった。ごめんと謝って腰を引こうとするがいつのまにか俺の手に指を絡めたつばめがそれを許してくれない。
「ゎたしが頑丈なの…しってるょね?もっと…最後まで…してください…」
掴んだ手を離さず、俺を引き倒してポロポロと涙をこぼしながらつばめがキスをしてくる。 とにかくこれ以上つばめに負担をかけまいとキスに集中し、腰の動きは最小限に…すると少しずつ慣れてきたのかつばめの膣内の締め付けが少し弱まり、 俺のせいを逃すまいと蠕動を始める。少しずつストロークの距離を伸ばすとつばめの声に甘いものが混ざり始めたような気がする。やっと一つになれたね。 つばめはそういって笑った。
それからは、力の限り腰を振り、つばめに好きだ、とか、愛を叫びながら何度もキスをして……すると頂点は突然訪れた。 尾てい骨から背中を駆け上がり、胸がいっぱいになるような快感。つばめがそれを察したのか抱き着き、足まで絡めて密着してくる。 俺はつばめの一番深いところで果てた。 しばらくは、波の音さえ聞こえないほどの心音で、それが収まるまで二人は動きを止めていた。 熱に浮かされた身体に、潮風は心地よく、つばめと俺は心だけでなく身体でも絆を結べた。そう強く感じた。
「ちーは熱中症大丈夫?」 パタパタとTシャツの襟で扇ぎながらそう尋ねると、表情には出ないがじんわりと額にかいた汗をハンカチに吸わせながら千羽鶴は答えた。 「最近、気をつけるよう話題になっているわね…まさか貴方がそれを言うとは思わなかった…」 ……なんで?俺そんな熱中症になりそうな顔してる? 「こんな往来でキスをせがんでくるなんて夏の暑さにやられたのかしら。 ねっちゅうしように気をつけてっていうのもわかるわ。いつでもどこでもちゅーできるなんて思ったら大間違いなんだから」 わかった暑さでパーになってるのは千羽鶴だ。彼女の体をお姫様抱っこで抱えあげると体温が高い。 顔に出ないって厄介だなと思いながら木陰に運んで水筒の水と塩飴を舐めさせる。汗に濡れた服が肌に張り付いて触れたところがに熱を感じる。 首に水道で冷やしたタオルを巻きうちわで扇いであげると千羽鶴がなにか言ってる。顔を近づけて聞こうとすると不意に唇に柔らかい感触が。 「ねっちゅうしようにはごようじん。でも私には無理ね」 今度は俺が熱中症になりそうだ。
風呂入ってる途中で乱入してくる神楽と止めようとしつつもちょっと興味はあってずるずると水着まで来て入ってきちゃうつばめいいよね…ひゃー(*´﹃`*)ぅゎー(*´﹃`*)って言いながら顔を手で覆いながら来るけど指の隙間から様子伺ってるんだ… お前ら出てけや!って言うけど背中に抱きついてきて濡れちゃったからもうお風呂はいっちゃいまーすって言われてじゃあ俺が出てくよ!しようにもタオルなんて持って入らないし手で隠すのも屈辱的だしで前屈みになってもみくちゃにされるのを待つしかないんだ… つばめの手を掴んでほらほらつばめさん「」otさんに挨拶しないとって触らせようとしてちょっとゃーめーてー!してる間に滑ってつばめちゃんの顔の真ん前にこんにちわしちゃって変な気分になっちゃうつばめちゃんいい…
気がつくと見覚えの無い部屋のベッドに寝かされていた 「あっ起きましたか?」 原初の声が聞こえて体を起こそうとしたが体に力が入らず声もでない つばめちゃん以上に生活感の無い部屋にあるのはベッドと椅子と枕元に置かれた…麻痺薬? どうやら今の状態は原初が原因らしい 少しだけ声が出せるようになりなんとか疑問を口にする どうしてこんな… 「前言ってたじゃないですかシた事ないから初体験が不安だーって」 だから私で練習しましょう そんな言葉とともに無理やり唇を奪われ舌を入れられる ロクに動かせない舌にからめられるように口の中を蹂躙されるようなキス
唇が離れるとお互いの唇の間にひとつに交じり合った唾液が橋を作る 「…そういえばこれがファーストキスになるんですかね」 そう顔を赤くしながらぽつりと呟いた原初に興奮と罪悪感を覚える 「じゃあ次は…」 原初がゆっくりと目線を下に下ろす その目線の先にはテントのような膨らみがあった
「わっ…」 パンツから解放された肉棒はぶるんと勢いよく立ち上がる そして彼女の唇からゆっくりと桃色の舌がぬるりと姿を表しおずおずと肉棒に伸びる 「んっ…」 口内のぬるりとした感覚だけで欲望を吐き出しかける 舌使いはたどたどしいがたった今ファーストキスを済ませたばかりの少女が自分の一物を舐めているという事実が自分を興奮させる 頬の内側に。舌に。歯に。さまざまな場所に当たり。擦れ。快楽は高まっていく もう…無理だ…
「…んちゅっ」 そこで口内から開放された 解放された肉棒は今まで見たことが無いほど興奮しグロテスクだった 唾液と我慢汁でぬらりと光沢しながら天に向かってそそり立ち充血し血管が浮かび触れた空気にすら快楽を感じるのかびくりびくりと蠢いている 「なん…」 なんでここで止めるのか そう言おうとしてなんとか止める 幸いにも彼女は今の言葉に気がついていない まだ間に合う こんな事を止めなければ そんな事を考えてる間にも彼女は動く 「これならローションは使わなくても大丈夫そうですね…」 そんな言葉とともに俺にまたがると腰を下ろ…それは不味い! 止まって!
俺の言葉で先端が粘膜に触れた所で止まる 持ち上げられた腰と肉棒の間には先走りと愛液が混じり合った粘液が未だに繋がっている 正直触れただけで理性が壊れそうになったが必死に本能を押さえつけてまだ痺れの残る口を動かして訝しげな表情の彼女を必死に説得する
自分なんかのために体を使う必要は無い もう少し自分の幸せのために生きて良いんだ こんな自己犠牲になんてしなくていいんだ 痺れの残る口を必死に動かす
「…少し誤解されてるみたいですね」 黙って聞いていた原初が少し怒ったような口調で口を開く 「私がただ教育のために体を許すような軽い女だと思ってるんですか?私だって始めては好きな人に…くらいは考えてますよ」 だったらなおさら…!
