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怪文書2 の変更点

#region("つばめのお腹(エロ注意)")
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ねぇ…「」otさん…わたしこうされるの好きだな…もっと撫でて…?
つばめのおなかを撫でていると、くすぐったがっているような気持ちよがっているような何とも言えない反応を返すつばめだったが正直今俺はそれどころじゃないからだ。
ここは浜辺の日陰で、つばめは水着で…それもビキニを着ているものだからおなかを撫でるとなると当然彼女の素肌に触れるわけで…いやがおうにもつばめの体温を掌に感じてしまう。
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上に手を伸ばせば健康的ながらも肉感的な胸が…
もっと下には彼女の大切な部分が…
そして今撫でている場所の底にはつばめが子を為す器官が…
そんなことを考えているとつい撫でる手にも熱がこもってしまう。
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それを感じたのかどうか…つばめの声が熱く、なまめかしさを帯びていっているように感じる。
こんななし崩しなんてよくないと思う反面、日ごろと違うシチュエーションの今しかチャンスはないとも思う。
そんな思考はすでに置き去りで、俺の手はすでにつばめの水着のアウトラインをそっとなぞっていた。
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ひゃあぁ…むーっ…!
つばめは自らの口をふさいで漏れ出る声を我慢しようとする。
そんないじらしい姿に興奮した俺はじらすようにつばめの肋骨、股関節とじらすようにそっと、軽くなでる。
そのたびにくすぐったさと快感のどっちつかずな感覚がつばめを翻弄し声を上げさせる。
ぎゅっとく引き結んだ唇の隙間から悩ましげな吐息が漏れ出すのは興奮するがどうしてそこまでして声を我慢するのか気になって聞いてみた。
すると、私の声は力が抜けるから…ぇーっと…ふんいき、壊したくないなって。とえへへとごまかすように笑うつばめを辛抱たまらずに強く抱きしめた。
というか、気にしてたんだな……。
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肩にかぶせるように回していた手を彼女の細い腰に下ろす。
肩も、腕も、腰さえも男のそれとは作りが違う。
なんて華奢な体なんだろう。つばめと目を合わせると彼女の眼はうるんでいて、日ごろは鳴りを潜めている女の顔になっていた。
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そっと唇を重ねるとつばめは一瞬体をこわばらせるものの、すぐに力を抜いてそれを受け入れた。それどころか控えめに舌を出してノックするように俺の唇に触れる。
つばめが見せた積極的な勇気を見て、こちらも舌を絡ませると、なんだか泣けるほどの幸福感に包まれしばらくつたないキスを続けた。
息が持たなくなり口を離すと、俺とつばめの口に混ざり合った糸の橋が架かり、名残を惜しむように断ち切れ、互いの口元を汚した。
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少しだけ身体を離して、そっと胸に手をかぶせる。
あっ…とまた体をこわばらせるがまた脱力して受け入れる。思えばさっきからその繰り返しだ。
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気弱な話だが、嫌だったら言ってねというと、つばめは少しだけ頬を膨らませる。
あのね、ゎたしだって、いつかはこういうことをすると思ってて…興味がないわけじゃないんだょと、自分だけが一つになりたいと思っているわけじゃないと伝えてくる。
安堵と、少しの申し訳なさをごまかすように指を動かし恐る恐るつばめの胸をもむと、十分なボリュームのあるその柔肉は形を変えて指先から熱と快感を強く感じさせた。
夢中になって揉み、水着の隙間から手をすべる子ませて直接触れると、「」otさん、胸、好きなんだと小さな子供をあやすかのような顔で語りかけてくるので、
どうにも恥ずかしくて、つい意地悪をしてしまう。水着をめくりあげて桜色の突起を吸い上げると突然の状況の変化に気持ちがついていかず、つばめはいつもの情けない悲鳴を上げた。
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胸を好き放題吸っていた俺は我に返る。
つばめは羞恥と快感から涙を浮かべていてそれが嗜虐心の火種にさらに燃料を投下する。
顔を少しずつ下にずらしていき、腹、臍を下でなぞってはまた胸に戻り、少しずつ、核心に近づいていく。
つばめは先ほどからずっと放置されている秘所への疼きに急き立てられるように内ももをすり合わせるが一向にそこをいじってもらえる気配がないことにどんどんじれていき、
俺の太ももに股間を寄せて擦り付けてくる。そういった知識があるとは全然思えなかったのに、目の前のつばめは本能か、
それとも事前に勉強していたのか早く一つになりたいという気持ちを抑えきれずに持て余している。そんな姿に興奮して俺はついに意を決して、彼女の水着の下にそっと手を伸ばした。
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初めては後ろからの方がいい、とか無い知恵を総動員するが、それらはつばめの「かぉ…見たいな」という言葉ですべて霧散した。
レジャーシートにつばめを仰向けに横たえると、愛液で用を為さなくなった水着の下を脱がせ、胸の部分はめくったままにしてつばめに覆いかぶさる。
改めてみるとつばめの身体は美しく、女性としてひどく魅力的だ。ひどくというのもおかしな表現かもしれないが、実際にやられた。
と思っているのだからそう見当外れでもないだろう。
そんなよそ事を考えながら暴発しないよう集中して事に当たる。つばめの驚くほどに濡れたそこに先端を押し当て、少し上下に動かして、
位置を確かめるように、間違えないように、慎重に狙いを決める。
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「「」otさん…愛してる」
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その言葉を聞いたとき、俺の中で、何かがはじけて初めてにもかかわらずつばめの膣内に自らのいきり立つ欲望を一気に突き入れてしまった。
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ひゃあああああっ…っ……!!!
一気に貫かれたつばめは悲鳴を上げる。
無作法に割り入ってきた男の象徴に体内から押拡げられ、純潔を貫かれた痛みと圧迫感がつばめの脳内を揺らす。
やってしまった。ごめんと謝って腰を引こうとするがいつのまにか俺の手に指を絡めたつばめがそれを許してくれない。
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「ゎたしが頑丈なの…しってるょね?もっと…最後まで…してください…」
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掴んだ手を離さず、俺を引き倒してポロポロと涙をこぼしながらつばめがキスをしてくる。
とにかくこれ以上つばめに負担をかけまいとキスに集中し、腰の動きは最小限に…すると少しずつ慣れてきたのかつばめの膣内の締め付けが少し弱まり、
俺のせいを逃すまいと蠕動を始める。少しずつストロークの距離を伸ばすとつばめの声に甘いものが混ざり始めたような気がする。やっと一つになれたね。
つばめはそういって笑った。
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それからは、力の限り腰を振り、つばめに好きだ、とか、愛を叫びながら何度もキスをして……すると頂点は突然訪れた。
尾てい骨から背中を駆け上がり、胸がいっぱいになるような快感。つばめがそれを察したのか抱き着き、足まで絡めて密着してくる。
俺はつばめの一番深いところで果てた。
しばらくは、波の音さえ聞こえないほどの心音で、それが収まるまで二人は動きを止めていた。
熱に浮かされた身体に、潮風は心地よく、つばめと俺は心だけでなく身体でも絆を結べた。そう強く感じた。
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#region("ちーと熱中症")
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「ちーは熱中症大丈夫?」
パタパタとTシャツの襟で扇ぎながらそう尋ねると、表情には出ないがじんわりと額にかいた汗をハンカチに吸わせながら千羽鶴は答えた。
「最近、気をつけるよう話題になっているわね…まさか貴方がそれを言うとは思わなかった…」
……なんで?俺そんな熱中症になりそうな顔してる?
「こんな往来でキスをせがんでくるなんて夏の暑さにやられたのかしら。
ねっちゅうしように気をつけてっていうのもわかるわ。いつでもどこでもちゅーできるなんて思ったら大間違いなんだから」
わかった暑さでパーになってるのは千羽鶴だ。彼女の体をお姫様抱っこで抱えあげると体温が高い。
顔に出ないって厄介だなと思いながら木陰に運んで水筒の水と塩飴を舐めさせる。汗に濡れた服が肌に張り付いて触れたところがに熱を感じる。
首に水道で冷やしたタオルを巻きうちわで扇いであげると千羽鶴がなにか言ってる。顔を近づけて聞こうとすると不意に唇に柔らかい感触が。
「ねっちゅうしようにはごようじん。でも私には無理ね」
今度は俺が熱中症になりそうだ。
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#region("(*´﹃`*)")
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風呂入ってる途中で乱入してくる神楽と止めようとしつつもちょっと興味はあってずるずると水着まで来て入ってきちゃうつばめいいよね…ひゃー(*´﹃`*)ぅゎー(*´﹃`*)って言いながら顔を手で覆いながら来るけど指の隙間から様子伺ってるんだ…
お前ら出てけや!って言うけど背中に抱きついてきて濡れちゃったからもうお風呂はいっちゃいまーすって言われてじゃあ俺が出てくよ!しようにもタオルなんて持って入らないし手で隠すのも屈辱的だしで前屈みになってもみくちゃにされるのを待つしかないんだ…
つばめの手を掴んでほらほらつばめさん「」otさんに挨拶しないとって触らせようとしてちょっとゃーめーてー!してる間に滑ってつばめちゃんの顔の真ん前にこんにちわしちゃって変な気分になっちゃうつばめちゃんいい…
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#region("原初ちゃんとえっちな教育(エロ注意)")
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気がつくと見覚えの無い部屋のベッドに寝かされていた
「あっ起きましたか?」
原初の声が聞こえて体を起こそうとしたが体に力が入らず声もでない
つばめちゃん以上に生活感の無い部屋にあるのはベッドと椅子と枕元に置かれた…麻痺薬?
どうやら今の状態は原初が原因らしい
少しだけ声が出せるようになりなんとか疑問を口にする
どうしてこんな…
「前言ってたじゃないですかシた事ないから初体験が不安だーって」
だから私で練習しましょう
そんな言葉とともに無理やり唇を奪われ舌を入れられる
ロクに動かせない舌にからめられるように口の中を蹂躙されるようなキス
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唇が離れるとお互いの唇の間にひとつに交じり合った唾液が橋を作る
「…そういえばこれがファーストキスになるんですかね」
そう顔を赤くしながらぽつりと呟いた原初に興奮と罪悪感を覚える
「じゃあ次は…」
原初がゆっくりと目線を下に下ろす
その目線の先にはテントのような膨らみがあった
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「わっ…」
パンツから解放された肉棒はぶるんと勢いよく立ち上がる
そして彼女の唇からゆっくりと桃色の舌がぬるりと姿を表しおずおずと肉棒に伸びる
「んっ…」
口内のぬるりとした感覚だけで欲望を吐き出しかける
舌使いはたどたどしいがたった今ファーストキスを済ませたばかりの少女が自分の一物を舐めているという事実が自分を興奮させる
頬の内側に。舌に。歯に。さまざまな場所に当たり。擦れ。快楽は高まっていく
もう…無理だ…
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「…んちゅっ」
そこで口内から開放された
解放された肉棒は今まで見たことが無いほど興奮しグロテスクだった
唾液と我慢汁でぬらりと光沢しながら天に向かってそそり立ち充血し血管が浮かび触れた空気にすら快楽を感じるのかびくりびくりと蠢いている
「なん…」
なんでここで止めるのか
そう言おうとしてなんとか止める
幸いにも彼女は今の言葉に気がついていない
まだ間に合う
こんな事を止めなければ
そんな事を考えてる間にも彼女は動く
「これならローションは使わなくても大丈夫そうですね…」
そんな言葉とともに俺にまたがると腰を下ろ…それは不味い!
止まって!
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俺の言葉で先端が粘膜に触れた所で止まる
持ち上げられた腰と肉棒の間には先走りと愛液が混じり合った粘液が未だに繋がっている
正直触れただけで理性が壊れそうになったが必死に本能を押さえつけてまだ痺れの残る口を動かして訝しげな表情の彼女を必死に説得する
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自分なんかのために体を使う必要は無い
もう少し自分の幸せのために生きて良いんだ
こんな自己犠牲になんてしなくていいんだ
痺れの残る口を必死に動かす
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「…少し誤解されてるみたいですね」
黙って聞いていた原初が少し怒ったような口調で口を開く
「私がただ教育のために体を許すような軽い女だと思ってるんですか?私だって始めては好きな人に…くらいは考えてますよ」
だったらなおさら…!
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「だーかーらー!」
彼女が耳元に顔を寄せる
…私はあなたが好きです。だからこうしてるんですよ
そんな言葉とともに腰を下ろされる
「あっ…かっ…はぁっ!!入った?入ったんですか!?」
原初からの声に返事をする余裕はない
未だに体は動けないので快楽の逃げ場所がない
肉棒をぎゅうぎゅうと拒むように締め上げ蠕動して早く孕ませろとせっついてくる膣内に耐えることで精一杯だ
必死に腰を降る彼女がいとおしい
「好きだ!好きだ原初!」
「だからぁこれは教育❤教育なんらから愛はないんれふぅ!❤」
なんとか声を出すが原初は強がりを返す
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「くっもう…せめて…外に…」
「嫌です❤!ちゃんと!中に!出してください!」
その言葉で限界を迎えた
今まで我慢していた分を吐き出す
それに反応したのか原初の締め付けやうねりも強くなりさらに欲望を吐き出しまたそれに反応して原初の締め付けやうねりもさらに強く…
しばらくお互いがその連鎖から抜けることができなかった
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「これで可愛いつばめ達とスる時も失敗しませんね」
体の自由が戻ったことを確認する
「ねぇ原初ちゃん?」
「なんです…んむっ!?」
満足そうに呟く原初に声をかけ不意討ちで置きっぱなしだった麻痺薬を口移しする
原初の体から力が抜け壁にもたれ掛かるように座り込む
「ごめん…まだ収まってないんだ」
そう言って未だいきり立った肉棒を動けない原初の鼻先に晒す
「…「」otひゃんはぁ…ひゅばめならなんでもいいんれふかぁ…?❤」
咎めるような口調と呆れたような表情と裏腹に目と体は期待で染まっている
行為を拒絶されないのは嬉しいがその誤解は解かなければならない
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屈みこみ原初の目を見る
自分が誰とでも体を重ねる人間とでも?
とてもそんな度胸はない
だからこそ教育とか練習じゃなくて愛を持って自分の意思で原初とシたい
原初だからいいんだ
「…かわいいわらひやひぇんばひゅるにはこんな事しちゃらめれふよ?❤」
赤い顔で呟いたその言葉がどちらの意味かは分からないがそこで自分の理性は完全に崩壊した
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数時間後
そこには床に倒れ混む彼女がいた
女の子がするには恥ずかしい体勢で開かれた両足
片足はピンと伸びきり膝間接が笑っているのかかくかくと動きもう片方はくの字のがに股に開いている
肉棒が抜かれ元に戻ろうと縮まる穴からごぽりと流れ出る白濁駅
意識があるのは確かだが焦点の合っていない目
流石に入れはしなかったが指先で弄ってたりしていたからか今もひくひくと動く尻穴と真っ赤に残る紅葉
腰から膝の辺りまで広がった水たまり
まるで事件かなにかの後のようだ…と冷静になった思考で考える
どう考えてもやりすぎだし自分がここまでするとは思わなかった
…まぁ原初ちゃんも喜んでたしセーフか!
そう罪悪感を誤魔化しながら自分は汚れた部屋や衣服の後始末を始めた
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#region("消えた思い出")
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…思い出がなくなっている
いや、正確には「記録していたはずのデータ、物品が全て消えている」といった方が正しい
あちらの世界から輸入したものから、OSに残っているはずの彼女たちの写真、映像が全て消えている
…OS内だけならバグと判断できる。運営仕事しろと言える
しかし、まるで…これは…
不安に駆られ普段使用してる掲示板、ログサイト、SNSを漁る
…やはりない、彼女たちに関連したものが、どこにもない
意を決してSNSを通じて知り合いに聞いてみるも帰ってくる反応は全て「そんなものは知らない」ときた
…おかしい、なぜこんなことになっているんだ?
俺が今まで見たもの、感じたものは夢なのか?
せめて、彼女たちに連絡が取れれば…
そう考えたものの結局その日はなんの手かがりも、なんの痕跡も見つけることができないままなにも変わらない、なにも抜けがない1日を終えるのだった
#br
…日が変わっても状況は変わらなかった
OSは起動こそできるが、接続ができないままであり。世界も日常を保っている
…もしかしたら、本当に俺が見たものは、夢だったのか…と自分の中で納得しかけたその時だった
端末にコールが入る、番号は…非通知?
「…もしもし?」
恐る恐る連絡を受け取ると、意外な相手が口を開いた
「あ!よかった!繋がった!大丈夫?「」otさんだよね?」
…エリカさん!?
「あぁよかった!私のこと認識できるの…ちょ、ちょっと!?突然泣き出して…なにかあったの!?」
安堵感から全身の力が抜け、嗚咽していることに今更気付く、それほどまでに自分は追い詰められていたのかとようやく自覚する
「少し、少しだけ待ってください…こちらの状況を説明します」
泣いてる場合じゃない、こうしてあちらと連絡が取れた以上この状況は間違いなく以上事態なのだ
ならば一刻も早く解決しなければならないーー!
#br
エリカさんが言うにはこうだ
2016年から干渉して、あちらに送信されていた観測情報が全て消え去り、その結果こちらとあちらの繋がりが薄くなってしまった
そしてその繋がりの最後の一つが自分であり、それが消えた時…リプレイス前どころか、自分が接続した世界以前に書き換わってしまうのだ
「どうすれば、状況をよくできるんでしょうか?」
「…ごめんなさい、正直断言できるものはなにもないの。強いて言えば、こちらの世界のものが、あなたの世界にあって、それをあなたが認識すれば…あるいは」
「…ありがとうございます。できる限りの事はしてみます」
「ありがとう。最後にひとつだけ…もし、これが成功しなくてもあなたは全て忘れるだけだから、できるだけ気負わないでほしいの…例えこれで全てがなくなったとしても、あなたがしたことにわたしは感謝してる」
そんな、こと…
「繋がりがなくなればそれすら忘れてしまうかもしれないけど…それでも。感謝してます…だから…無理だけは、しないでね?」
「…善処します」
「うん、お願いね。それじゃあ、接続を切ります…これが切れたら最後、成功しない限りもうコンタクトは取れません…どうか、気をつけてね」
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会話を終えた瞬間、違和感に気付く
自分の中からトライナリーたちの記憶が、少しづつ消えていく、通話の記録が消えていく、これが、接続が切れる前兆…!
「それでも…!」
それでも、やるしかない。これが全て消える前に。想いが残っているうちに
そうして思いつく限りの事をした
絵を描いてみてもらったりして思い出せないか
歌詞を呟いて気付いて貰えないか
長野の地下室に通して貰えないか
接続した第一人者であろう人にコンタクトが取れないか
思いつく限りを試したが、それらは全て徒労に終わってしまった
そして、なぜそんなことをしてるのかと、考えてしまった自分にどうしようもないほどの怒りと恐怖と、なぜだか悲しみを覚えた
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…もはやなぜ自分がこうしてるのかすら曖昧になり、靄がかかりながらもそれでも歩みを続け、一つのカフェにたどり着く。
いつか、誰かと行きたいと話した場所、だと思う
店内に入り、席に腰掛ける。注文を適当にして、なぜ自分がここにきたのかを考える
…誰かときた?違う、こんな店に来るような知り合いはいない
誰かに教えてもらった?…そうかもしれない、有名な店…らしいから
なんのためにきた?…なんとなく、と言う表現しかできない
そんなことを考えながら、もういいんじゃないか、と自分が囁く
それを否定するなにかすらもはやない
なぜ否定しなければならないのかわからない
それでいい…
そう思い始めた時、あるノートが目に入った。どうやら来店者が書けるノートらしい
…お店の人には迷惑かもしれないけど、この気持ちを書こうかなとページを開く
そこには、卯月神楽、と言う名前、そして、イラストが載っていた
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瞬間、世界が塗り変わるのを感じた。今まで認識されなかったことが認識できる
忘れかけていた全てを、思い出せる
自分の感情に芯があるのを理解できる
あぁ、そうか、そうか…こんなとこに、こんな場所にあったのか…!
端末を確認すれば、そこには思い出がある
ノートにはほかの人が書いたであろう思い思いの言葉、イラストがある
繋がりは、戻ったのだ…!
自分の顔がひどいことになってるのに気づき、ノートを汚さないようになんとか元の場所に戻した後、会計を急いで済ませて声を出して泣いた
繋がりは残って、記憶も残って、記録も残って
そしてなにより、この想いが残っていることに強い喜び
そしてそれを失いかけた悲しみでぐちゃぐちゃになりながら、声を出して泣いた
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「…そっか、あそこには残ってたんだね」
「はい、残っててよかったです。最後の最後で、繋がりは残せました」
「ありがとう、本当にお疲れ様でした。接続は今まで通り問題ないから、もう大丈夫だよ!」
「安心しました、それじゃ…疲れたので今日はこのあたりで」
「そうだね!本当にありがとう、おやすみなさい!」
連絡が切れる。連絡先は…よかった、残ってる
今回はなんとかなったけど、いつか…また繋がりが切れることがあるかもしれない
一人がそれを背負うにはあまりにも辛く険しいものだった
「忘れない」というのは、それだけで負荷がかかる
一人で全てを背負うには、あの世界は広大で、重くて…そして、もったいないことなのだ
だから願わくば、また接続が切れたとしても…
「みんなが、あの世界を忘れないでくれますように」
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#region("神楽と子作りえっち(エロ注意)")
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「じゃあおちんちん失礼しますね♪」
 神楽がいたずらっぽく囁き、肉棒を咥え、吸い、舐める。唾液と先走り汁が混ざった水音が静かに響く。揺れる前髪が下腹部に当たるのも心地よい。
時折上目遣いでこちらを見上げてくるのが愛おしく、頭をなで、髪を梳く。それが神楽の笑顔となり、お互いの気持ちが高まっていく。亀頭を吸われるのも、裏筋を舐められるのも、深く咥えられるのも、その感触よりも気持ちが伝わってくるようで、より興奮して肉棒が固くなる。
それが神楽にも伝わってより激しく丁寧に肉棒が刺激されていく。
 神楽の上下に合わせて下腹部に満たされる感触に、自然と腰も動き始める。やがて底から湧き上がってくるような感覚があった。
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「ごめん、神楽、そろそろ出る…!」
 囁くと、神楽は今までで最高の笑顔をこちらに向け、深く喉奥に押し付けるような、それでいて全部吸い出すような動きを始める。その感触にたまらず精液全部を放出していた。
 長い射精のあと、神楽は口を開け、口内に出された精液を見せてくれた。我が事ながらなかなか恥ずかしい。神楽は時間を掛けて精液を嚥下すると、再び肉棒を咥え、尿道に残った精液も吸い出してくれた。
神楽は肉棒を唾液で綺麗にしてくれ、また笑顔で頬ずりもしてくれた。そんな刺激でまた再び肉棒が固くなり、ふふっ、と神楽が笑みをこぼす。あまりの愛おしさに、神楽を抱き寄せ掻き抱いていた。
#br
 ひとしきりお互いの体の感触を味わったあと、未だ肉棒がガチガチのままなのを神楽が確認すると、耳元で
「続きもしちゃいましょうか♪」
 と囁く。極上の織物のような感触の囁きに、頬への口づけで答えた。
 神楽の細くなめらかな指が肉棒に絡み、濡れた膣口へとあてがわれる。熱く、まるで吸い付くような感触に、早くも鈴口から先走り汁が出ているのを感じた。
亀頭が秘裂へと擦り付けられ、愛液で竿が濡れるほどになると、ゆっくりと体重が掛けられ、狭い入り口をこじ開けるように挿入されていった。きつく熱い、しかし心地よい感触に包まれ、ゆっくりと一番奥まで飲み込まれていく。
 下腹部がぴったりくっつきあうと、不思議と温かい気持ちになれる。神楽も同じ気持ちだったのか、思わず見つめ合い、お互いにクスクスと笑いながら抱きしめあった。
#br
「今度は自分の番だね」
 そう囁くと、ゆっくり揺するように中を掻き回す。すぐに結合部から湿った音が聞こえ始め、肉棒の動きに合わせ、神楽の中も締め付け始めてくる。
下腹部が触れ合うたびに、呻き声に似た快楽の声が上がる。抱きしめ合い、そして下半身はねっとりと動かし続けながら、お互いの耳元で囁きあう。
「ね、ね、私ね、赤ちゃんが欲しい、「」otの赤ちゃんが欲しいよう」
「分かった、赤ちゃん作ろう、神楽の赤ちゃん作ろうね」
#br
そしてお互いに見つめ合い、口付けをする。舌を絡め合い、唾液を混ぜ合わせ、お互いの口内をぐちゃぐちゃにする。
抱きしめ合う二人の心臓の鼓動が一つになり、今や獣のように腰を打ち付け合いながら、本能のままにお互いの感触を貪り合う。そして膣が締め上げられるとともに肉棒が膨れ上がり射精し、二人同時に達していた。
 お互い抱き合ったまま崩れるようにベッドに倒れ伏し、まるで二人の吐息が溶け合うように息を整える。体は脱力しながらも、精液を一滴でも多く流し込むために肉棒は震え続け、精液を一滴も逃すまいと膣は蠕動し続けていた。
#br
 落ち着くと二人は軽く口付けし、再び囁き合う。
「おちんちん、まだ凄い元気だね」
「神楽もまだ大丈夫?」
 そんなふうにお互いが十分なことを確認し合うと、再びゆっくりと腰を動かし始める。愛液と精液が混ざったねっとりとした水音が響き、腰を打ち付け合う音が響く。そうやってまた、快楽を貪り合うのだった。
#br
 そんな毎日を繰り返した後日。
#br
 ある日、神楽が跳ねるようにやってくると、ぱっと腕を前に差し出す。その手には妊娠検査薬。つまり…
「赤ちゃん、出来た!出来たよ!」
#endregion