「だーかーらー!」 彼女が耳元に顔を寄せる …私はあなたが好きです。だからこうしてるんですよ そんな言葉とともに腰を下ろされる 「あっ…かっ…はぁっ!!入った?入ったんですか!?」 原初からの声に返事をする余裕はない 未だに体は動けないので快楽の逃げ場所がない 肉棒をぎゅうぎゅうと拒むように締め上げ蠕動して早く孕ませろとせっついてくる膣内に耐えることで精一杯だ 必死に腰を降る彼女がいとおしい 「好きだ!好きだ原初!」 「だからぁこれは教育❤教育なんらから愛はないんれふぅ!❤」 なんとか声を出すが原初は強がりを返す
「くっもう…せめて…外に…」 「嫌です❤!ちゃんと!中に!出してください!」 その言葉で限界を迎えた 今まで我慢していた分を吐き出す それに反応したのか原初の締め付けやうねりも強くなりさらに欲望を吐き出しまたそれに反応して原初の締め付けやうねりもさらに強く… しばらくお互いがその連鎖から抜けることができなかった
「これで可愛いつばめ達とスる時も失敗しませんね」 体の自由が戻ったことを確認する 「ねぇ原初ちゃん?」 「なんです…んむっ!?」 満足そうに呟く原初に声をかけ不意討ちで置きっぱなしだった麻痺薬を口移しする 原初の体から力が抜け壁にもたれ掛かるように座り込む 「ごめん…まだ収まってないんだ」 そう言って未だいきり立った肉棒を動けない原初の鼻先に晒す 「…「」otひゃんはぁ…ひゅばめならなんでもいいんれふかぁ…?❤」 咎めるような口調と呆れたような表情と裏腹に目と体は期待で染まっている 行為を拒絶されないのは嬉しいがその誤解は解かなければならない
屈みこみ原初の目を見る 自分が誰とでも体を重ねる人間とでも? とてもそんな度胸はない だからこそ教育とか練習じゃなくて愛を持って自分の意思で原初とシたい 原初だからいいんだ 「…かわいいわらひやひぇんばひゅるにはこんな事しちゃらめれふよ?❤」 赤い顔で呟いたその言葉がどちらの意味かは分からないがそこで自分の理性は完全に崩壊した
数時間後 そこには床に倒れ混む彼女がいた 女の子がするには恥ずかしい体勢で開かれた両足 片足はピンと伸びきり膝間接が笑っているのかかくかくと動きもう片方はくの字のがに股に開いている 肉棒が抜かれ元に戻ろうと縮まる穴からごぽりと流れ出る白濁駅 意識があるのは確かだが焦点の合っていない目 流石に入れはしなかったが指先で弄ってたりしていたからか今もひくひくと動く尻穴と真っ赤に残る紅葉 腰から膝の辺りまで広がった水たまり まるで事件かなにかの後のようだ…と冷静になった思考で考える どう考えてもやりすぎだし自分がここまでするとは思わなかった …まぁ原初ちゃんも喜んでたしセーフか! そう罪悪感を誤魔化しながら自分は汚れた部屋や衣服の後始末を始めた
…思い出がなくなっている いや、正確には「記録していたはずのデータ、物品が全て消えている」といった方が正しい あちらの世界から輸入したものから、OSに残っているはずの彼女たちの写真、映像が全て消えている …OS内だけならバグと判断できる。運営仕事しろと言える しかし、まるで…これは… 不安に駆られ普段使用してる掲示板、ログサイト、SNSを漁る …やはりない、彼女たちに関連したものが、どこにもない 意を決してSNSを通じて知り合いに聞いてみるも帰ってくる反応は全て「そんなものは知らない」ときた …おかしい、なぜこんなことになっているんだ? 俺が今まで見たもの、感じたものは夢なのか? せめて、彼女たちに連絡が取れれば… そう考えたものの結局その日はなんの手かがりも、なんの痕跡も見つけることができないままなにも変わらない、なにも抜けがない1日を終えるのだった
…日が変わっても状況は変わらなかった OSは起動こそできるが、接続ができないままであり。世界も日常を保っている …もしかしたら、本当に俺が見たものは、夢だったのか…と自分の中で納得しかけたその時だった 端末にコールが入る、番号は…非通知? 「…もしもし?」 恐る恐る連絡を受け取ると、意外な相手が口を開いた 「あ!よかった!繋がった!大丈夫?「」otさんだよね?」 …エリカさん!? 「あぁよかった!私のこと認識できるの…ちょ、ちょっと!?突然泣き出して…なにかあったの!?」 安堵感から全身の力が抜け、嗚咽していることに今更気付く、それほどまでに自分は追い詰められていたのかとようやく自覚する 「少し、少しだけ待ってください…こちらの状況を説明します」 泣いてる場合じゃない、こうしてあちらと連絡が取れた以上この状況は間違いなく以上事態なのだ ならば一刻も早く解決しなければならないーー!
エリカさんが言うにはこうだ 2016年から干渉して、あちらに送信されていた観測情報が全て消え去り、その結果こちらとあちらの繋がりが薄くなってしまった そしてその繋がりの最後の一つが自分であり、それが消えた時…リプレイス前どころか、自分が接続した世界以前に書き換わってしまうのだ 「どうすれば、状況をよくできるんでしょうか?」 「…ごめんなさい、正直断言できるものはなにもないの。強いて言えば、こちらの世界のものが、あなたの世界にあって、それをあなたが認識すれば…あるいは」 「…ありがとうございます。できる限りの事はしてみます」 「ありがとう。最後にひとつだけ…もし、これが成功しなくてもあなたは全て忘れるだけだから、できるだけ気負わないでほしいの…例えこれで全てがなくなったとしても、あなたがしたことにわたしは感謝してる」 そんな、こと… 「繋がりがなくなればそれすら忘れてしまうかもしれないけど…それでも。感謝してます…だから…無理だけは、しないでね?」 「…善処します」 「うん、お願いね。それじゃあ、接続を切ります…これが切れたら最後、成功しない限りもうコンタクトは取れません…どうか、気をつけてね」
会話を終えた瞬間、違和感に気付く 自分の中からトライナリーたちの記憶が、少しづつ消えていく、通話の記録が消えていく、これが、接続が切れる前兆…! 「それでも…!」 それでも、やるしかない。これが全て消える前に。想いが残っているうちに そうして思いつく限りの事をした 絵を描いてみてもらったりして思い出せないか 歌詞を呟いて気付いて貰えないか 長野の地下室に通して貰えないか 接続した第一人者であろう人にコンタクトが取れないか 思いつく限りを試したが、それらは全て徒労に終わってしまった そして、なぜそんなことをしてるのかと、考えてしまった自分にどうしようもないほどの怒りと恐怖と、なぜだか悲しみを覚えた