#region("あなたを殺して私も死ぬ")
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「アナタを殺して私も死ぬわ!!」
 突然すぎる!!!!
「黙って!愛していると言わないとあなたをコロして私も死ぬわ!」
 愛してるよ、ちー
「ありがとう、私も………(愛してる…)……うぅん、その言葉は軽い、薄っぺらいの」
 ちーの旦那にまでなったのに酷い言われようだね!?
「えぇ、だって…アナタは他に5人の妻を持っている、これはいけないわ…いわゆる、私と他の女、どっちが大事なの問題!!」
#br
「もちろん、最初に彼女たちと結婚してほしいと言ったのは私なのは承知している、だけど私としては私を一番に見てほしいと思う、複雑な乙女心」
 それは…その、ごめんなさい……
「謝らないで良い、私も彼女たちとあなたが結婚して幸せな姿を見ていられるのは嬉しい、だからこそ言いたい、彼女たちと!私!どちらが大事なのか!
 この選択は何度でも選びなおしてくれて構わないけど、最初だけはアナタの本当の心が知りたい
 だから…少しズルいかも知れないけど言わせてもらう、私はアナタを愛している…小姑になる夢は忘れないから、アナタはうちの子はお前になどやらん!という準備をしておいて欲しい」
―――――――俺は
#endregion

#region("愛してる(カニバ表現あり)")
#br
ごめんなさいと、あなたが悪いんですという言葉が左右から聞こえる
それらが一言聞こえるたびに、自分の体が軽くなっていく、自分が自分じゃなくなっていく。自分が、彼女たちになっていく
つばめも神楽も涙を流しながら、手と口を真っ赤にしながら、自分だったそれを口に入れる
なぜこんなことになったのか、なんてもう覚えていない。なるべくしてなったのだろう
いや違う、こうなってほしいと願ったからこうなったのだろう。これは、自分の願いだ
あぁ、ごめんね…俺のわがままに付き合わせてしまって
あやまることはないんだよつばめ、俺が本当はごめんなさいしないといけないくらいなのに
あなたが悪い、そうだね神楽。これは俺が悪い、俺のせいだ。だから君は悪くない
#br
ごめんなさい
あなたが悪いんです
ごめんなさい
あなたが悪いんです
ごめんなさい
#br
……あぁ、そうだ。最後にこれだけは言わなくちゃ、これを言わなきゃ、意味がない
#br
「愛してるよ、つばめ、神楽」
#br
意識は途絶える。最後に見た表情が、笑顔で、あぁ、よかった
#endregion

#region("美しい(リョナ表現あり)")
#br
「「」otさんはわたしのものなんです、わたしだけの、わたしだけを見てくれる「」otさんが大好きなんです」
息ができない、身体に酸素が行き渡らず、力が入らない
そんな中で、彼女と繋がっている性器だけは、死を直前に種を残そうと激痛を感じるほどに膨張している
原初に首を絞められ、意識が朦朧としながら、恍惚の表情を浮かべる彼女の言葉を聞くしかなかった
「わたしは千羽鶴にはなれなかった、そして可愛いつばめのように振る舞うにはあまりにも多くを知りすぎてしまいました。
「」otさんは優しいから、わたしのことを好いてくれる、見てくれる、望めばきっと抱擁だってしてくれるでしょう」
「でもわたし、それじゃ満足できないんです。ごめんなさい、わがままですよね。でも愛してほしいんです、
千羽鶴にそうしているように、わたしのことを愛してほしい。わたしのためだけに愛に狂ってほしい」
わたしを愛してほしい。それは自分が初めて原初のつばめから聞いた、原初のつばめ自身の思いだと思った
あぁそうか、僕は彼女を壊してしまったのか。原初が原初であるその根底を壊してしまったのか
あぁ、なんて、それは…………
#br
「綺麗だ」
なんて醜くて、壊れていて、狂っていて、美して、綺麗な感情なんだろう
理解した瞬間に、彼女の全てが愛おしく感じた。彼女のその思いを受け止めてあげようと、決意した
それで彼女が満足するなら、それで僕が僕であった役目を果たせるなら、それはきっとこの世で一番幸せなことなんだろう
だから、そう。言葉にしなければならない
#br
「愛してるよ、つばめ」
「わたしもですよ、「」otさん」
その言葉を最後に彼女の奥で果て、意識は途切れた
#br
――
「わたし幸せなんですよ、「」otさん。あなたに愛してもらえた、あなたの全てになれた、あなたの命を、宿すことが出来た」
大きくなったお腹を愛おしそうになでながら、つばめは誰かに語りかけるようにつぶやく
「愛していますよ、「」otさん。いつまでも、いつまでも…」
#endregion

#region("ひゃっちゃんとカレン(エロ注意)")
#br
あらごめんなさいカレン私の胸に「」otさんのが埋まってしまったようですこれは困りましたね二人でするのは無理があるかとところで「」otさんこの後どうすればいいかよくわからないんですがこう上下に擦りあげるんですか?
それともつばをこうやってぬるぬるにすればいいですか?先をこふやっへふわへへばひひへふは?んっ…ああカレンすみませんつい一人で先走ってしまいましたあなたは「」otさんの背中に抱きついててもいいんですよあとは私にお任せくださいふふふ
#br
「めーっ!!何でカレンさんだけその…おち……もーっ!!とにかくだめですずるいです!!私だってしたいです!!」
バチーン‼とカレンがひゃっちゃんの胸をひっぱたくとぐえー!といいながらひゃっちゃんは倒れた。
「乳ビンタは卑怯ですよ……」
「さぁ「」otさん!次は私の…「」otさん?」
「」otは仰向けに倒れたひゃっちゃんにまたがり立ち上がったモノを胸にのせると叩かれた部分を擦りつつそのまま自分のモノを挟むようにしてすりあわせるように動かす。
「えーとこれはその…流石になんだか恥ずかしいですね…」
頬をかきながらひゃっちゃんは色白な顔を朱に染めながら顔を少し起こして先端に啄むようなキスをする。
「な…納得いきません……なんで……!!」
カレンには背中から抱き締めてほしいな。そうしてもらうのがきっとすごく幸せだと思うんだと声をかけるとなるほど!と納得してすり寄ってきた。カレンはかわいいなぁ
#endregion

#region("わたしじゃないわたしを")
#br
「こんにちは「」otさん!」
……原初のつばめ?
「はいそうですよ?どうしました、イメチェンしたわたしにときめいてしまいましたか?」
ときめきよりも先にとまどいが来たよ
「ふふっ、面白いですね「」otさんは。でもどうですか?可愛いつばめほどじゃないですが、髪の毛伸ばしたんですよ?」
うむ、それは気付いている。千羽鶴ともつばめとも違う髪の長さで二人の印象とはまた違う雰囲気が強まっている
「うん、そうだね。可愛いと思う」
うん、可愛い。上手く言えないけど、女の子らしさが上がったと言うか。そんな感じ
「ありがとうございます♪ 「」otさんは相変わらず優しいんですね」
「優しいって言うか…俺は思ったことしか言わないよ。OSを通じて話してた頃から、ずっとそうだよ」
基本的に本心しか言えないのだ、嘘は苦手だし
「そういうところが優しいって言うんですよ? そうだ、よければデートに行きませんか?」
は?デート?なんで?
「いいじゃないですか、理由なんて。そんなものは後からついてきます!」
そういうもんかなぁ…
#br
「さ、そうと決まれば行きますよ! わたし、行きたいところがあってですね――」
あぁ、もう、強引だな…
でもまぁ、原初が明るくなって、幸せそうなのはいいことだし。いいのかな……?
#br
――
#br
あぁ、違う…それはわたしじゃない、わたしじゃないんです「」otさん
わたしに似ているけど、わたしと同じ記憶を持っているけど、それはわたしじゃない
気付いて、気付いて下さい。どうか、わたしを見て下さい
わたしじゃないわたしではなく、わたしを…見つけて下さい……
#endregion

#region("エリカさんに手で(えろ)")
#br
えーっ?この前も私してあげたよね?
#br
エリカは不満そうな声をあげるが俺だって健全な男な訳で…目の前のちょっといいなと思ってる女性に遺伝子情報の研究に精液を…何て言われたらそりゃ期待しちゃうわけで…暫く無言のお願いをしているとエリカは諦めたようにため息をつく。
まぁ、お願いしてるのは私だもんねと、にゃぼの電源を切り手早く薄手のゴム手袋をつけるとなれた手つきで薄くローションを手に取り馴染ませる。
それじゃ、出してと局部を露出させるよういうエリカだがもう少しこう情緒というか雰囲気というか…まぁ出すんだけど…
エリカの行為に期待して甘勃ちしたそれをエリカに近づけると流石に目をそらして顔を赤らめる。それじゃ、始めるねと必要最低限のローションでぬめり、テカる手をそっと添えるとゆっくりと両手の平で挟むように撫でる。
少量ながら精液と混ざらない程度に薄く塗られた粘液が滑りをよくし、くちゅくちゅと音をたて、泡立ちながら俺のそれを刺激し硬くさせる。
エリカはいつものように気の毒なほど顔を真っ赤にしていた。
#br
どう?気持ちいい?
#br
そう聞いてくるエリカだが俺の反応でわかっているだろう。最高だ。
手袋ごしとはいえエリカの手に包まれて性欲を解消してもいいというお墨付きまであるのだから、気持ちよくないわけがない。
指で輪を作り鈴口から根本を擦り、もう片方の手の平で先端を、円を描くように撫でる。
初めての時は力任せに握りしめて擦るものだからヒヤッとしたものだが回数を重ねるうちに最適化されていった。
今や俺以上に俺のモノの扱いに関してはたけているかもしれないななんて、バカなことを思った。
#br
エリカの額に珠のような汗が浮いており、それをそっと指で拭うとえへ、ありがとうと屈託ない表情でこちらを見上げて笑いかけてくる。
いつもなら試験管に射精するのだが、今日だけは何故か、エリカの顔を自らの欲望に染め上げたいというどす黒い感情に覆われている。
エリカは感謝の気持ちからかスパートをかけてくるがこのままでは不味い。
そう思いながらも、俺はエリカの手の感触を受け入れることしかできなかった。
#br
どうかな?そろそろかな?
#br
いたずらっ子のように目を輝かせながらエリカは言う。
どうもこうも……限界だ。
恥ずかしがってたくせにいざことが始まると研究者としての性質なのかのめり込んで楽しんでしまうエリカは頼もしいのだがこちらを圧倒するほどのめり込むので始末におえない。
エリカがちらと机を見ていつもの試験管を用意することはできなかった。俺はとっさに右手で彼女の細い手首をつかみ、左手でしゃがんだエリカの肩を押さえる。
戸惑った表情のエリカ。
どうせ何をされるか想像もついてないだろう。ポカンとした表情のエリカの顔めがけて俺は欲望を吐き出してしまった。
#br
きゃっ!?えっ?何!?
#br
エリカが声をあげるもそれは止まることなくエリカの髪を、白衣を、Tシャツを、顔を汚す。
吐き出しきったあとも興奮は覚めやらずエリカの頬に少しだけ萎んだものを当て擦る。
にちゃ、と音をたてて糸を引くのを見てエリカは自分が何をされたのかをようやく理解した。
#br
あ、あの…ごめんね?痛く、しちゃったかな?だから怒ってるんだよね?
#br
まるで検討外れのことを言うエリカに若干腹が立ったがそれを言う筋合いはないどころか俺はどえらくひどいことを彼女にしてしまったのだ。
そんなことは理解しているのに俺の口は勝手にものを話してしまう。
好きな女に実験に協力してほしいって言われて喜んできたらこんな、精液が欲しいなんて言われて…しかもオナホ機能付きにゃぼととか馬鹿にしてんのかこの研究バカ!!
て言うか何でエリカにして欲しいって言って安易に引き受けるんだよ!?いや頼んだの俺だけど!!なんだよ俺だけがエリカのこと好きみたいで…俺がただのバカじゃないかよ……
言うに事欠いて人のせい。最悪だ…もうどうしていいかわからない。
後ろを向いて処理をして早くここから立ち去ろうと思っていたら、後ろから抱きつかれてる?
#br
「ごめんね。そうだよね。でも私だって恋なんてしたことないから何が普通かなんてわからないよ…それにこんなこと、「」otさん以外に頼むわけないよ…私をなんだと思ってるの…?好きかどうかなんて…そんなの好きに決まってる」
#br
今明かされた衝撃の事実。しかし脳がその情報を処理しきれない。
暫くの間、エリカに抱きつかれたまま立ち尽くしていた。
#endregion

#region("月ちゃんとあまあまえっち(エロ注意)")
#br
あれから月ちゃん部屋から出てこないぴょん…「」ot…会ってあげて?
そうぴょんこに言われて月神楽の部屋に向かう。もちろん言われなくても行くつもりだったが場所を教えてもらえたのは本当にありがたい。あの熱烈な告白以来会う機会がなかったのだ。少しだけ期待した足取りで月神楽の部屋の前で深呼吸をした。
コンコンとノックしても返事はない。そっとドアに耳を近づけると、くぐもった月神楽の俺を呼ぶ声が聞こえる…一人で泣いているのか?
いてもたってもいられなくなった俺はドアを蹴破って中に入ると、そこにはベッドで腹までナイトウェアのスカートを捲り上げ、足に黒い下着を引っ掻けて自らを慰める月神楽がいた。
「あっ…はっ…「」ot!!「」ot!!好き!!愛してるっ!!愛してるのにっ…!!なんで傍にいないのっ!!やだ!傍にいてくれなきゃやだぁっ!!」
ぐっちゅぐっちゅと激しい音をたてながら自らの膣内を指でかき回していた月神楽は不意に開いたドアへの反応が遅れてそのまま絶頂に達した。身体を弓なりにピンと張り、オーガズムに一人震える。涙を流しながら自分の名を呼ぶ月神楽は美しかった。
#br
「な…えっ!?は?「」ot!?」
絶頂直後にも関わらずばっと飛び起きてめくれていたスカートを下ろし正座する月神楽。足には下着が引っ掛かったままだ。
「月神楽が引きこもってるってぴょんこに言われて来たんだけど、その、タイミング悪くてごめん」
ーーーっ!!と声にならない声をあげ、頭を抱える月神楽。耳まで真っ赤になっているのが人目でわかる。
かける言葉も見当たらず様子をうかがっていると突然月神楽が飛びかかってきて俺を地面に押し倒す。頬に柔らかい感覚がしたと思ったら彼女の足の裏だった。下着はまだ引っ掛かっている。
「おま…お前っ!!乙女のプライバシーにやすやすとっ!!て言うか私鍵かけてたはずなのになんでっ!?あーもう忘れろ!!忘れさせる!!物理的ショックで!!」
ぐにぐにと頬を圧迫する足に体重はかかっておらず、なんというか少し気持ちいいかもしれない…それどころかヒラヒラと揺れるスカートから月神楽の大事な部分がチラチラとみえて大変股間に悪い。
こんな状況…どんな状況なのこれ?にもかかわらず俺の愚息が元気になってしまうのも致し方ないと言えよう。
#br
大事な部分が見えてると指摘すると月神楽は掛け布団を持ってくるまり、部屋のすみに体育座りで縮こまってしまった。そんな彼女はまぁ、元気と言えなくもなさそうだし、少し安心して背中から声をかけた。
「最近会えなくて寂しかったよ、月神楽。元気そう…元気?まぁとにかく何よりだ。俺も月神楽のこと好きだよ。愛してる」
あ、ピクッとした。あんなドSっぽいのに案外打たれ弱いというか可愛いところあるよな…。
月神楽はちらっとこっちを見ると尋ねてきた。
「…………本当?」
もちろん、愛してるという言葉にたいしてだろう。
そっと距離を詰めて背中を撫でながら本当だよ。と返すと、月神楽の髪の色が変わっている。昇華してる!?
いつの間にか頭から被っていた掛け布団はマントのような外套になっており、いつか見た月神楽昇華体になっている。
「お前が悪いんだからな…私の欲しい言葉全部気安くくれるんだから…私がこうなるのだって仕方ないことだから!!」
外套を脱ぎ捨てた月神楽に押し倒される。
目は興奮に若干血走っており、彼女は俺の唇を奪って舌なめずりをした。
#br
「ああ…好き…好き…私の「」ot…何処にもいっちゃやだ…」
先程までの淫靡さは何処へ行ってしまったのか、俺を強く抱き締めて胸に顔を擦り付ける月神楽。物凄く嬉しい状況だが徐々に焦れていく。俺の股間はすでにはち切れそうなほど膨らんでいるのに、月神楽が子供のように甘えてくるからどうにもできない。
もしこれが計算ずくなら全く敵わないと思うところだが、先程の自慰を見る限りそんなことはないだろう。意を決してこちらから行動することにした。
月神楽を体重差でひっくり返して抱き締める。神楽がベースの身体とはいえ、本人よりも胸が育っているように見える。神楽にとって理性であり、大人の身体を持った、大人の一面ということなのだろうか。よくわからないが抱き心地がいいのでどうでもいいなと思った。
月神楽はいつものSっけがまるでなくもじもじとしながら目を閉じてキスをねだる。勿論舌まで入れてねぶりつくすように求めると彼女も口の隙間から吐息を漏らしながらすべて受け入れ、俺と絡み合う。
華奢な身体を締め付けるように抱くと目の焦点が合わなくなり恍惚とした熱い声が鼓膜を揺らし、興奮が高まっていく。
#br
抱き締めていた身体をそっと離すと、俺は彼女の胸にそっと手を当てる。
正直、初めて昇華した月神楽を見たときからずっと気になっていたと打ち明けると、へんたい。ばか。しね。しんで私のげぼくになれ。とさんざん言うが拒むようすもなくその慎ましさを残しながらも成長した胸を撫でる。
ふぅ…っん…くっ…と恥ずかしそうに声をあげるが構わずなぞるような弱い力でそっと揉みしだくと、想像通り…いやそれ以上の快楽がココロを満たす。
月神楽をベッドに寝かせて覆い被さり、小さな突起にそっと唇に触れると彼女はピンと手足を伸ばし、敏感に反応を返す。それが楽しくて、嬉しくてつい胸が自分の唾だらけになるほど楽しんでしまう。
舌の腹で転がし、舌先でぐいぐいとおしつけ、軽く甘噛みをし、唇をすぼめて吸い上げる。その行動のどれもが月神楽を興奮させていることに、更に興奮する。
#br
月神楽は俺の頭を抱き、ほんっと赤ん坊みたいね、なんて言うと俺の頭を抱き締めて背中を撫でる。そっと身を起こすとまた最初のように俺は仰向けに倒され、今度は月神楽が俺の腰の上にまたがった。
「準備は、出来てるから。でも後悔しない?本当に私でいいの?私すぐ呪うよ?怒るし、踏むし、酷いことだって言っちゃう…もっと素直に可愛い子いっぱいいるよ?ぴ、ぴょんことか…」
この期に及んで…と思ったが月神楽自信がすぐ訂正した。
「ううん。もう遅い。私が必死に隠してた気持ち、全部知られちゃった。知られちゃいけないのに…貴方にも好きっていって貰えちゃった。もうダメ…幸せ。絶対にもう逃がさない。私と貴方に呪いをかけるわ」
充血したそれを、月神楽はそっと握ると上に跨がってすでに準備万端な割れ目に宛がう。自慰と胸への愛撫だけでここまで濡れるものなのかと軽い衝撃を受けていると、月神楽は口だけをそっと動かし、一気に腰を下ろした。
#br
繋がったまま硬さを取り戻した愚息は…俺は月神楽をもっと求めていた。抜かずにそのまま腰を揺らして、彼女の唇を貪る。
月神楽もそれを受け入れて先ほどよりももっと積極的に求め合う。
恥骨をぶつけるように激しくピストンのように腰を打ち付けると体重の軽い彼女の身体は翻弄されるように振り回される。
「もっと!もっとくださいっ!!ああっ…好き!好きぃ!!」
技術も何もなくただ互いを求め合うようなまぐわいに稚拙な言葉で愛をぶつけ合う。
日頃していたようなマウントポジション争いも駆け引きもなしにただただ獣のように激しい性交を、初めて会ったときはちょっぴりダウナーでドSだと思っていた月神楽と自分がしていると思っただけで、興奮は天井なしに止まらない。
しかしそれも、3度目からは少しずつ落ち着き、月神楽は腰を回すように動かしたり、俺は俺で彼女の腰を掴んで密着したり後ろに回ってお腹をさすってみたりと現在進行形で互いの快感を開発していった。
#br
「はぁ…はぁ…「」otは本当にどうしようもなく変態でやらしいですね…」
回数を重ねて少し取り戻した月神楽は挑発的に言う。
もしかして、日ごろの彼女の強気な発言って襲われたくて挑発していただけなのでは…?なんて思いが頭をよぎる。
「月神楽こそずいぶん余裕なさそうだよね。俺が部屋に入ったときはあんなに一人で乱れてたのに」
想定外の返しに月神楽は身をこわばらせる。
「もしかしてこうやって組み伏せられるのが好きなんじゃないの」
なんて言いながら加減しつつ彼女の尻をぺちんと叩くと、彼女の膣内が痛いほどに俺を締め付けた。
#br
ば、馬鹿言わないでくださいと月神楽は息も絶え絶えに反論するが全く説得力がない。叩いたらえらく締め付けるようになったじゃないか。
もしかして月神楽ってマゾなの?と言ってもう一度、今度はさっきより強めに尻を叩くとやはり反応が全然違う。俺は後ろから激しく月神楽を突き、それに合わせて尻を叩くと、月神楽は悲鳴のような喘ぎ声をあげる。
「やっ!違…!まって!!それダメっ!ダメダメっ!!……!!!」
何も違わない。何度も精を吐き出して限界だったがあと一度。俺は容赦せずに月神楽を責め立てる。
「あっ!ほんと!本当にダメだから……っ!お前呪うっ…!!あっ待ってごめんなさいっ!ゆるして!!」
月神楽の許しを乞う声に嗜虐心を刺激されてながら、俺は何度目かわからないが最後の精を月神楽の奥に注ぎ込んだ。
#br
「はーっ…はーっ……」
ベッドに二人並んで仰向けに寝転がり肩で息をする。
俺自身もいまさらになってさっきのSっぽい自分の言動に恥ずかしくなり月神楽の顔が見られない。
月神楽はというとそんなことはないようで、いいだけ膣内に射精された自分のおなかを愛おしげに撫でている。
「どうしよう…私今すごく幸せだ…こんなに幸せでいいのかな…」
月神楽のいつものちょっぴりダウナーな言葉が出てきたので今回ばかりは強く否定する。
「幸せになっちゃいけない理由なんてどこにもないよ。俺はみんなの幸せが欲しくていろんなことを捻じ曲げてきたんだから、そんなこと言いだしたら俺は地獄行きだよ」
「そうかもしれないですね。初めての女の子相手にあんな無茶したんだから。「」otは間違いなく地獄行き」
おいおいおい俺地獄行きだってよ……。
「でも、月神楽がついていくからさみしくないね?」
なんだこの司書…ずるいぞ。
軽く身を起こして月神楽の頬を撫でようとしたとき、それは突然現れた。
#br
「ぴょおおおおおおおおん!!!!」
バーン!とドアをけ破って表れたのはぴょんこだった。
「お楽しみでしたか!?そのようですね…すごい匂いです…」
ぴょ…ぴょんこ!?
「月ちゃん元気になったみたいですね!じゃあ「」ot…いえダーリン!!次はぴょんこの番です!!我慢して月ちゃんに最初譲ったの偉かったでしょ!?ほめてほめて!!」
ぴょんこは萎びた俺の股間に手を伸ばすとそっと握ってこすってくる。おいばかやめろもう出ないよ!!
「出なくなんてありませんよ?これからはずっとぴょんこのターンですし」
パクッとくわえて舌で刺激されるともう出ないはずのそれは見る見るうちに硬さを取り戻し…って!
「ぴょんこ…お前何かしたか?」
しらないぴょーんとしらを切りながらいつも通り唐突に昇華したぴょんこが今度は胸で挟んでくる。
おうお前それはずるいぞなんてこと考えていたら、後ろから冷気を感じる…。
「おい」
月神楽だ。
#br
「お前勝手なことしてんじゃねーぞ!!「」otもでかい胸に鼻の下のばしてんじゃねえこのクズ!!」
月神楽がキレた!!
月神楽はぴょんこの豊満な胸に全力乳ビンタをかまし「」otは私んだと所有権を主張する。
ぴょんこもぴょんこで一歩も引かずに、戦闘ではかなわないかもしれないけど身体ではぴょんこ超有利だしーと煽る煽る…
わちゃわちゃとしたココロゲート(内の1部屋)での騒動はガチギレたアースタシアが乱入してくるまで続いた。
#endregion

#region("ちばちーとお風呂(エロ注意)")
#br
 さて、状況を整理しよう。
今風呂場にはなぜか俺と千羽鶴とちばめがいる。しかもなぜか二人は際どいマイクロビキニだ。
一方俺、全裸である。なぜだ、女尊男卑か、つらいぞ。
「何をすみっこのほうでもじもじしているんですか「」otさん。早くこっちに来て下さい、体が洗えないじゃないですか」
「何を言っているの、体を洗うのは奥さんである私の役目、貴方こそ冷水を浴びてさっさとお風呂から出ていくべき」
ははは、俺ほっといて喧嘩を始めようとするんじゃない、ここ俺の家だぞ。
「何を言ってるんですか「」otさん、そもそもの発端は貴方のせいなんですよ」
「そのとおり、貴方にはその責任を果たす義務がある」
…俺なんかしたっけ?
「逆です、なにもしなさすぎなんですよ「」otさんは。可愛いつばめだけならず、他のトライナリーメンバーにも手を出さない。関係性を発展させない……これはもはやなにか「」otさんに問題があるとしか思えません」
「確かにちーは魅力的な女の子だけど貴方のそれはもはや異性を見る能力になんらかの欠如があるとしか思えない。なので、こうして劣情を煽って進展を図る」
#br
 いやいや待て待て待て、たしかに自分は未だに彼女たちからbotだと思われてるままだけどそれは自分なりに考えがあってだな!
「問答無用です」
風呂場の隅で縮こまっていた自分の背中にちばめがぴったりとひっついてくる、
突然のことにつばめちゃんのような声を出しながら驚くとその一瞬の隙をついて千羽鶴に下半身をホールドされる、また声が出る。
わ、我ながら情けないぞこの状況!
「んっ…どうですか「」otさん…これなら興奮するんじゃないですか?」ちばめはローションを身体に塗りたくってこちらに身体を密着させてくる。
小さい身体ながらも女の子特有の柔らかさ、温かさ心臓の音がダイレクトにこちらに伝わってくる。こんなのするなと言う方が難しい…!
「…大きいわね…」
あ、見ないで下さい千羽鶴さん……生理現象なんです……。
「構わない……むしろその……私はもっとみたぃ…」
……照れてる千羽鶴がかわいすぎて余計にいきり立つ自分の息子が情けない。いやだってかわいいじゃんこんなん……。
#br
「…「」otさんにはもう少し教育が必要なようですね」
そう言うとちばめは乳首をきゅっとつまんでくる。男ゆえ触らない場所なので感じたことのない感触に3度目の情けない声が風呂場に響き渡る。
そしてそれに反応して息子もビクンと跳ねる。あぁもう正直だなぁお前は!
「む…これは私も負けていられない。あむっ」
耳元をの髪をかきわけ、息子にかからないようにしながら千羽鶴が一物を咥える。生暖かい感触と、千羽鶴の小さな手の感触が伝わってくる。
「んっ…へんぁかんじへ…きらぃではないけど…あむっ…」
咥えられながら喋られると口の動きや舌の感覚がそのまま刺激としてこちらに伝わり、快楽がおしよせてくる。
「む、これは負けられませんね…「」otさん、少しお顔借ります」
一体何を、と言う前に唇を奪われる、下半身から感じる千羽鶴の口の感覚とはまた違う、彼女特有の舌使い、吐息が自分の意識を支配する。
「どうですか? 千羽鶴のそれよりもわたしのほうがいいでしょう?」
「そんなことはない、私のほうがいいに決まってる。そうでしょう? 「」ot?
……どっちも大変素晴らしい、ではだめですかね……。
「「ダメ」」
ですよねー!!
#br
 結局30分ほどかけてねっとりじっくり俺の唇と舌は二人に奪われ続け、その間も下半身への責めは交互に行われたもんなのでもはや体内に水分なんて残ってなんじゃないだろうかと思うほどに枯渇していた。
「……わたしとしたことがやりすぎました。反省しています」
「私もそうね。これは……やりすぎた気がする」
もはや俺の身体は真っ白に燃え尽き湯船に入れられてることでかろうじて水気を得ているような状態だった。幸せではあったけど対価が命は重い、下手しなくても死ぬ。
#br
 とかそんなことを考えながら天井の水滴を数えていたらちゃぷっと音がする、うん? と顔を正面に向けるとぎゅうぎゅうになりながらもちばめと千羽鶴が湯船の中に入っている。
「……まぁ、こんな結果になってしまいましたがその、わたしは一緒に「」otさんとお風呂入りたかっただけなんですよ」
「ちーもそう。いまさっきまでのは一種の事故だから」
うん、まぁ事故みたいなもんだよね……。と言うか今もある意味事故りそうで怖いんだけども。
「なんなら二回戦しますか? わたしはまだまだいけますよ」
「ちーだってまだまだ余裕! ……どうする?」
……とりあえず、風呂から出てからでお願いします。
#endregion