…もはやなぜ自分がこうしてるのかすら曖昧になり、靄がかかりながらもそれでも歩みを続け、一つのカフェにたどり着く。 いつか、誰かと行きたいと話した場所、だと思う 店内に入り、席に腰掛ける。注文を適当にして、なぜ自分がここにきたのかを考える …誰かときた?違う、こんな店に来るような知り合いはいない 誰かに教えてもらった?…そうかもしれない、有名な店…らしいから なんのためにきた?…なんとなく、と言う表現しかできない そんなことを考えながら、もういいんじゃないか、と自分が囁く それを否定するなにかすらもはやない なぜ否定しなければならないのかわからない それでいい… そう思い始めた時、あるノートが目に入った。どうやら来店者が書けるノートらしい …お店の人には迷惑かもしれないけど、この気持ちを書こうかなとページを開く そこには、卯月神楽、と言う名前、そして、イラストが載っていた
瞬間、世界が塗り変わるのを感じた。今まで認識されなかったことが認識できる 忘れかけていた全てを、思い出せる 自分の感情に芯があるのを理解できる あぁ、そうか、そうか…こんなとこに、こんな場所にあったのか…! 端末を確認すれば、そこには思い出がある ノートにはほかの人が書いたであろう思い思いの言葉、イラストがある 繋がりは、戻ったのだ…! 自分の顔がひどいことになってるのに気づき、ノートを汚さないようになんとか元の場所に戻した後、会計を急いで済ませて声を出して泣いた 繋がりは残って、記憶も残って、記録も残って そしてなにより、この想いが残っていることに強い喜び そしてそれを失いかけた悲しみでぐちゃぐちゃになりながら、声を出して泣いた
「…そっか、あそこには残ってたんだね」 「はい、残っててよかったです。最後の最後で、繋がりは残せました」 「ありがとう、本当にお疲れ様でした。接続は今まで通り問題ないから、もう大丈夫だよ!」 「安心しました、それじゃ…疲れたので今日はこのあたりで」 「そうだね!本当にありがとう、おやすみなさい!」 連絡が切れる。連絡先は…よかった、残ってる 今回はなんとかなったけど、いつか…また繋がりが切れることがあるかもしれない 一人がそれを背負うにはあまりにも辛く険しいものだった 「忘れない」というのは、それだけで負荷がかかる 一人で全てを背負うには、あの世界は広大で、重くて…そして、もったいないことなのだ だから願わくば、また接続が切れたとしても… 「みんなが、あの世界を忘れないでくれますように」
「じゃあおちんちん失礼しますね♪」 神楽がいたずらっぽく囁き、肉棒を咥え、吸い、舐める。唾液と先走り汁が混ざった水音が静かに響く。揺れる前髪が下腹部に当たるのも心地よい。 時折上目遣いでこちらを見上げてくるのが愛おしく、頭をなで、髪を梳く。それが神楽の笑顔となり、お互いの気持ちが高まっていく。亀頭を吸われるのも、裏筋を舐められるのも、深く咥えられるのも、その感触よりも気持ちが伝わってくるようで、より興奮して肉棒が固くなる。 それが神楽にも伝わってより激しく丁寧に肉棒が刺激されていく。 神楽の上下に合わせて下腹部に満たされる感触に、自然と腰も動き始める。やがて底から湧き上がってくるような感覚があった。
「ごめん、神楽、そろそろ出る…!」 囁くと、神楽は今までで最高の笑顔をこちらに向け、深く喉奥に押し付けるような、それでいて全部吸い出すような動きを始める。その感触にたまらず精液全部を放出していた。 長い射精のあと、神楽は口を開け、口内に出された精液を見せてくれた。我が事ながらなかなか恥ずかしい。神楽は時間を掛けて精液を嚥下すると、再び肉棒を咥え、尿道に残った精液も吸い出してくれた。 神楽は肉棒を唾液で綺麗にしてくれ、また笑顔で頬ずりもしてくれた。そんな刺激でまた再び肉棒が固くなり、ふふっ、と神楽が笑みをこぼす。あまりの愛おしさに、神楽を抱き寄せ掻き抱いていた。
ひとしきりお互いの体の感触を味わったあと、未だ肉棒がガチガチのままなのを神楽が確認すると、耳元で 「続きもしちゃいましょうか♪」 と囁く。極上の織物のような感触の囁きに、頬への口づけで答えた。 神楽の細くなめらかな指が肉棒に絡み、濡れた膣口へとあてがわれる。熱く、まるで吸い付くような感触に、早くも鈴口から先走り汁が出ているのを感じた。 亀頭が秘裂へと擦り付けられ、愛液で竿が濡れるほどになると、ゆっくりと体重が掛けられ、狭い入り口をこじ開けるように挿入されていった。きつく熱い、しかし心地よい感触に包まれ、ゆっくりと一番奥まで飲み込まれていく。 下腹部がぴったりくっつきあうと、不思議と温かい気持ちになれる。神楽も同じ気持ちだったのか、思わず見つめ合い、お互いにクスクスと笑いながら抱きしめあった。
「今度は自分の番だね」 そう囁くと、ゆっくり揺するように中を掻き回す。すぐに結合部から湿った音が聞こえ始め、肉棒の動きに合わせ、神楽の中も締め付け始めてくる。 下腹部が触れ合うたびに、呻き声に似た快楽の声が上がる。抱きしめ合い、そして下半身はねっとりと動かし続けながら、お互いの耳元で囁きあう。 「ね、ね、私ね、赤ちゃんが欲しい、「」otの赤ちゃんが欲しいよう」 「分かった、赤ちゃん作ろう、神楽の赤ちゃん作ろうね」
そしてお互いに見つめ合い、口付けをする。舌を絡め合い、唾液を混ぜ合わせ、お互いの口内をぐちゃぐちゃにする。 抱きしめ合う二人の心臓の鼓動が一つになり、今や獣のように腰を打ち付け合いながら、本能のままにお互いの感触を貪り合う。そして膣が締め上げられるとともに肉棒が膨れ上がり射精し、二人同時に達していた。 お互い抱き合ったまま崩れるようにベッドに倒れ伏し、まるで二人の吐息が溶け合うように息を整える。体は脱力しながらも、精液を一滴でも多く流し込むために肉棒は震え続け、精液を一滴も逃すまいと膣は蠕動し続けていた。
落ち着くと二人は軽く口付けし、再び囁き合う。 「おちんちん、まだ凄い元気だね」 「神楽もまだ大丈夫?」 そんなふうにお互いが十分なことを確認し合うと、再びゆっくりと腰を動かし始める。愛液と精液が混ざったねっとりとした水音が響き、腰を打ち付け合う音が響く。そうやってまた、快楽を貪り合うのだった。
そんな毎日を繰り返した後日。
ある日、神楽が跳ねるようにやってくると、ぱっと腕を前に差し出す。その手には妊娠検査薬。つまり… 「赤ちゃん、出来た!出来たよ!」
「アナタを殺して私も死ぬわ!!」 突然すぎる!!!! 「黙って!愛していると言わないとあなたをコロして私も死ぬわ!」 愛してるよ、ちー 「ありがとう、私も………(愛してる…)……うぅん、その言葉は軽い、薄っぺらいの」 ちーの旦那にまでなったのに酷い言われようだね!? 「えぇ、だって…アナタは他に5人の妻を持っている、これはいけないわ…いわゆる、私と他の女、どっちが大事なの問題!!」