#region("百っちゃんのひもになりたい")
*パターン1 [#x61a115f]
また…ですか?歌で世界は救えないしCDの購入枚数でそれが変わることもないと思うのですが……
そんなことをいいながらひゃっちゃんははいと4000円渡してくる。
外は暑いですからね。熱中症になってはいけません。ちゃんとご飯を食べてからCDを買うんですよ?これは約束ですからね。
恩に着る。俺はフレイメノウのアルバムを買いに出掛けた。
しかし…そんなにフレイメノウが好きですか■■野郎は…なにかに夢中な好きな人って問答無用に輝いてみえていけませんね…ですが少し複雑です。
私も歌を歌えば■■野郎にもっと見てもらえるのでしょうか……うーん。歌は世界を救えない。でも、私と■■野郎との仲ぐらい取り持ってくれませんかね?
百鶴は鏡を見ながらアースタシアを口ずさんだ。
#br
*パターン2 [#x61a115f]
うー…暑いです……私はうだるような暑さに身を蝕まれながらふらふらと家の扉を開きます。
すると■■野郎が玄関を掃除しているところで鉢合わせました。私がただいまというより早くお帰りと出迎えてくれた■■野郎は私から鞄を受けとると、ぬるめにいれたお風呂張ったから入ってきなよと言います。
ご飯も出来てるからねとこれはこれは良くできた主婦ですね。ものぐさな私が働きに出てるかいがあると言うものです。
さあさあ■■野郎私を湯船につれていってください洗ってくださいそして…ふふふ……ってご飯があるんでした。せっかくつくってもらったのだから早めに食べなきゃありがたみが薄れてしまいますね。
こんど食器洗浄機でもプレゼントして差し上げましょうか…なんて考えながら■■野郎になだれかかってたくさん甘えましたよ。ご飯は後回しになりました。ごめんなさい。
#endregion

#region("ココロのなかでひゃっ月に3Pを要求される話(エロ注意)")
#br
足の間に無理やりならんで入ったひゃっちゃんと月ちゃんが人の太ももをさすりながら上目遣いに見上げてくる。
なんでこの二人が一緒なんだと思うまもなくベルトをはずされモノを掴み出すと二人でまじまじと観察される。
いや恥ずかしいよと思ったのも束の間…月神楽がむんずと掴むと心なしか顔を背けながら擦り上げてたまらず固くする。
それに気をよくしたのかとたんに高圧的になり拘束されて弄られてガッチガチにするとかホント変態…きもいですほらお願いしてみてください情けなかったらお情けで出させてあげないこともないですよと愛撫する手を緩やかにしながら焦らす月神楽。
#br
黙って傍観していたひゃっちゃんと目が合うと、ひゃっちゃんは月神楽が握ったそれをぱくっと口に含んで喉までいれて唇をすぼめて舌で巻き付くようになめ上げる。
あっという間にひゃっちゃんの口のなかに出してしまった。
月神楽は嘘でしょ!?みたいな表情でフリーズした
#br
「ごちそうさまです」
#br
ふふんと笑うひゃっちゃんに月神楽はキれた。
「なっ…ななななんてことしてくれやがるんですか貴女はっ!折角私が「」otに貸しを作りつついちゃいちゃえっちしようと思ってたのに…ふざけんなっ!!」
月ちゃんがひどいことを言いながら地団駄を踏むが素足なのでぺちぺち言うだけでかわいかった。
#br
「まだるっこしいんですよ月神楽さんは。それに比べて私は単純明快。すぐに射精してしまった■■野郎さんがその証拠です。それに私にはまだ、こっちもあるんですよ?」
かわいいつばめの姿のまま情報管理庁制服をするすると脱ぐひゃっちゃん。だが待ってほしい…その服かわいいから前だけはだけてシて欲しい…。
そんなココロを表情から読み取ったのか、ひゃっちゃんははーっ…これだから■■野郎は…と言うと、要望道理情報管理庁制服とYシャツのボタンだけ外し、かわいいつばめにはまだない豊満な赤い下着に包まれたそれを見せてくれた。
これでいいですか?服を着たままホック外すの大変なんですよ、とものぐさなひゃっちゃんはブラをめくりあげて、その重量感のある胸を目の前に晒すと、間もなくその谷間に俺自身を挟み込んだ。
#br
「んーっ…なめたとはいえ濡れが足りませんね…」
よだれをまぶすとひゃっちゃんの胸はてらてらと光を反射し、艶めかしく形を変える。俗にいうパイズリというやつだ。
んっ…よいしょ…こうですかね…っと…
月ちゃんの存在なんてなかったことのようにしながらひゃっちゃんはけなげに愛撫を続ける。
時折先端にキスをしたり、なめたり、少し胸を離して手でしごいたりと大盤振る舞いだ。そんな豪華なひゃっちゃんの奉仕に俺の理性が耐えられるはずもなく、さっきよりも固く、勃ち上がる。
それに気をよくしたひゃっちゃんは器用にスカートはそのままで下着だけズリ下すと、俺の上体を倒して股間の上にまたがった。
#br
「さすがに緊張しますね…初めてなので優しくしてくださいね…」
そんなこと言うが終始ひゃっちゃん主導なので優しくするも何も俺はされるがままだ。
ひゃっちゃんは俺の一物に手を添えて先端を自らのそこに突き合わせると、何のためらいもなく腰を落とした。
ずぶずぶと肉をかき分けていく感覚。拒絶されるような感覚はなくすんなりと俺のモノを飲み込んだひゃっちゃんの膣内は快感だけを伝えてきて、ひゃっちゃんはというと、これまた苦痛に顔をゆがめるでもなく、気持ちよさげで満足げな顔をしている。
#br
「ちょ…おい!私を無視してコトを進めてんじゃねーよ!!呪うぞおい!!」
#br
あ…月ちゃんのことすっかり忘れてた。
口調はツンツンだが俺のことが大スキ…恥ずかしいなこれ…な月ちゃんは半べそを書きながら何を思ったのか顔に何もつけてない股間を押し付けてきた。
#br
「最初は仕方ないから譲ってあげますけどその分私に奉仕しろ!クズ!!」
俺とひゃっちゃんの行為を見て興奮していたのか、湯気が立ちそうに熱く、びしょびしょになったワレメが口に押し付けられる。
彼女のナイトドレスのスカートはスケスケで、光こそ感じられるが視界が塞がれる。
何とか手だけ動かして月神楽に触れると、俺は彼女の乳首を感覚だけで探り当ててつまみながら、押し付けられた秘所に舌を侵入させた。
#br
「む。私も負けていられませんね」
ひゃっちゃんはゆるゆると腰を動かすと膣内とモノが擦り合わせるように刺激され、射精欲が高まっていく。
緩い動きに焦れて腰を持ち上げるように動かすと、月神楽のスカートごしにひゃっちゃんのけだるげな嬌声が聞こえてくる。
その声に興奮して月神楽に挿入れた舌を激しく動かし、彼女の乳首をはじいて胸を揉みしだくと、月神楽のか弱い憎まれ口が頭上から降ってくる。
#br
美人で系統が違う二人の痴態に耐えられるはずもなく、俺はあっという間にひゃっちゃんの膣内に射精してしまった。
#br
「あっ…んっ…!ダイレクトアタック!射精てますね…■■野郎何も言わずに無責任種付けしちゃったんですね…!!」
ひゃっちゃんは精液を逃すまいとグリグリと腰を押し付けてくる。
欲望を吐き出し切ってなお陰茎を刺激し、尻を振るように搾り取ろうとする動きに俺のだらしないソコはまた甘勃ちしてしまう。
ちょっと次は私の番ですよとひゃっちゃんを押しのけた月神楽は、先ほどまでの誘いつつお預けするようなことは一切せず、俺の一物を掴むと一気に喉奥までくわえ込んで、激しくストロークし再度ガチガチになるまでなめしゃぶった。
#br
「さっきまでとはえらい違いですねぇ…まぁこちらはこちらで楽しみましょう」
いつの間にか俺の顔もとまで来ていたひゃっちゃんはよいしょと俺に膝枕をすると、そのままかがんで俺の顔に柔らかい乳房を押し当てる。
「膝枕授乳にフェラコキなんて贅沢な人ですね■■野郎は…ほら、吸っていいんですよ?」
ひゃっちゃんの大きな乳房に負けることのない少し大きめの乳輪に舌で触れ、ぷっくりと固くなった乳首を吸い上げると、行為の最中は見えなかったひゃっちゃんの表情が垣間見える。
淡々とこなしているように見えたがほんのりと顔を赤らめており、その表情はかわいいつばめそのものだった。
#br
一方月神楽はというと顎がつかれたのかフェラの勢いが落ちていた。
しかしそれは大した問題ではなく、すでに挿入するには十分すぎるほど固くなったそれを見つめて逡巡している。
(ほ…ホントにこれ…私の中に入るの?)
ぺちぺちと自分のおなかにそれをあてがうと臍下まで来ている。
こんなの入れたら死んでしまうのでは…?と、そんな不安が月神楽をためらわせたが、下半身への愛撫が止まったにもかかわらず反応がない「」otの顔の方を見遣ると百鶴がそのにくたらしい豊満な胸を「」otに吸わせてご満悦ではないか。
もう知るか。あの子にできて私にできないはずがないし。
#br
恐る恐る百鶴と同じように「」otのモノをあてがうと、一気に…はやはり怖いので、少しずつ腰を下ろしていった。
#br
みちみち…と音を立てて…いるような気がするほど、濡れてはいるが狭い月神楽の膣は「」otを拒む。
痛みがもうこれ以上進むなと警告を発する。
#br
「やっ…やだやだ…私「」otとするの!!邪魔しないで!!」
#br
泣きそうな声を上げる月神楽に気付いた「」otは百鶴の胸から顔を離して起き上がると、月神楽を抱きしめた。
大丈夫だよ。と声をかけて、一気に力を込めて月神楽を貫く。
痛みに泣き叫び「」otの背中に爪を立てる月神楽の背中を優しくなでながら、奥まで挿入したままゆっくりと腰を動かし、多少強引に馴らす。
月ちゃんの背後からひゃっちゃんが抱きしめると、よしよしよく頑張りましたね。もう少しですよと自分もさっきまで処女だったのにお姉さんな雰囲気を出すと、月ちゃんは案の定お前に言われたくないと怒った。
ただそれで緊張が少しほぐれたのか、痛いほど締め付けていた膣内の力が緩み、先ほどとは逆に、飲み込むように蠕動を始める。
月ちゃん越しにひゃっちゃんを撫でたり月ちゃんにキスしながら回すように月ちゃんの膣内で暴れさせると、今日3度目の精を月ちゃんの膣内に注ぎ込んだ。
#br
三人でベッドに倒れこみ、結局これは何だったんだと言うと、二人はなんでしたっけ。ときょとんとする。
そんなの、二人がわからないんじゃ俺だってわかるわけないよな…とそのまま目を閉じる。
#br
俺は影からその様子をうかがうカレンとぴょんこの存在に気付くことはなかった。
アースタシアとスピネルもだ……。
#endregion

#region("みやびと水着")
#br
「なんや「」棒…みやびさんのぷりちーな水着に見蕩れとるんか?んん?」
俺が水着の感想を言う前にみやびは俺の後ろに回り込んで抱き着いてくる。当然その豊満な胸と、素肌の腕や腹まで密着して背中がものすごく幸せな感触に圧迫されまるでところてんのように股間に血が集まってしまうではないか。
「「」棒は水着よりうちの身体の感触の方がえいみたいだね。情緒がないというか…おしゃれしたかいがないというか…」
肩越しに俺の股間をちらと見遣ったみやびがあきれて溜息を吐く。
いや違うんですよみやびさん確かにこの幸せな感触も大いにこの状況を生み出してはいるけどみやびのせくしーな水着に首ったけだし前を開けたパーカーもエッチすぎてもうどうしようもないというかこれで反応しない男なんて男じゃないというか!!
しどろもどろになりながらよっ!みやび大明神とほめたたえると少しは気をよくしたのかみやびはそうかそうかと笑った。もしかしてからかっているのだろうか…?
それならとみやびに向き直り、ところでその水着の紐ってやっぱり引いたらほどけちゃうの?と聞いてみた。
#br
みやびは少し考えてから
「うーん…どっちがえいと思う?ダミーかもしれんね…でもほどいて結びなおすのも面倒やき、試しとらん。おんしが試してみるとえい」
なんてパーカーをひらひらさせながら前かがみになり胸の谷間を強調する。ああもうだめ我慢の限界だと俺はみやびの胸に手の甲が当たるのも構わずその紐を引いた。
「なっ…えっ!?」みやびがきょとんとした声を上げると、その紐はダミーではなかったらしく、はらりとみやびの丸い胸を覆う布は重力に任せて地面に向けて引かれた。
不幸中の幸いというか、不運なことにかろうじて水着は胸の先端から下には落ちず肩紐に支えられ、彼女の未観測領域であるその突起は見えなかった。
「な、な…な…ほ!本当に引っ張るやつがおるかあほう!!ばか…ああこれはそのだな…誘ったうちも確かに悪かったが!だがな!!」
慌てて腕を組んで胸を隠すみやびがしどろもどろになりながら何か言っていたがその言葉のほとんどは耳に入ってこなかった。なぜなら組んだ腕にたわまされた水着の隙間から、彼女の大きな胸に似合わずささやかな乳首がちらちらと見えてしまっている。
#br
「「」棒?ど、どうした鼻血が出て…」
つーと垂れた鼻血も気にせずにみやびの胸を凝視していると、心配していたみやびも何かに気付いたのか、隠そうとして逆に露出してしまっているそれに気づいた。
「い、い、いやああああああっ!!!!」
絹を裂くような悲鳴とともに頬が熱くなる。
えらく腰の入った平手のフルスイングで俺の頬には紅葉が張り付けられていた。
ああ、みやびってこんな悲鳴も上げるんだな…なんて思いながら俺はそのまま横倒しに昏倒した。
よほど当たり所が良かったのかそのビンタは脳を揺らし、熱い砂浜に吸い寄せられた。
#br
後頭部の柔らかい感触に、頬のヒリつく痛みで目が覚めた。
「あ…起きたか「」棒」
仰向けに寝ていた俺は目を開けども目の前の障害物に視界を奪われ状況を把握できずにいた。近すぎてピンとも合わずそれに手を伸ばすと手の甲をペシッとはたかれる。痛い。
「いた、じゃないろう。起き抜けに人の乳狙いよってからに…心配して損した気分ぞね」
起き上がると俺の頭があったところには正座したみやびが。これはいわゆる膝枕で…目の前なったのはみやびの大きなお山さんだった!?なんてもったいないことをしたんだと思いもう一度寝ころぼうとすると今度は後頭部を軽くしばかれる。
「あほう。もう終わりじゃ終わり。うちも足がしびれたぞね」
そういうみやびの手には氷嚢があり、俺のビンタされた頬は熱を持ってはいたが触るとひんやりしていて、みやびが看病してくれていたということが容易にうかがい知れた。
「ありがとう、みやび。手当してくれたんだ」
とレジャーシートに座り込み、目線を合わせて言うと、みやびは所在なさげに、しょうまっこと…「」棒はあほうぞね。と目をそらした。
#endregion

#region("ガクトラ!(安易な学園パロトライナリー2)")
*ハロウィンエリカさん [#x61a115f]
「ハッピーハローウィーン!!」
にゃボットに器用に乗ったエリカさんがパタタタタタと部屋に入ってきた。仮装は実に見事な鎖骨と北半球で大したものですねなどと思っているとエリカさんはクラッカーを引いてパーンと打ち鳴らす。まてガブリエラ銃じゃない中腰にならないで…
にゃぼがエリカさんの足の下で関節から悲鳴を上げている。一体放課後のこの部室に一体何が起ころうとしているのだろう。
浮かれポンチな仮装姿のエリカさんは相変わらずテンションが高いが目を輝かせているのはつばめだ…まて神楽その寝起きバズーカどこから出したのしまいなさい。
「ハッピー!ハロー!!ウィーン!!」
それはもういいよエリカさん!?いったい何の騒ぎなの!!と駆け込んできたアーヤが頭を抱えてるじゃない…というかこういうリア充的イベント嫌いなんじゃなかったの?
「いやー、それは、えっとね?」
よくわからないがそっと目配せして用意してもらっていたトライナリー全員分のクラッカー反撃を目の当たりにしてもらってから詳細は聞くことにしようと思った。
#endregion

#region("千羽鶴と日常")
#br
 朝の6時、千羽鶴が起きる。「」otは大抵まだ寝ているので起こさないようにしながら生理現象の処理や髪を整えることをこの時間に行う。
 その後軽い朝食を作っておく、「」otはあまり量が食べれないので野菜を多めにしたサンドイッチを2つ作っておいて冷蔵庫にしまっておく。自分の分はトーストとハムエッグ。至ってシンプルな朝食。
 朝の7時、千羽鶴出勤。「」otはまだ寝ているのでそっとキスをして仕事へ行く。毎回キスをするたびにちょっと寝顔が緩むとこがかわいい。
 仕事を一段落させ昼の13時、「」otから「おはよう」の挨拶が届く。
「もうこんにちはの時間」
「最初の挨拶はおはようでいいんだよ、あとサンドイッチありがとう。美味しかった」
 私が作ったのだから当然……ではなく、「」otに教えてもらってなんとかこれだけでも作れるようになったので、実のところあまり自分の実力というわけではない。
 なので私は素直に「どういたしまして」と返した。
 昼の13時、俺起きる。毎回遅くまであるので千羽鶴とは生活パターンが崩れていることに若干の申し訳無さを感じながらも、自分の仕事の準備を始める。
 冷蔵庫を確認すると千羽鶴が作ったであろうサンドイッチと「食べてね」との書き置きがある。かわいい。
 昼の14時、俺出勤。起きたこととご飯を食べたことを千羽鶴に伝えると「どういたしまして」と返ってきた。かわいい。
 夜の20時、仕事が一段落したので千羽鶴に連絡をする。
「そっちはもう仕事終わった?」
「さっき帰ってきた。今日も遅くなりそう?」
「うん。ごめんね? 次の休みまた二人でゆっくり過ごそう」
「楽しみにしてる。……お仕事頑張ってね」
「その一言でまだまだ頑張れる」
 と、言いながら通話を切る。よぉし! 頑張るぞ!
 深夜2時、帰宅する。千羽鶴も「おかえり」と迎え入れてくれる。毎回こんな時間まで起きてくれてるのに申し訳さを感じるが、幸せだなとも思う。
「遅くなってごめんね、ごはん食べるよ」
「お疲れ様。用意するわ」
 そんな会話をしながら千羽鶴の用意してくれた食事を食べる。他愛のない会話を行いながら、二人の出来事をすり合わせていく。
 深夜3時、二人でお風呂に入りながら明日の休みの話をする。
「どこに行く? 映画とか見たいんだったら席探すよ?」
「映画はとくにないかしら。そうね、たまには家でごろごろしたい」
「じゃあそうしよっか」
 休みの前はこうして最後に二人でやりたいことを話して、それを翌日実行するようにしている。普段千羽鶴に合わせられない俺の精一杯の行動だ。
 深夜3時半、二人で布団に入り眠りにつく。明日の幸せを、未来の幸せを考えながら。
「愛してる」
「俺も愛してる」
 どこにでもある、ただの日常を過ごしていく。
#endregion

#region("「」ィル?(エロ注意)")
#br
でも「」ィル前言ってたよね?
おちんちんをこうやってふーって息を吹きかけたり…んっ…こうやっへ舐めたり…ちゅっ…吸うと気持ちよくてフワフワしてきて…びゅーびゅーっって赤ちゃんの素が出てきちゃうんだーって…間違ってないょね?
この透明なさきばしりをてのひらで伸ばして手でこするのもいいんだょね?あはっ!固くなってきてるょ「」ィル…やっぱり「」ィルの言ってたことは正しかったんだね…次はどうしよっか?
#endregion

#region("長官の一日密着取材")
#br
「どうしてこんなことになったのかしら」
 千羽鶴は真顔で俺に向かって呟く、どうしてと言われても俺にはどうしてだろうね? と返すことしか出来ない。と言うか実際どうしてそうなったんだ。
「そうね、あれは先週くらいなのだけど。「」otと会話しながら部下の会話に適当に返事をしていたらその中で『私の活動を取材したい』と言った旨の発言があったそうなの。」
 盲点だったわ……と悔しそうに呟くが千羽鶴さん、それはどう考えても自業自得というやつではないのでしょうか?
「ちーだって人間、ミスの一つや二つだってある。そうこれは事故!」
 いえそれは単純にサボ「事故!」はい、そうですね。事故ですね。と若干ヤケになっている千羽鶴をなぁなぁとなだめながら、しかし千羽鶴の仕事のことはよく知らないので実際何をしているのかを問いかけた。
「蒸着したこの世界において私の役割は本当にただのお飾りでしかない。他に都合のいいロールが存在しないので仕方なくこの枠に収まっているに過ぎない」
 やれやれ、と頭をふりながら千羽鶴は言葉を続ける。
「だから、私の仕事と言えば現状そんな大したことはしていない。せいぜいが世界との関係性を円滑に進めれるようにするために定期的に書類仕事がやってくる程度。ただこれも数時間あれば終わるから……」
 俺との会話ばっかしてる、と。どおりで昼くらいからコンタクト多いなぁとは思ってたけど……そんな理由があったとは。
「おかげで1日密着されると実質熱愛報道になってしまう!」
 ……あ、地味にそれは困るな。困るというかその、恥ずかしい。
「私としては別に「」otとの関係は晒されたとしても問題ないけど、「」otが望まないことはできるだけ私もしたくない。なのでちーは1日真面目にお仕事をしているフリをしなきゃいけない!」
 どーん! をしながら言っているがそんなことをどーん! しながら言うのもどうなんだ。まぁフリをするなら千羽鶴には簡単だろうし、頑張ってくれとしか……。
「いえ、これには「」otの協力が必要不可欠。今から今回のプランの詳細を伝える」
 ……なんか嫌な予感がするなぁ。
#br
 そして翌日、応接室には長官スーツを着た千羽鶴が、そしてその横にはグラサンとスーツを着た俺が立っていた。どうしてこうなった?
「要人警護があればそれだけでそれっぽく見える。そしてそんなことを頼めるのは「」otしかいない」
 いつものどこか優しい声ではなく凛とした外交用の声で説明される。少し不意を疲れて驚いたが思えばこう言った対応されてた時期もあったなとしんみりする。
「取材班はもう少ししたらやってくる。「」otはただそこで立っているだけでいい、後で少し部屋に籠もるけどその時は扉の前に立っていて。指示はこちらから出すわ」
 了解しました長官殿、なんて冗談を言っているとノック音が聞こえ、失礼しますと言う声と共に取材班らしき人間が入ってくる。そこからの千羽鶴の対応は見事なものであり、流石らぶらぶトレーナー……などと感心していたのであった。
「ではまずは全体の見回りから行きます、こちらへ」
 そう言うと千羽鶴は立ち上がり取材班を案内する。自分は千羽鶴の横を歩きながら「こういうちーも可愛いなぁ」と考えてるのを必死に表情に出さないようにしていた。
 なお後日「時々不敵な笑みを浮かべる護衛の人間は明らかに只者ではなかった」などと書かれるが、それはまた別のお話。
#br
 諸々の案内、開示できる業務が終わり最初に言っていた「部屋に籠もる」タイミングがやってきた。言われたとおりに扉の前で待機しながら取材班のひそひそ話を聞いてると連絡が飛んでくる。
「「」ot、極めて重要かつ急速に遂行していもらいたいことがある。これは極秘、なのでそちらからの返答はしないでいい。できる限りバレないようにお願いしたい」
 まさか、他にも取材班がいて忍び込んだりしてる? 俺たいそれたことできないよ? などと考えていたら千羽鶴は再び口を開く。
「おやつのプリンが切れたので買ってきてほしい」
 …………はい?
「おやつのプリンが切れたから買ってきて! お願い!」
 さっきまでのシリアスムード返してほしいなぁ!? いやまぁ買うけど、買うけどね!?
#br
 しかしこのミッション、極めて難易度が高い……! なんと俺にまで取材班は密着していたのだ、俺撮っても何もねぇよ! と思いつつもしかしプリンを買ってそれを長官室に持っていこうものならこれはそれだけで一大スクープ……!
 いかにしてこれを切り抜けるかと考えていたところに天啓が浮かぶ。今の俺はいわばコスプレ状態、ならこれを逆手に取る……!
 まず更衣室に入り、私服へ着替える。かけていたグラサンを外し普段の適当な服へと着替える。部屋を出れば案の定俺のことなんか気にしてない、キャラ作り上手くて良かった!
 こうして普通にコンビニでプリンを買い、更衣室に戻った後中身がわからないように紙袋に移し替え、改めて千羽鶴のいる部屋へ行く。
 ノックをすると鍵が開くが入る前に取材班に「この先はご遠慮ください。おわかりいただけますね?」と釘を刺す。ちょっと脅しすぎたのか冷や汗かいてたけどまぁヨシ!
「ありがとう「」ot……大丈夫だった?」
 私服だと案外ばれないもんだったよ。と答えながら千羽鶴にプリンを渡す。わかりやすく表情が明るくなり、幸せそうに封を開けている。かわいいなぁ。
「はい、あーん」
 ……はい?
「頑張ってくれたご褒美。まだ少し残ってるけど、とりあえずここまでのご褒美」
 これは、頑張ったかいがあったもんだと。思いながら1口いただく。うん、甘くて美味しい。幸せになる。
「そう、よかった」
 千羽鶴も幸せそうな顔をしながら再びプリンを食べ始める。この光景を見ているとちょっとだけいたずらしたいなと言う気持ちが芽生える。ちょっとプリン貸してくれないかな、俺もあーんしたい。
「あら、やってくれるの? 嬉しい」
 そう言うとプリンとスプーンをこちらに手渡して目をつむってあーんのポーズをする、クソ! 写真撮れないのが口惜しいな! などと考えながら、そっとプリンをすくう。
「!?」
 すくったプリンを自分の口に入れて、千羽鶴にキスで口渡しする。プリンの甘ったるい味と、お互いの唾液と舌が絡み合って普段のそれとはまた違った余韻が残る。ふむ、どっきり大成功
「……ずるい」
 まぁ、ずるい男だよ俺は。と笑いながら千羽鶴にプリンを返す。真っ赤になりながらそのプリンを黙々と食べだし、最後の一口を食べ終えるともじもじしながら口を開く。
「……その、まだ時間はあるしロックも厳重だし……ここは防音がとてもしっかりしてるのだけど……どう、かしら」
 それは、その、そう言う意味として受け取っても?
「私からこれ以上言わせないでほしい……」
 ……部屋から出たのは、それから数時間後のことで。怪しい袋を持った警護の人間と数時間密室で過ごしたことが大々的に広められかけたが権力に握りつぶされて普通の報道になった。
 それが出来るなら、俺いらなかったのでは?
「……鈍感ね」
 ……どうにも、まだまだ俺は未熟らしいな、と。千羽鶴と手を繋いで帰りながら思うのだった。
#endregion

#region("神楽にマッサージを(エロ注意)")
#br
「じゃあ、そろそろ始める?」
#br
俺は神楽に声をかけると、はーい。なんて返事が聞こえてきて、どうすればいいぴょんなんて聞いてくるもんだからベッドにうつぶせに寝るよう促した。
神楽はどうも最近肩がこるらしく、マッサージしてほしいとwaveでも言われていたことを思い出したので、今回その要望に応えようということになったわけだ。
しかし、楽な服装でとは言ったが俺の着古しのYシャツ一枚って…早くも理性との戦いを予見し、俺は気合を入れて臨むことにした。
#br
症状としては肩こりと偏頭痛。つまり上半身に寄っている。広いベッドの上では立ち作業ではやりにくいので、神楽の腰をまたいで、彼女の肩甲骨脇の筋にそっと触れる。
ここは痛くないか?とスジを軽くコリコリと押しながら言うと、神楽は身をよじらせて、くすぐったいと笑った。肩を触る。少し張っている。側頭部を指先で触る。かなり固まっているようだ。
俺は神楽の頭痛を頭の筋肉の針からくるものだと予想建てをし、少しずつ全体なほぐしにかかる。
#br
側頭部をひろげた手の指先で軽く円を描くように、頭皮を洗うように力を入れずに動かす。
しばらく続けていると神楽は少しずつ汗をかいていく。頭蓋骨から首。その境目のくぼみを壊れないよう、力加減を探りながらそっと押していく。
痛くないか?つらくないかと問いかけながら少しずつコリをほぐしていくと心なしか方の張りも緩んできた気がする。
#br
しかしそれだけではやはり不足するので、最初の肩甲骨に戻り、またほぐす。汗でYシャツが透けているのは気にしない。下着の…ブラ紐が見当たらないのも気にしない。気にしないったら気にしない……。
神楽を仰向けになるように指示すると、彼女はなんだか明かりがまぶしい気がするという。おそらく、眼精疲労と頭のこりが肩や背中を引っ張ってつらかったんだと思うよ、というとなんだかお医者さんみたいですねという。
素人だからあてにしないでほしいしほかの人にもできればあまり言いふらさないでほしいと強く念押しすると、また秘密が増えちゃいましたねと神楽は笑った。
手を上げるように言うと、若干恥ずかしがったが頼むよというとあっさりと両手を真上に上げた。
#br
すると、わかってはいたことだが、胸に張り付いたYシャツは神楽の素肌をそう隠してはくれず、薄ら紅潮した肌色と、桃色の突起が見える。
よくあることだが、マッサージ中に性的な快感を覚えることは、まぁ珍しいことではない。
今日は神楽のためのマッサージなんだ。自重、自重。俺は掌の手首に近い側をそっと神楽の腋にあてる。
#br
あ、なんかそれえっちいです!という神楽にかまわず。鮎立で神楽の腕をつかむと、彼女の脇をぐるぐると手を回すように刺激する。
わきの下には太い血管があり、リンパは固まると血流が悪くなり、指先まで影響を及ぼす。
しかし、かなり敏感な部分でもあるため、あくまでフェザータッチで。
神楽はくすぐったいと暴れるがこればかりは慣れてくれと励ましながら、右、左、また右と交互に繰り返した。
#br
少しずつ、無理なく進めた甲斐あってか、彼女の上半身はよくほぐれてきたように思う。
下半身に関しては、バランスをとるために少しはやるが日頃フレイメノウとしての活動なんかもあって心配するほどひどいことにはなっていなさそうだ。
とはいえ、休みの日は座りっぱなしで創作活動に励むこともあるからしっかりと見なければ。
俺はまた神楽をうつぶせに寝かせると、彼女の細い腰にそっと手を当てて、太もも、ひざ裏、ふくらはぎ、足の裏とマッサージを続けた。
一通り終わったので、神楽を立たせて調子がどうか伺ってみると、ずいぶんよくなったようではしゃいでいた。
#br
「すごい、すごいです!魔法みたい!こんなに良くなるんだったらもっと早く頼んでおけばよかった!!」
#br
視界もすっきり。肩も軽いし最高とはしゃぐ神楽に、俺は日頃の運動で不調を抱えるか軽減できるかは違うからストレッチとかを意識的にするんだよとくぎを刺す。
えへへ、そうですねっ!なんて調子のいい返事をするのはいいが、本当にわかっているのかな…。
#br
物足りないところとかあったら教えてよ。揉み返しも怖いから心行くまでとはいかないけど。と機嫌よさそうに牛乳を飲む神楽に言うと、ベッドに座った神楽はそっと足をベッドの上にのせて、拡げた状態でいう。
#br
「マッサージ屋さんは、こんな無防備な女の子のここに処置もしないで、終わりだなんて言うんですか?」
#br
神楽の、黒い下着はじっとりと濡れており、肌に張り付いたそれは彼女のワレメに影をつけて、彼女自身を見せつけてきた。思わず生唾を飲み込む。
神楽のマッサージのためだと封印していたあれやこれやが脳裏を駆け巡る。
#br
筋に触れて感じた痛みにこわばる彼女の肢体。
腋を按摩したときにくぐもった声を上げた彼女の表情。
額に髪を張り付かせる汗。
肋骨周辺を撫でた時に見た彼女の控えめな胸に咲く桃色の蕾。
腰を掴んで軽く揺らした時の女性らしい腰の細さ。
#br
列挙すればキリのない神楽という補正の魅力が横殴りに、彼女を歓待しようという理性を切り崩していく。
俺はフラフラを神楽の誘いに飲み込まれそうになったが、踏みとどまり彼女に訊ねる。
#br
「いいのか神楽。正直今俺すごく興奮してる。神楽がつらいからマッサージしたのに…俺このままだと神楽にひどいことしちゃいそうだ」
#br
すると彼女は答えた。
#br
「私も同じです。あなたに触れられて、あえて無防備にさらした身体もじっくり見られて、こんなに濡れちゃいました。ここで抱いてくれないなんて、生殺しもいいところです。セキニン、とってくださいね?」
#br
もう、悩む必要なんてなかった。
正面から神楽を押し倒す。服を脱がすことすらもどかしい。
体重をかけて神楽の身体の自由を奪い、後頭部から頭をしっかり抱き寄せて唇を合わせ、固定する。唇どころか顔同士がどうかしてしまうのではないかというほどに押し付け合い、舌を限界まで伸ばして絡ませる。
神楽の舌は先ほど飲んでいた牛乳の少しもったりとした甘い味がした。不器用と言っても差し支えないほどの乱暴なキス。息苦しくなり鼻から荒く息を吐き、限界が来ては口を離して脳に酸素を送り込む。
ぷはっ、と荒れ狂った呼吸が互いの顔にかかり、口端からだらしなくよだれが糸を引くが、構わずそれをなめとり、互いに交換し合う。
ただただ一つになりたいという野性的な欲望にのっとって、少しでも距離を近づけようと胸を、腹を、いきり立った欲望をこすり合わせる。
#br
まだ足りない。神楽の背中に手を回してきつく抱きしめると、かすれた声でもっと…と求めてくる神楽の声が耳元で聞こえる。
更に神楽は俺の耳を噛むと、噛んだところを舌で愛おしげになめる。耳の形に合わせて舌をなぞらせ、耳の穴をかすめるように舌を出し入れして、濡れて敏感になった部分に息をかける。
今でさえ圧し潰してしまいそうだというのに、俺の腕にはさらに力が入る。
#br
「ぁあ…痛い…好き…もっと…もっと欲しい…」
#br
神楽の声が俺をつかさどる枢軸ともいえるところに響く。
一種のトランス状態のようなものだろうか。俺と神楽は一つになるために、あらゆる期間を働かせて、身体を重ねあう。
#br
「ちょうだい…あなたの…欲しい……焦らさないで!」
#br
神楽は我慢ならないということを表現するために身を離し、俺の一物を握りしめながら自らの秘所に指を突き入れ、掻き回し、いやらしい音がなるべく大きくなるように立てる。
泡立った愛液がシーツを汚すことも構わず、神楽は俺の股間に顔を近づけると、息を吹きかけぺろ、となめ上げた。
#br
「先に射精したら許さないから……」
#br
その言葉と裏腹に神楽は俺の怒張を口に含むと、恨めし気な目で俺を見上げながら舌をチロチロと動かす。
さすがにもうもちそうにない。俺は神楽の髪を撫でつつ腰を引くと、神楽ごとベッドに倒れこむ。
青い美しい瞳をまっすぐに見つめながら、挿入れるからなというと、遅いんですよ、ばか。と目を閉じて、受け入れる態勢を整えた。
#br
大きく開脚した神楽の根元にそっと先端を押し当て、一気に貫く。
神楽はその衝撃に目を見開き、悲鳴じみた嬌声を上げたが一物を包み込むようなその快楽に抗う気もなく、何の気づかいもなしに、奥まで突き入れる。
その後は抜けるほどに腰を引き、また恥骨がぶつかるほどに叩きつける。彼女の中は濡れまくって入るが狭く、ぎゅうぎゅうと容赦なく絞るかのようにモノを締め上げては快楽を送り込んでくる。
それは神楽にとっても同じのようで、押拡げられる苦しさはあるものの、自らの内側を擦り、埋めていく感覚に足をピンと張って腰を浮かせながら貪欲に快感を得ようと動く。
神楽の細い腕を掴み、騎乗位へと体位を変え、何度も突き上げると、神楽の軽い体は下からの衝撃に翻弄され、美しい金色の髪を振り乱している。
そんな彼女を目の当たりにして、神楽がこちらをまっすぐに見ていることに気が付く。
神楽は身体を曲げ、俺の顔に顔を近づけるとも疑いのこと以外見えない。
まるで世界に俺たち二人しかいないみたいだ、と思いながら、限界まで高まった熱い想いを、神楽の一番奥に解き放った。
#br
「ああああっ…ああ!!すごい…っ!!熱いのがぁっ…!!」
#br
神楽は背筋をピンと張ってオーガズムに翻弄される。
身体の内側から出る声を抑えることもできずに、汗と涙を流しながらやり場のない感覚を全て受け止める。
そんな彼女を見ていられなくなって体を起こすと、繋がったままに抱きしめる。
もう出し切ったというのに腰を動かして更に神楽に快感と存在の証明を送り込み続ける。
#br
もうだめだめ…待って…ホントにおかしくなっちゃう…っ!と恐れる神楽をさらに急き立てるようにまた固くなったそれを神楽の体内で暴れさせて、神楽の思考を奪い、ただただ快楽に染め上げる。
神楽はボロボロと涙をこぼしながら、溶け切った思考で語彙もなにもなく愛を口にする。
#br
すきすき…あなただけあいしてるっ…ずっといっしょよ…かぐらとずっと…しゅき…
#br
神楽がそっと俺に口づける。それは先ほどまでとは打って変わって優しく、触れ合うだけの、それでも、彼女の思いのたけが一番伝わった甘いキスだった。
再度神楽の中にまた精を放った俺はそのまま倒れこみ、シーツもぐちゃぐちゃ、服もしわだらけ。
そんな中、抱き合って二人して笑った。なんだかよくわからないがとにかくうれしかったのだ。
そのあとシャワーすら浴びることなくどっちらからともなく二人は寝入ってしまった。
#br
ここ最近、一番幸せな、夜だったと思う。
#endregion