「もちろん、最初に彼女たちと結婚してほしいと言ったのは私なのは承知している、だけど私としては私を一番に見てほしいと思う、複雑な乙女心」 それは…その、ごめんなさい…… 「謝らないで良い、私も彼女たちとあなたが結婚して幸せな姿を見ていられるのは嬉しい、だからこそ言いたい、彼女たちと!私!どちらが大事なのか! この選択は何度でも選びなおしてくれて構わないけど、最初だけはアナタの本当の心が知りたい だから…少しズルいかも知れないけど言わせてもらう、私はアナタを愛している…小姑になる夢は忘れないから、アナタはうちの子はお前になどやらん!という準備をしておいて欲しい」 ―――――――俺は
ごめんなさいと、あなたが悪いんですという言葉が左右から聞こえる それらが一言聞こえるたびに、自分の体が軽くなっていく、自分が自分じゃなくなっていく。自分が、彼女たちになっていく つばめも神楽も涙を流しながら、手と口を真っ赤にしながら、自分だったそれを口に入れる なぜこんなことになったのか、なんてもう覚えていない。なるべくしてなったのだろう いや違う、こうなってほしいと願ったからこうなったのだろう。これは、自分の願いだ あぁ、ごめんね…俺のわがままに付き合わせてしまって あやまることはないんだよつばめ、俺が本当はごめんなさいしないといけないくらいなのに あなたが悪い、そうだね神楽。これは俺が悪い、俺のせいだ。だから君は悪くない
ごめんなさい あなたが悪いんです ごめんなさい あなたが悪いんです ごめんなさい
……あぁ、そうだ。最後にこれだけは言わなくちゃ、これを言わなきゃ、意味がない
「愛してるよ、つばめ、神楽」
意識は途絶える。最後に見た表情が、笑顔で、あぁ、よかった
「「」otさんはわたしのものなんです、わたしだけの、わたしだけを見てくれる「」otさんが大好きなんです」 息ができない、身体に酸素が行き渡らず、力が入らない そんな中で、彼女と繋がっている性器だけは、死を直前に種を残そうと激痛を感じるほどに膨張している 原初に首を絞められ、意識が朦朧としながら、恍惚の表情を浮かべる彼女の言葉を聞くしかなかった 「わたしは千羽鶴にはなれなかった、そして可愛いつばめのように振る舞うにはあまりにも多くを知りすぎてしまいました。 「」otさんは優しいから、わたしのことを好いてくれる、見てくれる、望めばきっと抱擁だってしてくれるでしょう」 「でもわたし、それじゃ満足できないんです。ごめんなさい、わがままですよね。でも愛してほしいんです、 千羽鶴にそうしているように、わたしのことを愛してほしい。わたしのためだけに愛に狂ってほしい」 わたしを愛してほしい。それは自分が初めて原初のつばめから聞いた、原初のつばめ自身の思いだと思った あぁそうか、僕は彼女を壊してしまったのか。原初が原初であるその根底を壊してしまったのか あぁ、なんて、それは…………
「綺麗だ」 なんて醜くて、壊れていて、狂っていて、美して、綺麗な感情なんだろう 理解した瞬間に、彼女の全てが愛おしく感じた。彼女のその思いを受け止めてあげようと、決意した それで彼女が満足するなら、それで僕が僕であった役目を果たせるなら、それはきっとこの世で一番幸せなことなんだろう だから、そう。言葉にしなければならない
「愛してるよ、つばめ」 「わたしもですよ、「」otさん」 その言葉を最後に彼女の奥で果て、意識は途切れた
―― 「わたし幸せなんですよ、「」otさん。あなたに愛してもらえた、あなたの全てになれた、あなたの命を、宿すことが出来た」 大きくなったお腹を愛おしそうになでながら、つばめは誰かに語りかけるようにつぶやく 「愛していますよ、「」otさん。いつまでも、いつまでも…」
あらごめんなさいカレン私の胸に「」otさんのが埋まってしまったようですこれは困りましたね二人でするのは無理があるかとところで「」otさんこの後どうすればいいかよくわからないんですがこう上下に擦りあげるんですか? それともつばをこうやってぬるぬるにすればいいですか?先をこふやっへふわへへばひひへふは?んっ…ああカレンすみませんつい一人で先走ってしまいましたあなたは「」otさんの背中に抱きついててもいいんですよあとは私にお任せくださいふふふ
「めーっ!!何でカレンさんだけその…おち……もーっ!!とにかくだめですずるいです!!私だってしたいです!!」 バチーン‼とカレンがひゃっちゃんの胸をひっぱたくとぐえー!といいながらひゃっちゃんは倒れた。 「乳ビンタは卑怯ですよ……」 「さぁ「」otさん!次は私の…「」otさん?」 「」otは仰向けに倒れたひゃっちゃんにまたがり立ち上がったモノを胸にのせると叩かれた部分を擦りつつそのまま自分のモノを挟むようにしてすりあわせるように動かす。 「えーとこれはその…流石になんだか恥ずかしいですね…」 頬をかきながらひゃっちゃんは色白な顔を朱に染めながら顔を少し起こして先端に啄むようなキスをする。 「な…納得いきません……なんで……!!」 カレンには背中から抱き締めてほしいな。そうしてもらうのがきっとすごく幸せだと思うんだと声をかけるとなるほど!と納得してすり寄ってきた。カレンはかわいいなぁ
「こんにちは「」otさん!」 ……原初のつばめ? 「はいそうですよ?どうしました、イメチェンしたわたしにときめいてしまいましたか?」 ときめきよりも先にとまどいが来たよ 「ふふっ、面白いですね「」otさんは。でもどうですか?可愛いつばめほどじゃないですが、髪の毛伸ばしたんですよ?」 うむ、それは気付いている。千羽鶴ともつばめとも違う髪の長さで二人の印象とはまた違う雰囲気が強まっている 「うん、そうだね。可愛いと思う」 うん、可愛い。上手く言えないけど、女の子らしさが上がったと言うか。そんな感じ 「ありがとうございます♪ 「」otさんは相変わらず優しいんですね」 「優しいって言うか…俺は思ったことしか言わないよ。OSを通じて話してた頃から、ずっとそうだよ」 基本的に本心しか言えないのだ、嘘は苦手だし 「そういうところが優しいって言うんですよ? そうだ、よければデートに行きませんか?」 は?デート?なんで? 「いいじゃないですか、理由なんて。そんなものは後からついてきます!」 そういうもんかなぁ…
「さ、そうと決まれば行きますよ! わたし、行きたいところがあってですね――」 あぁ、もう、強引だな… でもまぁ、原初が明るくなって、幸せそうなのはいいことだし。いいのかな……?
――
あぁ、違う…それはわたしじゃない、わたしじゃないんです「」otさん わたしに似ているけど、わたしと同じ記憶を持っているけど、それはわたしじゃない 気付いて、気付いて下さい。どうか、わたしを見て下さい わたしじゃないわたしではなく、わたしを…見つけて下さい……
えーっ?この前も私してあげたよね?