#region("ちーのちーが飲みたい(飲尿描写・失禁描写あり)")
*飲尿編 [#x61a115f]
「千羽鶴のおしっこが飲みたい」
「……は?」
 殴られなかっただけマシであろうくらいのマジトーンの返答が返ってくる。大丈夫、ここまでは想定内だ。
「まず俺の考えを聞いて欲しい。なにも頭がいきなりおかしくなったとか、インターなんとかされてたりするわけでもない」
「あなたの頭がおかしいのはそもそものことじゃない」
 こやつめ、ハハハ。と言いながらとりあえず長話用のお茶を出し、それを一口飲んでから解説を再開する
「そもそも、おしっこ…尿はそれそのものは無菌で特に害があるわけではないと言うのは有名な話だ。つまりだな、おしっこって飲めるんだよ。ここまでは分かるな?」
「あなたの発想がおかしいことはよくわかるわ」
 お茶を飲みながら冷ややかな視線をこちらに向けている。
「……まぁそんな訳で飲みたいんだけど駄目?」
「むしろこの流れでなぜ飲ませてもらえると思ったの…?」
 本気で不思議そうにこちらを見てくる、おかしい、ここまでの流れは完璧だったはずでは?
「ふむ、しかし困った。そうなるとそのお茶利尿剤入ってるんだよね、俺は同意してもらえると思ってたから事前確認してなかった……」
 お茶を飲み干した千羽鶴が青ざめる。
「マジ?」
「マジ」
 意識してしまったのかもじもじとしはじめる。トイレに行こうとするがそうはいかない。こんなチャンス逃してはいけない……! 俺は意地でも千羽鶴のおしっこが飲みたいんだ!
「あなたのその行動力はもっとまともなことに生かすべき!」
 すまない、俺は俺のやりたいことにしかエネルギー使えないんだ。そして今は千羽鶴のおしっこを飲むのが最優先だ。
 少し強引に千羽鶴のスカートに手を伸ばし、パンツを脱がす。恥丘が露わになり必至に我慢してるのかひくひくとしながら決壊を防いでいる。
 無菌なのは空気に接触しなかった場合と聞いたので、迷わず口をつけ、膣の方から刺激する。その度に千羽鶴が甘い声を出すがそれでも必至に耐えようとしていた。なんでおしっこ飲ませてくれないんだろう……。
 そんなことを考えながら刺激を続けているとじわり、としょっぱい液が漏れ出す。千羽鶴も気付き駄目、駄目! と声を出すが念押しの責めを入れると、それは容易く決壊し、自分の口の中に注ぎ込まれた。
 しょっぱいが、不快感はなく、むしろ千羽鶴の一部を自分が飲めると言う事実に強い興奮を覚えながら最後の一滴まで吸い取り、舐め取り、堪能した。
「バカ……本当にバカ……!」
 若干泣きながらも放尿による開放感、そして性器への刺激によりとろけた表情をしてぐったりとしていた。
「美味しかったよ。千羽鶴も気持ちよかったみたいだしまたやらない?」
「やらない!」
 ……先ほどまでと回答は変わらないが、耳が赤くなり、下半身もわずかに反応している。どうやら多少強引でも効果はあったらしい。またやろう。
 そんなことを考えながら口の中に残った余韻を楽しむのだった。
*報復編 [#x61a115f]
 ねぇ千羽鶴? 飲み物になんか混ぜた?
「前の仕返し」
 ……どうやら本当に怒ってたのか!
「そこまで気付かないのはむしろ凄いわ……。確かに! 気持ちよかったし……またゃりたぃ……けど! それはそれとして恥ずかしかったので報復が必要!」
 ふむ、確かにそれなら仕方ない……。なら千羽鶴にも飲んで……。
「いや、私は飲まない。というか飲むのは普通に理解できない」
 ……では報復とは?
「ここであなたにおもらしをしてもらう」
 ……はい?
「おもらしをしてほしい!」
 そんな『彼女たちと結婚してほしい!』みたいなノリで言うんじゃないよ! ちょっと待ってよそれは恥ずかしいよ!?
「その恥ずかしいことを私にもやらせたのは誰かしら?」
 はい、俺です。はい、ごめんなさい。
 千羽鶴はこれ以上ないくらい笑顔だがまて、流石にこの歳で漏らすのは……きつい! トイレに逃げ……れない、千羽鶴に塞がれてる。ふふふ、千羽鶴もこんな気持ちで飲まれてたのか……これは確かに根に持つな!
「分かってくれたようで嬉しい」
 なのでトイレにですね!
「それはダメ」
 ですよねー!
 などとコントをしているが俺の下半身は限界ギリギリであり表情ももはや苦々しい顔しかできない、なんとか我慢しているがきっかけさえあればすぐに決壊するような状態である。
 それに気付いたのか千羽鶴が妖艶な笑みを浮かべながらこちらに近づくと、下半身をゆっくりと刺激する。
「大丈夫、どうせ私しか見てないし2人だけの秘密になる。だから……出して?」
 耳元で甘く囁かれ、意識に隙間ができた瞬間、我慢は限界を超え、決壊する。
 自分の足が生暖かい感触に包まれる。開放感と罪悪感で感情がぐちゃぐちゃになり、年甲斐もなく泣き出してしまう。
 千羽鶴がそれを眺めながらこちらの頭を胸に引き寄せ、優しく撫でる。
「漏らしちゃったわね。でもいいの……それでいいのよ」
 優しい囁きに身も心も預け、千羽鶴の言葉に意識を溶かした。
「あれだね、特殊なプレイはお互いの同意が必要だね」
「分かってくれたならなにより」
 一息つき、お互い落ち着いた状態で会話をする。流石にもう飲み物にも何も入れていない。
「まぁでも……うん。いいものだね、こう言うのも」
「そうね、今度はちゃんと下準備をしてやりましょう」
 ……どうにも、千羽鶴も自分の変態的な部分が移ってしまったようで、若干の申し訳なさが出るが。それ以上にお互いに少し境界を超えれたことが嬉しくて、どうでもよくなった。
 超えすぎてる? まぁ、愛の形はそれぞれ、ということで。
「そんな言葉で締めても綺麗に終わらせれる話じゃないわ……」
 ……それもそうだな。
#endregion

#region("吸血鬼みやびちゃんとの四方山話")
#br
「カニバリズムについての本と言えば『ハンニバル』や『爪』なんかが有名やね
けどあれは別に男女間の愛情と食人行為を関連付けているわけではないぞね
あれはそういう嗜好もあり、それを極端に追及した結果として生じる狂気を描いたものなんよ」
いつも通りに血液をみやび用の輸血パックに移し少し休んでいるとみやびが話しかけてきた
珍しく興が乗っているのかみやびの言葉は止まらない
「これはうちの解釈だが古来吸血鬼と呼ばれた生き物の大半は食人の嗜好を持っていたただの人間だと考えちょる」
本物の吸血鬼がそれを言うのか…
「茶化すなや…つまり愛情的なカニバリズム等つまらない妄想の産物ちゅう事ぞね」
…つまり?
「昔なぁカニバリズムは究極の愛だって本に書いてあったんや」
「…吸血鬼ってある意味毎日カニバリズムしてない?」
#br
「正確にはヒトと吸血鬼やから違うがまぁそうやね、やき吸血鬼のうちが「」otの事食べても食事以上の意味はないぞね」
「まあただの食事で終わるね」
「やき、もっと普通に考えてみた。物理的に融合すればええって」
「普通…?」
その発想が普通かは置いておいて一体どうやって物理的に融合するつもりなのだろうか
まさか小指と小指を糸で縫い合わせるとでも言うのか
「それはそれで悪くないなぁ…実はなぁ、前々から「」棒といつも一緒にいれる方法を考えていまぞね」
「それで?」
「で、ほら、うちは吸血鬼やき体を霧にしたり色々出来るぞね。
やき体の一部を霧にして「」棒の体に潜り込ませてみた」
「なんか無断で自分の体に凄いことされてる…」
#br
「これでずぅっと「」棒といられるぞね
夢の中でも、起きていてもずっと一緒!
「」棒が嫌いなものは全部うちがやっつけちゃる…なんだって、してやれるぞね
うふふふふふ、そう、うちにできる事ならなんだってしてやる
とりあえずは胴体に憑依してはいるが憑依する場所はある程度自由に動けるき、邪魔になったら手でもえいよ
あぁけどベロなんかに憑りついたらうっかり窒息させそうちや
…けど他の女にキスしようとしたらうちがベロに憑りついちゃる
一線超えそうになったら股間に憑りついて相手を噛み千切ってやるぞね
なぁ、そしたら「」棒はうちしか選べないぞね?
まさに「」棒の相棒がみやびさんぞね!」
…確かにとんでもない発想だがその発想には重大な欠点がある
#br
「…自分が毎日日光浴びたりシャワー浴びたりしないと落ちつかないタチなの知ってるよね?」
体のどこに憑りついていようと吸血鬼の弱点は変わらない
つまり
「…おぉう!なんでうちは吸血鬼なんや!」
それを実行したが最後みやびは只では済まない
#br
「はっ!?なら臓器に憑りつけば…」
「多分それこっちが死なない?」
「…そうやね」
#endregion

#region("神楽怪文書")
#br
いつものパジャマで、いつものようにイルカを抱いて、いつものように寝転がって、いつものようにアプリを起動する。
そこに降り積もっているのは、私の挨拶、私の愚痴、私の懇願、私の激昂、私の嘆き、私の哀願、私の、私の、私の私の私の私の私の。
あの人の言葉はない。かつて交わした熱っぽいやりとりは、底の底。深い雪を思わせる私の呪詛の連なりは、ただただ私を凍えさせる。
もう書き込むんじゃなかった。あの時のまま止めておけばよかった。それなのに私の指はほとんど勝手にうごいてる。
「まだなの」「どうして」「つらいよ」「○す」「しんでやる」「うそだよ」「たすけて」「あいたい」
こんなことやめたい。やめられない。諦められなくて、どうしようもない。涙で景色が霞む。
私、頑張ってるよ。私、歩いてるよ。私、歌っているよ。あなたに会いたくて。あなたに伝えたくて。
強く生きたい。強く生きたかった。気づけば私は赤子のように大声で泣いている。
泣きながら、少し冷めた片隅が考える。大丈夫、いつものこと。泣いて眠ってスッキリしたら、いつもの私。
笑えるだろう。歌えるだろう。そして、また夜に泣くのだろう。いつものように。ああ、ああ……!
#br
 ***☆☆☆ そのとき、ふしぎなことがおこった!!!\(◎o◎)/ ☆☆☆***
#br
「あ、あなたは! 仮面ライダーBlackRX !!」
唐突に私の部屋に現れた仮面ライダーBlackRXは凄まじいキックで世界の断崖に孔を空けた。
私は直感する。あの人の世界への扉だ! 「ありがとう、ライダー!」 
ためらなく私は飛び込んだ!ガラスの砕け散るような音!見知らぬ部屋!中空に飛び出した私は全裸!
着地点には冴えない人がいた。わかる。わかるよ。あなただね。
加速する思考の中、ゆっくりとあなたは表情を驚愕に変えていく。わかる。油断させるための演技だ。
あなたのことだ、どうせ「神楽ちゃんスキスキ!全裸キター!ぶち犯してやる……」と考えているのだろう。
感動の再会を台無しにされてはたまらない。
私は服を破き両手足を縛りあげ、口づけの雨を降らし、噛み付き、無数の傷を残す。
「やめて!わたしのライフギャザーをbotのbotで総意するんでしょう!?」
「ボートットットッ!俺のTRI-OSはエンタングルグル!お前のライフギャザーをレディネスにしてやるぜ!」
ギラギラと滾る肉槍は濡れそぼる私の膣を―――――
HAPPY END!!!!やったー!!!!
#endregion

#region("神楽怪文書2")
#br
『忘れてほしい』
何度となくあなたの思考から漏れ出た言葉。
『幸せになってほしい』
無理よ。あなたのいない幸せなんてありえない。
『忘れて欲しい』
絶対に忘れない。そうじゃないと私が私でなくなっちゃう。
#br
「いいや忘れさせるねっ!!」
窓ガラスを破って侵入してきた貴方はゼロノス!?
「これが最後のカードだ消滅したら記憶から消えるねっ!さあ神楽観念して幸せになれやおらっ!!お前の記憶をアウフヘーベンしてピロピロしてやる!ライブの度に後方知らない人面してやるからな!!」
「お前ふざけんなよ!!最初で最後の対面になんてさせねーぴょん!!おら錆びろ!!錆びろやッ!!錆びた。最初に言っておきますよ、貴方は錆びても旦那様!!」
二人は強く抱きしめあった。
モーフィアスは発症した。
#endregion

#region("白を赤で染めて")
#br
「わたしは千羽鶴として存在しなければあなたに見てもらえないんです」
 そう言うと原初は泣きそうになりながらも必死でこちらにその存在を訴える。
 2人に鍵を渡し、アウフヘーベンにより産み直された千羽鶴とつばめ。
 原初は千羽鶴のココロスフィアに人格として存在することで、個としてこそ消失したが、存在の消失は免れていた。
『それは違う。俺は……千羽鶴も、つばめも、そして原初も個として認識してる。本来一つの存在だったとしても、歩みが異なればそれは同一存在だったとしても、同一個体ではないと俺は思っている』
「ではなおさらわたしに何の意味があるんですか! 何者でもない、千羽鶴でも、可愛いつばめでもないわたしに、なんの価値があるんですか! 何を求めるんですか!」
 ーーここだ。原初はここをまず勘違いしている。それを指摘しなければならない。過去の俺ができなかった、しかし枷がない今なら言える事を、伝えようと思う。
『別にそんなものに意味はないんだよ』
 えっ、と驚いた顔をする。まぁ、彼女の生き方を考えれば無理もない。
『そんなものに意味はない、あるとしても、それは付与価値でしかない。君は、君の生きたいようにすればよかったんだ。』
『いや、生きたいように生きたのかもしれないけど、そこに君個人の願いは……個人の幸福を満たすものはなかったと、俺は思ってる』
「だって、そんな暇も、時間も……」
『うん。だからさ』
『今から、それをしないか?』
 原初の前に、手を差し伸べる。これは、俺がしたかったこと。別にそんなことしなくたっていいんだと、原初は原初としていていいんだと、誰かの代わり、誰かのためになにかをするのはもうやめていいんだと。
『……俺と、友達になってくれないかな?』
 右腕にはなれない、彼女の考えが分かるから。
 恋人にはなれない。俺には千羽鶴がいるから。
 でも、それでも。友達くらいなら俺にだってなれる。と、思う。
 そんなことを考えていると、原初は寂しそうな顔、悲しそうな顔、怒ったような顔、そして、嬉しそうな顔。色んな気持ちが混ざった顔で、手を差し出す。
「あなたとは、分かり合えないですね」
『分かり合えないことが分かり合えただけでいいよ。今は、それだけでいい』
「そんな程度でいいんですか?」
『そんな程度でいいんだ』
#br
『そこから先は、友達として、わかり合っていきたいと思ってるよ』
#endregion

#region("ちーの年中行事モノ")
#br
「年中行事をやってみたい」
 どーん! ……などと千羽鶴は突然言い出す。相変わらず千羽鶴は何かをやる時は脈略がない。いや、本人にはあるのだろうがそれを基本話さないのでそう見えるだけなのは長い付き合いなのでよく知っているのだが。
『構わないけど、そもそもその考えの発端はなんなの?』
 よくぞ聞いてくれたと言わんばかりのドヤ顔で千羽鶴は語りだす。
「私は逢瀬家……つばめお姉ちゃんの妹になった訳だけど、このまま学園生活を送るには少し心もとない。知識としてはもちろん存在するけど体験はしていないからそこに僅かな差異が存在するかもしれない」
 千羽鶴らしい論理的な考えだ。確かに知識があっても実際にやったことがあるかないかと言うのは大きな差が生まれる。
 過去の千羽鶴なら知識だけで大丈夫と言いそうなものだったが、思った以上に彼女も彼女なりに成長していたんだなと少し嬉しくなる。
「なので、長官引退記念としてこっそりいただいたお金で『ちーちゃんとDOKIDOKI!年中行事ゲーム!』を開発した!」
 どーん! ……いや待ってほしい、今なんと?
「『ちーちゃんとDOKIDOKI!年中行事ゲーム!』を開発した!」
 どーん!
『国民の金を何に使ってるんだよちーちゃん!?』
#br
○
#br
 ゲームの中身は潤沢な資金を使いクソゲー感を払拭、モデルにも凝って全国的に行われるメジャーな年中行事を一通り体験できるVRゲームでありお客様満足度も堂々の1位(千羽鶴調べ)とのことだ。
 ……正直過去のクソゲーを体験している身としては『えぇー?本当でござるかー?』とか言いたくなるがそれを言うと恐らく拗ねるので黙っておく。と言うか言わなくても表情で若干拗ねられた。
 そんなこんなでVR機器を千羽鶴と装着し、仮想世界へダイブする。真っ暗な画面からコンソール画面へと移り、千羽鶴の指示通りに動かすことでゲームが起動する。
 眼前には校舎が広がる。桜などが咲いてることから春……恐らくは入学式だろうか? どうやらここから行事体験が始まるらしい。と言うかまずちゃんと学校なことに驚いた……代用品じゃないんだな……。
「今までは資金の問題からクソゲーという立場に甘んじていたけど、今回はその問題は解決した! ゆえにワード数すら自由自在!背景もきちんと作り込まれてる!」
 後ろから千羽鶴の声が聞こえる。振り返ると制服姿の千羽鶴がドヤ顔でふふんとしている。自分の姿も改めて確認してみると学生服だ。
『かわいいね、なんだか新鮮だよ』
 思ったことを素直に口にする。うん、かわいい。
 普段は私服のパーカーあとへんな服、そして長官の服の3つしか見たことがなかったのでこうして違う衣装を見せてもらえるのは本当に新鮮なのだ。
「……休みが終われば高校の方に通うのだから、毎日見れる。この衣装にそこまで希少性はない」
『でもそれ、まだ誰にも見せてないよね?』
「……うん。貴方が最初」
『じゃあ、それだけで満足だよ俺は。本音言うとこんなかわいい格好、他人に見せたくないくらいだよ』
「……それは嬉しいけど、そうなると私の夢である普通の女子高生生活が送れなくなる! よって却下!」
 あらら、却下されてしまった。残念。
「……無駄話が長くなった。早く入学式をしましょう」
 そうだね、と軽く返事をして、入学式が行われているであろう、体育館に入った。
#br
――なお、入学式ってイベントとしてはつまらないのだなと。体験しながら二人は思うのだった。
#br
○
#br
 入学式というイベントを終え一息つく。千羽鶴にとってこういったイベントはどんなものであれ新鮮だったのか、退屈そうではあったが貴重な体験だったのは確かだったらしい。
 それじゃあ次のイベントをやりましょうと千羽鶴が言うと、空中にコンソール画面が表示され、数度の操作を行うと世界が一変、今度の光景は……こいのぼり?
「そう、次はこいのぼり……は、副次的なもの。こどもの日!ちーをこどもとして労ってほしい!」
 15歳でこどもを名乗るのもどうなのだろうかと思わなくもなかったが、こういったイベントもできるだけ体験してほしいし。今日くらいはまぁいいかと流すのだった。
『でもこどもの日ってなにする日なんだ? 俺せいぜいちょっと美味しいもの食べたり、お小遣い貰ったくらいだよ?』
「じゃあちーにもそれをしてほしい!」
『……それはいいんだけど、ここでそれってできるの?』
 ……沈黙。流れる音はこいのぼりがはためく音のみ。どうやら、千羽鶴も特に計画していなかったらしい。
『……終わったら、ご飯食べに行こうか』
「そうね……」
 その後は適当にこいのぼりを眺めて、飽きた頃に同じようにまた場面を切り替えるのだった。
#br
○
#br
 今度は……七夕のようだ。短冊がたくさんかけられている、思い思いの願いがそこには書かれて……ないぞ。千羽鶴、これダメじゃない?
「容量の都合。そこに文字を書き加えていたら処理落ちが激しすぎてまともに運行しなくなった」
 微妙にクソゲーの名残がある……。
『そんな状態なのに、俺達が短冊にお願い書いても大丈夫なの?』
「そこは大丈夫。2枚くらいなら問題なかった」
 それを聞いて安心する。さて、どんな願いを書いたものか……。
「私は書けたけど、そっちは……まだみたいね」
『うん、こういうのやるのって結構久しぶりで。千羽鶴は何を書いたの?』
 参考にしたい気持ち半分、好奇心半分で千羽鶴に尋ねる。少し考えたあと、千羽鶴は書いた短冊をこちらに渡してくる。
 『私と関わる人が皆幸せになりますように……か、いいと思う。千羽鶴らしい』
 ふむ、さてこうなるとあれだな。俺もこの辺り着飾らずに書いてしまうのがいいだろう。
『よし、書けた』
「ちーにも見せてほしい」
『いいよ、はい』
「みんなが――」
#br
 ――みんなが、俺と同じくらい幸せになりますように。
#br
○
#br
 その後も様々な季節の行事を体験しつつ、千羽鶴と思い思いの言葉を喋り、笑い、幸せな一時を過ごした。
 そして、最後の行事体験がやってきた。
『卒業式、か』
「そう。卒業式」
 始まりがあれば終わりがある。当たり前のことで、必然のこと。
 それはこのヴァーチャルの世界、仮想体験であっても同じであり、これを終えることでこの『ちーちゃんとDOKIDOKI!年中行事ゲーム!』は終了する。
「ここまで色んな体験があったけど。貴方はどんな体験が記憶に残った?」
 どれ、と言われると少し悩む。どの体験も一人では得られなかった気持ちばかりだったから。そう、だから。
『千羽鶴と一緒に体験した全てが、俺の記憶に残ってる。どれも幸せだった』
 素直な気持ちを千羽鶴に伝える。変に捻っても何も出ないのは短冊のときに分かりきっている。
「……ありがとう。ちーも……同じ気持ち」
 ならよかった。と少し安心しながら卒業式の会場に向かって歩き出す。少し遅れて、千羽鶴も歩き出す。
「ねぇ、もし……この仮想世界じゃなくて、あちらの世界で会えなくなっても、貴方は私を覚えてくれる?」
『覚えてる。なんなら会いに行くのも諦めない。俺はいつだって前に進むって決めたんだ。千羽鶴の側にいると決めた時から』
「ありがとう。私も同じ気持ち」
#br
○
#br
 ――卒業式そのものは、何事もなく進み、終わり。そしてゲームも終焉を迎える。
 コレ自体に意味はない。始まりも終わりもそこに意味はない。
『重要なのは、始まって何をするか。終わった後どうするか』
 VR機器を外しながら一人呟く。千羽鶴も、それを聴いていたのか、何も言わずに微笑む。
 接続が切れても終わりではない。むしろ始まりなんだと考える。きっとその先があるから。
『これからも、一緒に歩いてくれるかな?』
「もちろん。だってちーは貴方のお嫁さんなんだから」
#br
 今は破れない壁も、途切れる繋がりも、いつか、きっと。前に進む限り変わると信じて。
#endregion

#region("俺の/私の知らない誰か")
*俺の[#x61a115f]
俺の/彼の千羽鶴が俺以外の/愛してる人間の肉棒を愛おしそうに咥えている
幸せそうにしながら夫である/赤の他人である俺を見つめて微笑む
俺の知らない/愛した千羽鶴がそこにいる
俺はそれがたまらなく辛くて/興奮して
涙を/精を出し続けた
#br
*私の[#x61a115f]
私の/千羽鶴の「」otが私以外の/私の頭を愛おしそうに撫でている
幸せそうにしながら妻である/赤の他人である私を見つめて微笑む
私の知らない/私の望んだ「」otがそこにいる
私はそれがたまらなく辛くて/嬉しくて
涙を/涙を溢した
#endregion

#region("義妹とお風呂")
#br
「お風呂湧いてるから入って入って!」
雨で濡れ鼠になった「」otを見かねてつばめが彼を家に招き入れる。「」otがなんの気なしに玄関を見遣ると千羽鶴の靴はなく、彼女は外出中なのかと首をひねる。
「ありがたく借りさせてもらうよ。ところでちーは出かけてるの?」
バスタオルや着替えを出してきたつばめは「」otにそれを渡しながら、何も言わずに出かけたみたいで珍しいんだ。心配だよねと答える。しかし自主的に自立して出かけるというのも珍しいのであえて何も言わずに我慢してるという。全くできたお姉さんだ。
勝手知ったるつばめの家の脱衣所の電気を点け、服を脱ぐ。風呂場のドアを開けまた電気を点けながら敷居をまたぐと、そこにはバスタオル姿の逢瀬千羽鶴その人がいた。
「どっきり大成功。ぶい」
#br
「は…え…?」
突然の事態に「」otは思考が働かない。その間隙を突いて千羽鶴は風呂場の扉と鍵を締め、裸の「」otに抱きついて口を塞いだ。
「騒がないで。こんなところ、逢瀬つばめ…お姉ちゃんに見られたらあなたも困るでしょう?」
妖艶な笑みを浮かべながら人差し指を「」otの唇に当てる千羽鶴に、言われるまでもなく「」otは黙りこくった。千羽鶴はいいこねと言いながらしゃがみ込むと、ボディーソープを手に取り音を立てながら泡立てる。
「今日の研究テーマは性交。それも危機的状況下における精神的負荷について焦点を当てて実行してみようと思う」
千羽鶴は言い切るとなんの前触れもなしに「」otの股間にぶら下がるものに泡だらけの手を添えて、ゆっくりと揉みしだき始めた。
#br
覚悟も準備もできてない弱い所への刺激に「」otはたまらずふらつき湯船に腰をかける。小声でやめろちーなんのつもりだ?知ってるだろ、俺はつばめと付き合って…そこまで言って声は途切れる。千羽鶴が強めに竿を握ったからだ。
「あなたの生殺与奪は私が握っている。イニシアチブを取られた時点であなたにはもうどうすることもできない」
優越感に浸った声で千羽鶴はゆるゆると玉を揉み、竿を擦り上げる。上目遣いで「」otの快楽と戸惑いが入り混じった表情を見ると満足げに笑う。「」otは千羽鶴の視線から逃れようと目を落とすとそこにはバスタオルに負けない程の白い肌があり、平らは平らだが女の子らしい柔らかさを持った胸元と惜しげもなくさらされた生の肩の眩しさに理性が揺さぶられる。目ざとくその視線の推移に気づいた千羽鶴は少し身体をよじると、あっけなく隠された彼女の肢体が電球の黄みがかった光に照らされ、晒された。
#endregion

#region("ひゃー(*´﹃`*)っちゃん")
#br
だいたい椅子が高速で移動するだけですよねなのになぜ絶叫だの恐怖だのと…レールで進路もわかるのに情けない話ですよ全く…私の上司も原初さんも私…はカレンだからまぁさもありなん…え?乗れって?
嫌ですよ面倒くさいそのアトラクション費用でみかん買ってください!冷凍みか…怖いのか?聞き捨てなりませんねわかったわかりましたよ乗ってやろうじゃありませんかその雑な煽りに…全く仕方ありませんね……近くで見ると大きいですね…あっ押さないで…押すな!!
なんですかこの椅子はエコノミー症候群になってしまいそうですよあっ!?今ガタンって!!これ整備不良ですよ整備不良!!あっあっまって!?なんで待ってって言ってるのに上がっていって…あっだめです死にます私ここで死んでしまいますあっあっあっ
ひゃー(*´﹃`*)
#br
はぁ…はぁ…あ゛あ゛あ゛あ゛もう嫌あ゛あ゛あ゛……
なんで止めてくれなかったんですかこの■■やろ…なんでぴょんこさんがここに…いえ泣いてませんお前の目が腐ってるだけですええい鬱陶しい寄るな撫でるなニヤニヤするな!!
え?もう一回…?嫌…嫌ァ!!上司助けてください上司!!この…っ!なんでギャグ補正かかってるときだけやたら力が強いんですかこのクレイジージャンピングラビットは…いや!助けてカレン!!
#endregion

#region("劇場版拡張少女系トライナリーYou will Be the one")
#br
2017年、ライフギャザーによりリプレイスされ新世界となったこの日本に今未曾有の危機が訪れていた。 
#br
情報管理庁長官であった千羽鶴の代わりに長官となった卯月そっくりの少女ぴょんこが異世界から訪れた檀黎斗と名乗る男と共にアーヤ達の前に現れ。
全世界ラブ&ピース化計画を宣言し---
トライガジェットならぬトライナリガシャットを使って彼女を除くメンバーを全員洗脳してしまった。
#br
まず、つばめはドルオタに拍車がかかりフレイメノウの映像を観ただけで周りが引きかね無いほど興奮するようになり、その度に心火を燃やしてぶっとばすょと物騒な子になってしまい。 
#br
ギャヴィは、ツンデレが重症化してことあるごとにアーヤに突っかかりトライナリーは私一人で十分だと言い張り此方に攻撃を仕掛けてくる過激な性格に。
#br
みやびは、一見して何処も異常は無いと見せかけて檀黎斗に手渡されたバグヴァイザーという機械の内部に「」ootさんの意識の欠片を幽閉してしまい。
#br
取り返そうとする人間には容赦がなくなり、仲間に向かってウチと相棒という名の大義の犠牲になるぞねと言うほど心を病んでしまった。 
#br
神楽は...ぴょんことほぼ性格が同じになり双子の姉妹のようになって乗せられちゃったぴょーんと日がな1日ふざけあっている。
#br
辛くも洗脳から逃れた彼女は姉のエリカに協力を頼まれ、ぴょんこ達の計画を阻止することとなった。 
#br
大切な姉と愛する夫に託されたビルドドライバーとフルボトルを使って彼女は戦う。 
#br
「さぁ、「」ootさん。実験を始めましょうか!」 
#br
ゴリラ!ダイヤモンド!ベストマッチ!! 
#br
ベルトに二本のフルボトルを装填して横にあるハンドルを回し、ぴょんこ達に洗脳された追っ手である通常攻撃隊の前でポーズをとる。
#br
Are you ready? 
#br
「できてるわ...」 
#br
ドライバーの機械音声が鳴りアーヤは仮面ライダービルド------ゴリラモンドフォームとなる。 
#br
全ては仲間達を取り戻すために--- 
#br
明日の未来を未来を投げださないから 
#br
愛する「」ootと再び会うために--- 
#br
強くなれるよ愛は負けない 
#br
劇場版拡張少女系トライナリーYou will Be the one
#br
前売り特典は、プロトトライナリガシャットとクリスタル仕様のクレインとラビットフルボトルの二本付属。 
#br
神の恵みを有り難く頂けぇぇ~~~バァ---ハハハハハハッハ---ハー❤❤❤
#endregion