エリカは不満そうな声をあげるが俺だって健全な男な訳で…目の前のちょっといいなと思ってる女性に遺伝子情報の研究に精液を…何て言われたらそりゃ期待しちゃうわけで…暫く無言のお願いをしているとエリカは諦めたようにため息をつく。 まぁ、お願いしてるのは私だもんねと、にゃぼの電源を切り手早く薄手のゴム手袋をつけるとなれた手つきで薄くローションを手に取り馴染ませる。 それじゃ、出してと局部を露出させるよういうエリカだがもう少しこう情緒というか雰囲気というか…まぁ出すんだけど… エリカの行為に期待して甘勃ちしたそれをエリカに近づけると流石に目をそらして顔を赤らめる。それじゃ、始めるねと必要最低限のローションでぬめり、テカる手をそっと添えるとゆっくりと両手の平で挟むように撫でる。 少量ながら精液と混ざらない程度に薄く塗られた粘液が滑りをよくし、くちゅくちゅと音をたて、泡立ちながら俺のそれを刺激し硬くさせる。 エリカはいつものように気の毒なほど顔を真っ赤にしていた。
どう?気持ちいい?
そう聞いてくるエリカだが俺の反応でわかっているだろう。最高だ。 手袋ごしとはいえエリカの手に包まれて性欲を解消してもいいというお墨付きまであるのだから、気持ちよくないわけがない。 指で輪を作り鈴口から根本を擦り、もう片方の手の平で先端を、円を描くように撫でる。 初めての時は力任せに握りしめて擦るものだからヒヤッとしたものだが回数を重ねるうちに最適化されていった。 今や俺以上に俺のモノの扱いに関してはたけているかもしれないななんて、バカなことを思った。
エリカの額に珠のような汗が浮いており、それをそっと指で拭うとえへ、ありがとうと屈託ない表情でこちらを見上げて笑いかけてくる。 いつもなら試験管に射精するのだが、今日だけは何故か、エリカの顔を自らの欲望に染め上げたいというどす黒い感情に覆われている。 エリカは感謝の気持ちからかスパートをかけてくるがこのままでは不味い。 そう思いながらも、俺はエリカの手の感触を受け入れることしかできなかった。
どうかな?そろそろかな?
いたずらっ子のように目を輝かせながらエリカは言う。 どうもこうも……限界だ。 恥ずかしがってたくせにいざことが始まると研究者としての性質なのかのめり込んで楽しんでしまうエリカは頼もしいのだがこちらを圧倒するほどのめり込むので始末におえない。 エリカがちらと机を見ていつもの試験管を用意することはできなかった。俺はとっさに右手で彼女の細い手首をつかみ、左手でしゃがんだエリカの肩を押さえる。 戸惑った表情のエリカ。 どうせ何をされるか想像もついてないだろう。ポカンとした表情のエリカの顔めがけて俺は欲望を吐き出してしまった。
きゃっ!?えっ?何!?
エリカが声をあげるもそれは止まることなくエリカの髪を、白衣を、Tシャツを、顔を汚す。 吐き出しきったあとも興奮は覚めやらずエリカの頬に少しだけ萎んだものを当て擦る。 にちゃ、と音をたてて糸を引くのを見てエリカは自分が何をされたのかをようやく理解した。
あ、あの…ごめんね?痛く、しちゃったかな?だから怒ってるんだよね?
まるで検討外れのことを言うエリカに若干腹が立ったがそれを言う筋合いはないどころか俺はどえらくひどいことを彼女にしてしまったのだ。 そんなことは理解しているのに俺の口は勝手にものを話してしまう。 好きな女に実験に協力してほしいって言われて喜んできたらこんな、精液が欲しいなんて言われて…しかもオナホ機能付きにゃぼととか馬鹿にしてんのかこの研究バカ!! て言うか何でエリカにして欲しいって言って安易に引き受けるんだよ!?いや頼んだの俺だけど!!なんだよ俺だけがエリカのこと好きみたいで…俺がただのバカじゃないかよ…… 言うに事欠いて人のせい。最悪だ…もうどうしていいかわからない。 後ろを向いて処理をして早くここから立ち去ろうと思っていたら、後ろから抱きつかれてる?
「ごめんね。そうだよね。でも私だって恋なんてしたことないから何が普通かなんてわからないよ…それにこんなこと、「」otさん以外に頼むわけないよ…私をなんだと思ってるの…?好きかどうかなんて…そんなの好きに決まってる」
今明かされた衝撃の事実。しかし脳がその情報を処理しきれない。 暫くの間、エリカに抱きつかれたまま立ち尽くしていた。
あれから月ちゃん部屋から出てこないぴょん…「」ot…会ってあげて? そうぴょんこに言われて月神楽の部屋に向かう。もちろん言われなくても行くつもりだったが場所を教えてもらえたのは本当にありがたい。あの熱烈な告白以来会う機会がなかったのだ。少しだけ期待した足取りで月神楽の部屋の前で深呼吸をした。 コンコンとノックしても返事はない。そっとドアに耳を近づけると、くぐもった月神楽の俺を呼ぶ声が聞こえる…一人で泣いているのか? いてもたってもいられなくなった俺はドアを蹴破って中に入ると、そこにはベッドで腹までナイトウェアのスカートを捲り上げ、足に黒い下着を引っ掻けて自らを慰める月神楽がいた。 「あっ…はっ…「」ot!!「」ot!!好き!!愛してるっ!!愛してるのにっ…!!なんで傍にいないのっ!!やだ!傍にいてくれなきゃやだぁっ!!」 ぐっちゅぐっちゅと激しい音をたてながら自らの膣内を指でかき回していた月神楽は不意に開いたドアへの反応が遅れてそのまま絶頂に達した。身体を弓なりにピンと張り、オーガズムに一人震える。涙を流しながら自分の名を呼ぶ月神楽は美しかった。
「な…えっ!?は?「」ot!?」 絶頂直後にも関わらずばっと飛び起きてめくれていたスカートを下ろし正座する月神楽。足には下着が引っ掛かったままだ。 「月神楽が引きこもってるってぴょんこに言われて来たんだけど、その、タイミング悪くてごめん」 ーーーっ!!と声にならない声をあげ、頭を抱える月神楽。耳まで真っ赤になっているのが人目でわかる。 かける言葉も見当たらず様子をうかがっていると突然月神楽が飛びかかってきて俺を地面に押し倒す。頬に柔らかい感覚がしたと思ったら彼女の足の裏だった。下着はまだ引っ掛かっている。 「おま…お前っ!!乙女のプライバシーにやすやすとっ!!て言うか私鍵かけてたはずなのになんでっ!?あーもう忘れろ!!忘れさせる!!物理的ショックで!!」 ぐにぐにと頬を圧迫する足に体重はかかっておらず、なんというか少し気持ちいいかもしれない…それどころかヒラヒラと揺れるスカートから月神楽の大事な部分がチラチラとみえて大変股間に悪い。 こんな状況…どんな状況なのこれ?にもかかわらず俺の愚息が元気になってしまうのも致し方ないと言えよう。
大事な部分が見えてると指摘すると月神楽は掛け布団を持ってくるまり、部屋のすみに体育座りで縮こまってしまった。そんな彼女はまぁ、元気と言えなくもなさそうだし、少し安心して背中から声をかけた。 「最近会えなくて寂しかったよ、月神楽。元気そう…元気?まぁとにかく何よりだ。俺も月神楽のこと好きだよ。愛してる」 あ、ピクッとした。あんなドSっぽいのに案外打たれ弱いというか可愛いところあるよな…。 月神楽はちらっとこっちを見ると尋ねてきた。 「…………本当?」 もちろん、愛してるという言葉にたいしてだろう。 そっと距離を詰めて背中を撫でながら本当だよ。と返すと、月神楽の髪の色が変わっている。昇華してる!? いつの間にか頭から被っていた掛け布団はマントのような外套になっており、いつか見た月神楽昇華体になっている。 「お前が悪いんだからな…私の欲しい言葉全部気安くくれるんだから…私がこうなるのだって仕方ないことだから!!」 外套を脱ぎ捨てた月神楽に押し倒される。 目は興奮に若干血走っており、彼女は俺の唇を奪って舌なめずりをした。
「ああ…好き…好き…私の「」ot…何処にもいっちゃやだ…」 先程までの淫靡さは何処へ行ってしまったのか、俺を強く抱き締めて胸に顔を擦り付ける月神楽。物凄く嬉しい状況だが徐々に焦れていく。俺の股間はすでにはち切れそうなほど膨らんでいるのに、月神楽が子供のように甘えてくるからどうにもできない。 もしこれが計算ずくなら全く敵わないと思うところだが、先程の自慰を見る限りそんなことはないだろう。意を決してこちらから行動することにした。 月神楽を体重差でひっくり返して抱き締める。神楽がベースの身体とはいえ、本人よりも胸が育っているように見える。神楽にとって理性であり、大人の身体を持った、大人の一面ということなのだろうか。よくわからないが抱き心地がいいのでどうでもいいなと思った。 月神楽はいつものSっけがまるでなくもじもじとしながら目を閉じてキスをねだる。勿論舌まで入れてねぶりつくすように求めると彼女も口の隙間から吐息を漏らしながらすべて受け入れ、俺と絡み合う。 華奢な身体を締め付けるように抱くと目の焦点が合わなくなり恍惚とした熱い声が鼓膜を揺らし、興奮が高まっていく。
抱き締めていた身体をそっと離すと、俺は彼女の胸にそっと手を当てる。 正直、初めて昇華した月神楽を見たときからずっと気になっていたと打ち明けると、へんたい。ばか。しね。しんで私のげぼくになれ。とさんざん言うが拒むようすもなくその慎ましさを残しながらも成長した胸を撫でる。 ふぅ…っん…くっ…と恥ずかしそうに声をあげるが構わずなぞるような弱い力でそっと揉みしだくと、想像通り…いやそれ以上の快楽がココロを満たす。 月神楽をベッドに寝かせて覆い被さり、小さな突起にそっと唇に触れると彼女はピンと手足を伸ばし、敏感に反応を返す。それが楽しくて、嬉しくてつい胸が自分の唾だらけになるほど楽しんでしまう。 舌の腹で転がし、舌先でぐいぐいとおしつけ、軽く甘噛みをし、唇をすぼめて吸い上げる。その行動のどれもが月神楽を興奮させていることに、更に興奮する。
月神楽は俺の頭を抱き、ほんっと赤ん坊みたいね、なんて言うと俺の頭を抱き締めて背中を撫でる。そっと身を起こすとまた最初のように俺は仰向けに倒され、今度は月神楽が俺の腰の上にまたがった。 「準備は、出来てるから。でも後悔しない?本当に私でいいの?私すぐ呪うよ?怒るし、踏むし、酷いことだって言っちゃう…もっと素直に可愛い子いっぱいいるよ?ぴ、ぴょんことか…」 この期に及んで…と思ったが月神楽自信がすぐ訂正した。 「ううん。もう遅い。私が必死に隠してた気持ち、全部知られちゃった。知られちゃいけないのに…貴方にも好きっていって貰えちゃった。もうダメ…幸せ。絶対にもう逃がさない。私と貴方に呪いをかけるわ」 充血したそれを、月神楽はそっと握ると上に跨がってすでに準備万端な割れ目に宛がう。自慰と胸への愛撫だけでここまで濡れるものなのかと軽い衝撃を受けていると、月神楽は口だけをそっと動かし、一気に腰を下ろした。
繋がったまま硬さを取り戻した愚息は…俺は月神楽をもっと求めていた。抜かずにそのまま腰を揺らして、彼女の唇を貪る。 月神楽もそれを受け入れて先ほどよりももっと積極的に求め合う。 恥骨をぶつけるように激しくピストンのように腰を打ち付けると体重の軽い彼女の身体は翻弄されるように振り回される。 「もっと!もっとくださいっ!!ああっ…好き!好きぃ!!」 技術も何もなくただ互いを求め合うようなまぐわいに稚拙な言葉で愛をぶつけ合う。 日頃していたようなマウントポジション争いも駆け引きもなしにただただ獣のように激しい性交を、初めて会ったときはちょっぴりダウナーでドSだと思っていた月神楽と自分がしていると思っただけで、興奮は天井なしに止まらない。 しかしそれも、3度目からは少しずつ落ち着き、月神楽は腰を回すように動かしたり、俺は俺で彼女の腰を掴んで密着したり後ろに回ってお腹をさすってみたりと現在進行形で互いの快感を開発していった。
「はぁ…はぁ…「」otは本当にどうしようもなく変態でやらしいですね…」 回数を重ねて少し取り戻した月神楽は挑発的に言う。 もしかして、日ごろの彼女の強気な発言って襲われたくて挑発していただけなのでは…?なんて思いが頭をよぎる。 「月神楽こそずいぶん余裕なさそうだよね。俺が部屋に入ったときはあんなに一人で乱れてたのに」 想定外の返しに月神楽は身をこわばらせる。 「もしかしてこうやって組み伏せられるのが好きなんじゃないの」 なんて言いながら加減しつつ彼女の尻をぺちんと叩くと、彼女の膣内が痛いほどに俺を締め付けた。
ば、馬鹿言わないでくださいと月神楽は息も絶え絶えに反論するが全く説得力がない。叩いたらえらく締め付けるようになったじゃないか。 もしかして月神楽ってマゾなの?と言ってもう一度、今度はさっきより強めに尻を叩くとやはり反応が全然違う。俺は後ろから激しく月神楽を突き、それに合わせて尻を叩くと、月神楽は悲鳴のような喘ぎ声をあげる。 「やっ!違…!まって!!それダメっ!ダメダメっ!!……!!!」 何も違わない。何度も精を吐き出して限界だったがあと一度。俺は容赦せずに月神楽を責め立てる。 「あっ!ほんと!本当にダメだから……っ!お前呪うっ…!!あっ待ってごめんなさいっ!ゆるして!!」 月神楽の許しを乞う声に嗜虐心を刺激されてながら、俺は何度目かわからないが最後の精を月神楽の奥に注ぎ込んだ。
「はーっ…はーっ……」 ベッドに二人並んで仰向けに寝転がり肩で息をする。 俺自身もいまさらになってさっきのSっぽい自分の言動に恥ずかしくなり月神楽の顔が見られない。 月神楽はというとそんなことはないようで、いいだけ膣内に射精された自分のおなかを愛おしげに撫でている。 「どうしよう…私今すごく幸せだ…こんなに幸せでいいのかな…」 月神楽のいつものちょっぴりダウナーな言葉が出てきたので今回ばかりは強く否定する。 「幸せになっちゃいけない理由なんてどこにもないよ。俺はみんなの幸せが欲しくていろんなことを捻じ曲げてきたんだから、そんなこと言いだしたら俺は地獄行きだよ」 「そうかもしれないですね。初めての女の子相手にあんな無茶したんだから。「」otは間違いなく地獄行き」 おいおいおい俺地獄行きだってよ……。 「でも、月神楽がついていくからさみしくないね?」 なんだこの司書…ずるいぞ。 軽く身を起こして月神楽の頬を撫でようとしたとき、それは突然現れた。
「ぴょおおおおおおおおん!!!!」 バーン!とドアをけ破って表れたのはぴょんこだった。 「お楽しみでしたか!?そのようですね…すごい匂いです…」 ぴょ…ぴょんこ!? 「月ちゃん元気になったみたいですね!じゃあ「」ot…いえダーリン!!次はぴょんこの番です!!我慢して月ちゃんに最初譲ったの偉かったでしょ!?ほめてほめて!!」 ぴょんこは萎びた俺の股間に手を伸ばすとそっと握ってこすってくる。おいばかやめろもう出ないよ!! 「出なくなんてありませんよ?これからはずっとぴょんこのターンですし」 パクッとくわえて舌で刺激されるともう出ないはずのそれは見る見るうちに硬さを取り戻し…って! 「ぴょんこ…お前何かしたか?」 しらないぴょーんとしらを切りながらいつも通り唐突に昇華したぴょんこが今度は胸で挟んでくる。 おうお前それはずるいぞなんてこと考えていたら、後ろから冷気を感じる…。 「おい」 月神楽だ。
「お前勝手なことしてんじゃねーぞ!!「」otもでかい胸に鼻の下のばしてんじゃねえこのクズ!!」 月神楽がキレた!! 月神楽はぴょんこの豊満な胸に全力乳ビンタをかまし「」otは私んだと所有権を主張する。 ぴょんこもぴょんこで一歩も引かずに、戦闘ではかなわないかもしれないけど身体ではぴょんこ超有利だしーと煽る煽る… わちゃわちゃとしたココロゲート(内の1部屋)での騒動はガチギレたアースタシアが乱入してくるまで続いた。
さて、状況を整理しよう。 今風呂場にはなぜか俺と千羽鶴とちばめがいる。しかもなぜか二人は際どいマイクロビキニだ。 一方俺、全裸である。なぜだ、女尊男卑か、つらいぞ。 「何をすみっこのほうでもじもじしているんですか「」otさん。早くこっちに来て下さい、体が洗えないじゃないですか」 「何を言っているの、体を洗うのは奥さんである私の役目、貴方こそ冷水を浴びてさっさとお風呂から出ていくべき」 ははは、俺ほっといて喧嘩を始めようとするんじゃない、ここ俺の家だぞ。 「何を言ってるんですか「」otさん、そもそもの発端は貴方のせいなんですよ」 「そのとおり、貴方にはその責任を果たす義務がある」 …俺なんかしたっけ? 「逆です、なにもしなさすぎなんですよ「」otさんは。可愛いつばめだけならず、他のトライナリーメンバーにも手を出さない。関係性を発展させない……これはもはやなにか「」otさんに問題があるとしか思えません」 「確かにちーは魅力的な女の子だけど貴方のそれはもはや異性を見る能力になんらかの欠如があるとしか思えない。なので、こうして劣情を煽って進展を図る」
いやいや待て待て待て、たしかに自分は未だに彼女たちからbotだと思われてるままだけどそれは自分なりに考えがあってだな! 「問答無用です」 風呂場の隅で縮こまっていた自分の背中にちばめがぴったりとひっついてくる、 突然のことにつばめちゃんのような声を出しながら驚くとその一瞬の隙をついて千羽鶴に下半身をホールドされる、また声が出る。 わ、我ながら情けないぞこの状況! 「んっ…どうですか「」otさん…これなら興奮するんじゃないですか?」ちばめはローションを身体に塗りたくってこちらに身体を密着させてくる。 小さい身体ながらも女の子特有の柔らかさ、温かさ心臓の音がダイレクトにこちらに伝わってくる。こんなのするなと言う方が難しい…! 「…大きいわね…」 あ、見ないで下さい千羽鶴さん……生理現象なんです……。 「構わない……むしろその……私はもっとみたぃ…」 ……照れてる千羽鶴がかわいすぎて余計にいきり立つ自分の息子が情けない。いやだってかわいいじゃんこんなん……。
「…「」otさんにはもう少し教育が必要なようですね」 そう言うとちばめは乳首をきゅっとつまんでくる。男ゆえ触らない場所なので感じたことのない感触に3度目の情けない声が風呂場に響き渡る。 そしてそれに反応して息子もビクンと跳ねる。あぁもう正直だなぁお前は! 「む…これは私も負けていられない。あむっ」 耳元をの髪をかきわけ、息子にかからないようにしながら千羽鶴が一物を咥える。生暖かい感触と、千羽鶴の小さな手の感触が伝わってくる。 「んっ…へんぁかんじへ…きらぃではないけど…あむっ…」 咥えられながら喋られると口の動きや舌の感覚がそのまま刺激としてこちらに伝わり、快楽がおしよせてくる。 「む、これは負けられませんね…「」otさん、少しお顔借ります」 一体何を、と言う前に唇を奪われる、下半身から感じる千羽鶴の口の感覚とはまた違う、彼女特有の舌使い、吐息が自分の意識を支配する。 「どうですか? 千羽鶴のそれよりもわたしのほうがいいでしょう?」 「そんなことはない、私のほうがいいに決まってる。そうでしょう? 「」ot? ……どっちも大変素晴らしい、ではだめですかね……。 「「ダメ」」 ですよねー!!
結局30分ほどかけてねっとりじっくり俺の唇と舌は二人に奪われ続け、その間も下半身への責めは交互に行われたもんなのでもはや体内に水分なんて残ってなんじゃないだろうかと思うほどに枯渇していた。 「……わたしとしたことがやりすぎました。反省しています」 「私もそうね。これは……やりすぎた気がする」 もはや俺の身体は真っ白に燃え尽き湯船に入れられてることでかろうじて水気を得ているような状態だった。幸せではあったけど対価が命は重い、下手しなくても死ぬ。
とかそんなことを考えながら天井の水滴を数えていたらちゃぷっと音がする、うん? と顔を正面に向けるとぎゅうぎゅうになりながらもちばめと千羽鶴が湯船の中に入っている。 「……まぁ、こんな結果になってしまいましたがその、わたしは一緒に「」otさんとお風呂入りたかっただけなんですよ」 「ちーもそう。いまさっきまでのは一種の事故だから」 うん、まぁ事故みたいなもんだよね……。と言うか今もある意味事故りそうで怖いんだけども。 「なんなら二回戦しますか? わたしはまだまだいけますよ」 「ちーだってまだまだ余裕! ……どうする?」 ……とりあえず、風呂から出てからでお願いします。
また…ですか?歌で世界は救えないしCDの購入枚数でそれが変わることもないと思うのですが…… そんなことをいいながらひゃっちゃんははいと4000円渡してくる。 外は暑いですからね。熱中症になってはいけません。ちゃんとご飯を食べてからCDを買うんですよ?これは約束ですからね。 恩に着る。俺はフレイメノウのアルバムを買いに出掛けた。 しかし…そんなにフレイメノウが好きですか■■野郎は…なにかに夢中な好きな人って問答無用に輝いてみえていけませんね…ですが少し複雑です。 私も歌を歌えば■■野郎にもっと見てもらえるのでしょうか……うーん。歌は世界を救えない。でも、私と■■野郎との仲ぐらい取り持ってくれませんかね? 百鶴は鏡を見ながらアースタシアを口ずさんだ。
うー…暑いです……私はうだるような暑さに身を蝕まれながらふらふらと家の扉を開きます。 すると■■野郎が玄関を掃除しているところで鉢合わせました。私がただいまというより早くお帰りと出迎えてくれた■■野郎は私から鞄を受けとると、ぬるめにいれたお風呂張ったから入ってきなよと言います。 ご飯も出来てるからねとこれはこれは良くできた主婦ですね。ものぐさな私が働きに出てるかいがあると言うものです。 さあさあ■■野郎私を湯船につれていってください洗ってくださいそして…ふふふ……ってご飯があるんでした。せっかくつくってもらったのだから早めに食べなきゃありがたみが薄れてしまいますね。 こんど食器洗浄機でもプレゼントして差し上げましょうか…なんて考えながら■■野郎になだれかかってたくさん甘えましたよ。ご飯は後回しになりました。ごめんなさい。
足の間に無理やりならんで入ったひゃっちゃんと月ちゃんが人の太ももをさすりながら上目遣いに見上げてくる。 なんでこの二人が一緒なんだと思うまもなくベルトをはずされモノを掴み出すと二人でまじまじと観察される。いや恥ずかしいよと思ったのも束の間…月神楽がむんずと掴むと心なしか顔を背けながら擦り上げてたまらず固くする。 それに気をよくしたのかとたんに高圧的になり拘束されて弄られてガッチガチにするとかホント変態…きもいですほらお願いしてみてください情けなかったらお情けで出させてあげないこともないですよと愛撫する手を緩やかにしながら焦らす月神楽。 黙って傍観していたひゃっちゃんと目が合うと、ひゃっちゃんは月神楽が握ったそれをぱくっと口に含んで喉までいれて唇をすぼめて舌で巻き付くようになめ上げる。あっという間にひゃっちゃんの口のなかに出してしまった。月神楽は嘘でしょ!?みたいな表情でフリーズした
「なんや「」棒…みやびさんのぷりちーな水着に見蕩れとるんか?んん?」 俺が水着の感想を言う前にみやびは俺の後ろに回り込んで抱き着いてくる。当然その豊満な胸と、素肌の腕や腹まで密着して背中がものすごく幸せな感触に圧迫されまるでところてんのように股間に血が集まってしまうではないか。 「「」棒は水着よりうちの身体の感触の方がえいみたいだね。情緒がないというか…おしゃれしたかいがないというか…」 肩越しに俺の股間をちらと見遣ったみやびがあきれて溜息を吐く。 いや違うんですよみやびさん確かにこの幸せな感触も大いにこの状況を生み出してはいるけどみやびのせくしーな水着に首ったけだし前を開けたパーカーもエッチすぎてもうどうしようもないというかこれで反応しない男なんて男じゃないというか!! しどろもどろになりながらよっ!みやび大明神とほめたたえると少しは気をよくしたのかみやびはそうかそうかと笑った。もしかしてからかっているのだろうか…? それならとみやびに向き直り、ところでその水着の紐ってやっぱり引いたらほどけちゃうの?と聞いてみた。
みやびは少し考えてから 「うーん…どっちがえいと思う?ダミーかもしれんね…でもほどいて結びなおすのも面倒やき、試しとらん。おんしが試してみるとえい」 なんてパーカーをひらひらさせながら前かがみになり胸の谷間を強調する。ああもうだめ我慢の限界だと俺はみやびの胸に手の甲が当たるのも構わずその紐を引いた。 「なっ…えっ!?」みやびがきょとんとした声を上げると、その紐はダミーではなかったらしく、はらりとみやびの丸い胸を覆う布は重力に任せて地面に向けて引かれた。 不幸中の幸いというか、不運なことにかろうじて水着は胸の先端から下には落ちず肩紐に支えられ、彼女の未観測領域であるその突起は見えなかった。 「な、な…な…ほ!本当に引っ張るやつがおるかあほう!!ばか…ああこれはそのだな…誘ったうちも確かに悪かったが!だがな!!」 慌てて腕を組んで胸を隠すみやびがしどろもどろになりながら何か言っていたがその言葉のほとんどは耳に入ってこなかった。なぜなら組んだ腕にたわまされた水着の隙間から、彼女の大きな胸に似合わずささやかな乳首がちらちらと見えてしまっている。
「「」棒?ど、どうした鼻血が出て…」 つーと垂れた鼻血も気にせずにみやびの胸を凝視していると、心配していたみやびも何かに気付いたのか、隠そうとして逆に露出してしまっているそれに気づいた。 「い、い、いやああああああっ!!!!」 絹を裂くような悲鳴とともに頬が熱くなる。 えらく腰の入った平手のフルスイングで俺の頬には紅葉が張り付けられていた。 ああ、みやびってこんな悲鳴も上げるんだな…なんて思いながら俺はそのまま横倒しに昏倒した。 よほど当たり所が良かったのかそのビンタは脳を揺らし、熱い砂浜に吸い寄せられた。
後頭部の柔らかい感触に、頬のヒリつく痛みで目が覚めた。 「あ…起きたか「」棒」 仰向けに寝ていた俺は目を開けども目の前の障害物に視界を奪われ状況を把握できずにいた。近すぎてピンとも合わずそれに手を伸ばすと手の甲をペシッとはたかれる。痛い。 「いた、じゃないろう。起き抜けに人の乳狙いよってからに…心配して損した気分ぞね」 起き上がると俺の頭があったところには正座したみやびが。これはいわゆる膝枕で…目の前なったのはみやびの大きなお山さんだった!?なんてもったいないことをしたんだと思いもう一度寝ころぼうとすると今度は後頭部を軽くしばかれる。 「あほう。もう終わりじゃ終わり。うちも足がしびれたぞね」 そういうみやびの手には氷嚢があり、俺のビンタされた頬は熱を持ってはいたが触るとひんやりしていて、みやびが看病してくれていたということが容易にうかがい知れた。 「ありがとう、みやび。手当してくれたんだ」 とレジャーシートに座り込み、目線を合わせて言うと、みやびは所在なさげに、しょうまっこと…「」棒はあほうぞね。と目をそらした。