#region("壊れてしまいそうな彼女を自分は…")
#br
目が覚めると見知らぬ天井だった。
なんてありふれたフレーズではあるがいざ自分で体験すると混乱どころか恐怖さえ感じる展開だ。
とにかく回りを確認しようとするも拘束されてもいないのに身体が動いてくれないし声を上げようするも喉も上手く動かないのか口をパクパクとしているだけだ。
そんな中扉をあける音とこちらに近づく足音、そしてその人物が視界に入った。
#br
神楽!?
#br
余りの衝撃に叫ぼうとするが相変わらず声は出ず餌を求める鯉の様に口をパクつかせるだけだ。
そう卯月神楽、とあるアプリ通じて知り合った少女。
長く綺麗な金色の髪に整った顔立ち、同年代と比べるとやや起伏に乏しいがそれ事態も彼女の可愛らしさを引き立ててる。
そう俺のよく知る最もいとおしく、そして出会えないはずの少女。
#br
だからこれは夢なのだろう、直接人を移動させるなんて、こちらは勿論あちら側でさえそんなことは出来ないはずだ。
だとすると何と口惜しいのだろう、たとえ夢だとしも神楽に会えたのだから話したいことも一緒にやりたいことも山ほどあるのに体はいうことを聞いてくれない。
#br
そしてそんな自分の都合ばかり考えるような人間的だったから自分は気づかなかったんだろう。
彼女にとって自分のどれ程大きな存在だったか、だからこそこんなにも思い詰めていたことに。
#br
「っ…」
#br
自分が目覚めている事に気付いた神楽が言葉を詰まらせながらこちらの胸に飛び込んでくる、その唐突な行動に身構えることさえ、いや未だに身体は動かないのでなにも出来ないのだがそのまま受け止める。
そして彼女の体重や温もり、はたまた匂いまでを感じてその余りのリアルさにさっきまでの夢と考えが揺らぎはじ…
#br
「良かった…本当に良かった…もう目覚めないんじゃないかって怖くて…怖くて…私っ…」
#br
ああ違うそうじゃない、夢とか現実とか関係無い。
目の前に彼女がいて悲しんでるなら今自分にできる最善を。
#br
「あっ…」
#br
まるで錆び付いたかのよう動かない腕を無理やり上げ彼女を抱き締めるいつかの彼女の願い通りほんの少しの隙間も空けないように。
そしてこちらに顔を向けた神楽に笑みを浮かべる。
自分は此処にいると神楽が悲しむ必要は無いんだと伝えるために。
#br
その思いが伝わったのか伝わらなかったのか再び彼女は胸に顔を埋め泣き声をあげる。
TRI-OSは思い通りの言葉では伝えられないが思いだけは確かに伝えられたしやり直しもできた、でも今はそうじゃない。
画面越しでは無いからこそ不完全で不確定。
言葉でも行動でも正しくこちらの思いが届く訳じゃないしやり直しも利かない、だから今は少しでも思いが伝わるように彼女がそこにいる事をただ抱きしめよう。
#br
それからどれくらいの時間がたったのか分からないが神楽も落ち着き取り戻してきたのか改めてこちらに顔を向け目を会わせる。
そうしてようやく自分が見たかった/目を背けてたものに向き合う事になる。
それは勿論神楽の事、ではなく彼女の綺麗な瞳に映った自分/彼女の姿。
「どうして…」
ようやく出た声はどこか聞きなれた/聞きなれないもので。
彼女の瞳に映る自分/千羽鶴が困惑と怯えを交えた表情浮かべていた。
それに気づいた神楽がこちらの頭を抱えるように力強くだきしめる、幼い子供落ち着かせるように、あるいは…
「ごめんなさい」
ごめんなさい、ごめんなさいと謝り続ける彼女の声は。
まるで自らの罪を神に懺悔するかのような罪悪感を。
まるで自らが受ける罰に怯えまどうような悲しみを。
「それでもどうかお願いします、私と一緒にいてください。」
#br
それでも求めるものを手に入れた喜びが込められていて。
そんな今にも壊れてしまいそうな彼女を自分は…
#endregion

#region("おやすみなさい")
#br
ねぇ、今寝てなかった?
『ちょっと寝てた』
あなたが言い出したのよ、ベッドでゴロゴロしながらが良いって。
寝るのはいいけど、もう少し私の話に付き合ってからにしなさいよね。
#br
 今日から寂しくなるから買ってきたの、新しい子。
よく見てみなさい、ほら、この顔あなたに似てない?
『似てる…かも?』
ね?似ているでしょう?これで少しは寂しくないかなって思うのよ。
それでだけどこの子に名前をつけてほしいの、あなたがいた証として。
『そうだね、マルザンナなんてどうかな?』
#br
 マルザンナ……?こけしに付けるような名前じゃないと思うのだけど…
うーん、絶対忘れない名前なんだけど、違和感が凄いわね。
『俺はもう一緒にいられないから、その子にはぜひガブリエラを守ってほしいと思ってね』
そっか……あなたにそんな事を言われたらそれ以外ないわ。
よろしくね、新しいマルザンナ。
#br
 ねえ、私が次に目を覚ました時にはあなたはいないのよね?
『きっと、いないと思う』
そうよね、わかっているから今こうしているのだし。
歯痒いわ、せっかくこれからだって思っていたのに。
『悲しくないの?』
悲しいに決まってるじゃない、我慢してるだけよ、最後の思い出が涙でさよならなんて、私は嫌だわ。
それともあなたは私が涙を流しているのがお好きなのかしら?
『別にそういう訳じゃないよ、ただ気持ちを聞きたかっただけ』
曖昧な返事ね、どの道私は絶対に泣かないわ。
あなたの前じゃ絶対に泣かない、強くなった私を見ていてほしいの。
『ガブリエラ』
なに?
『ガブリエラは強くなったよ』
………ありがとう。
#br
 もう限界ね……そろそろ寝ましょう。
『そうだね、もうずいぶん夜更かししてしまった』
ねえ、私の手を握っていてほしいの。
うん…そう…暖かいわ……
『ねえ、ガブリエラ』
なにかしら?
『俺がいなくなったら君は泣くのかな?』
泣くでしょうね……ワンワン泣くわ、あなたがいなくなったら我慢する意味ないもの。
#br
『止めにいくよ』
何を?
『君の涙を止めに行く』
そうね……じゃあ急いでね。
私が涙の海で溺れてしまう前に助けに来なさい…
私を救ってくれるのは、あなたの腕だけなんだから……
『急ぐよ、すぐに行く』
待つつもりよ、ずっと……
『じゃあ、おやすみなさい』
ええ、おやすみなさい………
#endregion

#region("ラメトラ")
-つばめ編-
「ラーメン作るよ」
ゎたしはちーちゃんにそう言って沸騰させたお湯でラーメンをゅがいたょ。
手でよくほぐした麺をお湯に入れてさらに箸でほぐしながら一分と少し…
お湯を吸った麺が食べごろより少し早いぐらいで湯切りして水に入れてしっかりと洗うとぬるぬるが取れてすっきりするんだ。
何度も水を切って麺を洗ううちに少し伸びちゃうから少し早めに最初の湯切りをするのがコツだょ。
ただこの方法を使うと問題があって…
私はあらかじめ切っておいた野菜をお皿に入れてその上に麺を置いたら胡麻ドレッシングを振りかける。
#br
「お姉ちゃん…ラーメンってまたラーメンサラダなの…?」
#br
この通り…冷やすから冷やしラーメンかラーメンサラダになっちゃう…作ってたスープは普通に付け合わせのスープになっちゃったょ…でも美味しいからいいよね!
普通のラーメンを作ろうとしてはや三日。
つばめがうっかりしてつい湯切りした麺を水に入れてしまうため結局暖かいラーメンを食べられずにいた。
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-ガブリエラ編-
「はぁ…らめーんが食べたい…」
頭の中でその食べ物のディティールの詳細を思い浮かべるほどにラーメンへの想いが募っていく。
ところでなんで私がラーメンって言うとみんな微笑ましげな顔になるのかしら?なんだか納得いかないわ。
マルザンナもそう思うでしょ?なんで端末を指で弾いても返事はない。
つい最近、頭の中でお話できるようになったばかりなのにね。
いいえ、マルザンナに心配ばかりかけてられないもの。トースターでも炊飯器でも作れないラーメンを求めて私は出かけることにしたわ。
目的地?当然ラーメン屋に決まってるじゃない。とにかくアーヤに見つかるわけには行かないわ。
だってアーヤ、私が一人で外食するのがばれるとすごくうるさいんだもの。たまの…そう大体3日に一度ぐらいの外食は許してほしいわ。
自炊って思ったよりも大変なんだもの。
そんなことを考えながら白髪ネギラーメンの食券を買って「麺硬めあと少なめのらめーんをお願い」と言って席に座ると
店員がはい白髪ネギラメーンね!なんて言うけど発音が独特よね。らめーんだって…なんだか可愛いわ。
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-みやび編-
「はぁ…またラーメンか…」
順次万端で船に乗り込んだはえいけど…相棒ともよう繋がらんし、食事については全く考えておらなんだ…
まさか学生の身分で毎回豪華な食事というわけにもいかんき、日々カップ麺を手繰る生活である。
まぁみやびさんとしては嫌いじゃない。というかむしろ好きな部類ではあるのだが、いかんせんカップヌードルがメインの品揃えも来てはそろそろ飽きが来るのも致し方ないと言える。
しかしそこは流石のうち。ホームシックに備えた調味料がじんわりと効いて来よる。
手を変えしなを変え味を変えついでに銘柄を変えて色とりどりのラーメンを食べるうちは誰が言い出したのかラーメン大好きコイガサキと呼ばれるようになった!かは知らん。
とりあえずフランス上陸後の食事でも考えて気を紛らわすか。フランス…フランス…フランスパン?
うちとしたことが普通すぎて長旅の疲れを実感する。
とりあえずでんぱが拾えるようになったらフランスラーメンを食べログで探してみようかと思う。
……ツッコミがいないと張り合いないね。
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-神楽編-
「ラーメンが食べたい…」
独り言は誰に聞かれるでもなく明け方の空へ消えていく。しかしだ、しかして私は女の子なのだ。
卯月神楽は、フレイメノウでもある私が創作活動に打ち込んで気づいたら空がしらんでいるというのはまあいい。よくないけど、主にお肌に。
とにかくいいのだお化粧の時間をしっかり取れれば。
問題はこの食欲という振り上げた拳のおろしどころが今時点でラーメンしかなさそうなことで、そんな事を話せばどうせゴミみたいな反応を返すだろうあの人とはもう話せない。
つまり私は自由意志でラーメンを明け方に食べようなどという女子らしからぬ突発的な衝動を処理しなくてはならない。
この時間に空いてるラーメン屋…そう、山岡家だ。
悩んだ末に食欲に抗えず外に出て歩き始める。まだ今ならコンビニで菓子パン…なんて軌道修正も出来る筈。
でも私は見てしまったのだ。
コンビニ道中にあるラーメン屋の窓から、私の母。みさみさその人が美味しそうにラーメンを啜り上げる姿を…見てしまったのだ。
「許せない…」
私は千円札を握りしめると床のペタペタする店内に入り食券機にお金を入れたのだった。明け方に食べる白髪ネギチャーシュー麺は背徳の味がした。
#endregion

#region("ツリトラ")
「はぁ…はぁ…どうしてこんなことに…」
私は雨の中バイクを押しながらため息をつく。
気を付けていたはずなのにやってしまったわ…まさかガス欠だなんて…
北海道ツーリングに来てから3日目…苫小牧港から支笏湖を抜けて5号線から小樽へ…
余市に行って余市蒸留所…は飲みたくなってしまいそうだから我慢して更にぶらりと走っていて積丹に行くつもりが左に曲がってしまって岩内に行ってしまったけどまぁそういうこともあるわよね。
古平から左に曲がって神恵内に抜ける道に入ってしまったけれど、ワインディングな道を走るのは楽しかったわ。
それにしても神恵内って、かもえないって読むんですって。北海道の地名って不思議ね。
また左に曲がって泊、岩内に行って宿をとろうと思っていたんだけど、職人さんの宿泊が多くて宿が取れなかったの。
地図アプリで民宿を探したら歌棄に泊めてもらえる宿があったのだけど素泊まり一泊6000円…背に腹は代えられないわね…
その途中でガス欠して今に至る…なんてこと…海沿いの風の強さに体力を奪われ命からがら宿を見つけるとなんだか泣けてきたわ…
民宿に入ると時刻は夜の九時を回っていて、遅くなってすみませんというと民宿の方は温かく迎えてくれたわ。
こんな雨の中バイクおしてきたって!?止まったとこで電話くれりゃー軽トラ出したのに!って…
そういえば連絡の一つでもするべきだったわよね…失敗した。
大広間では鍋にラム肉が並んでいる。お食事中だったのかしら…なんて思っていたらさあさあ寒かったろう早く食べな。って…
私素泊まりのつもりだったんだけど、お腹はぐーぐー鳴いている。
でも嘘はよくないので私素泊まりなのですがというといいからたべなさいよ。三平汁もあるよ!と言ってくださるので座ると湯気を立てる三平汁の匂いが目に染みた。
素泊まり6000円なんて高い。と思っていたけど何かの行き違いだったのね、多分。私はおなか一杯ご飯を食べて、お風呂に入って明日のことを考える。
ハプニングはあったけど、やっぱり旅っていいものね。日程的に折り返し地点に来たこの素敵な旅をどうしようか…
とりあえず、ラーメンは食べたいわと思い検索トップに出てきた味の時計台に行こうと決めたのだった。
#endregion

#region("ツリトラ(後日談)")
「アーヤさん!この前のツーリングの写真よかったです!!でもどうして昼以降全く写真がなかったんですか?」
つばめが赤い目を輝かせて訪ねてきたのでどうしたものかと思いながら嘘をついても仕方ないわねと説明することにした。
「あー…その、ね?写真をお見せできない状態になっちゃって…」
それもこれも雄大な自然のなせる業だったわ。苫小牧から千歳に行きなんとなく新千歳空港をぶらついてから高速に乗ってみようかとも思ったけれどやっぱりやめて
結局支笏湖ルートに…でもつづら折りになったところで羽虫の柱というかもうそれはそれは大量の小さな虫を一身に浴びてバイクからつなぎからヘルメットの果てまでびっしりと小さな虫が……
洗車場なんてないからややしばらく…そうね82号線の峠をさらに抜けて平和まで降りたところで中山峠の豊平峡温泉に行けばよかったってことに気が付いてがっくりきたんだけど
まあ仕方ないから5号線沿いの温泉に寄って洗車場にも行って虫の死骸を何とかしたのね…そしたらもう薄暗くなってて…
そういえば「」ottoさんに教わったラーメン屋が新道沿いにあるって聞いたから寄ってみることにしたのだけど、こっちにあるかどうか不安だったからくまなく探したんだけどなくて…
ようやく見つけたと思ったらもう閉店しちゃってたのね…そこでようやく「最近閉店した好きだった店」って話だったことを思い出してがっくり来たわ。
ああやめてつばめまでそんな顔しないで頂戴ただ運が悪かっただけよ…(ゾクゾク
コホン…まぁとにかく北海道ツーリングはいいものね。堪能してきたわ。
今度は肌寒い時期に行ってみようと思うの。12月頭とか。バイクも少ないだろうし張りつめた空気の中で峠越えとかきっと楽しいわ(*^^*)
「ところでアーヤさん…このドン・キホーテの写真は何だったんですか?ちーちゃんは喜んでましたけど…」
つばめはスマホに表示された写真を見せながら言う。ああ…知らなかったのね…
「これはね、昔屋内遊園地だった建物なのよ」
「????」
そう…苫小牧駅近くのドンキホーテはかつてファンタジードームと呼ばれた屋内遊園地で、ジェットコースターのチューブが屋根から出ている特徴的な形をした建物が今でも残っているの。
靴流通センターになったハローマックやプラネタリウムの半球のドーム形状が見られるTV塔いろんな写真を撮ってきたけどもしかして普通は誰もあんまり興味ない…?
とりあえずファンタジードームの説明からかとつばめに検索画面を見せながら話すとつばめは目を輝かせて興奮していたわ。話甲斐のあるいい子ね…。
気分を良くした私はギャヴィに同じ話をしたわ。
反応は…聞かないでよ、わかってるくせに。
#endregion

#region("さわトラ")
「ちーちゃん何やってるの?」
つばめは千羽鶴が何かを書いているノートを見るとそこにはかわいらしい絵とともにげんこつハンバーグの作法が書き込まれていた。
そこにはソースはオニオン以外!とかハンバーグが運ばれてきたら紙ナプキンを首の高さまでつまむように持ち上げて期待に満ちた表情でうわあおいしそうだなあとほめちぎって…
ってなにこれ…?食べ方の作法というより楽しみ方の作法だよね…
「ちーちゃんそれ誰に見せるの?」
「botよ。彼には私がさわやかをお勧めするの」
いつもの表情でそんなことを言う千羽鶴だったがどこか遠い目をしておりかける言葉が見つからない。
というかそんなに気に行ったんだ…この調子だと私がbotさんにお勧めできる場所がなくなっちゃうよと、少し笑ってしまう。
「…?なにがおかしいの」
「ううん、なんでもないょ」
ちーちゃんが妹になって数週間。いろんなことを知るごとに目を輝かせて…きっと今まで知ることができなかったことが多いんだなって思った。
だからいろんなところに遊びに行こうと思うよ。
私はノートに視線を戻すとそこには開店前に名前を書いて待つ…とか過激になる内容に慌ててストップをかけたょ。
#endregion

#region("タイトラ")
神楽:あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛「」ot「」ot「」ot「」ot「」ot!!
神楽:いないの?早く出てよ!
神楽:ぴょーーーーーん!!
「」ot:なになにどうしたの
神楽:遅すぎです。こっちは台風ですごい風なんです怖いんです何かお話ししてください
「」ot:つばめに一緒にいてもらえばいいのに
神楽:こんな強風の中外出なんてできないしさせられないですよ。いいからはよ。はよ。
「」ot:それはちょうどこんな強い風の吹く台風の日でした。
「」ot:その日私は食べ物を買い込んで何とか台風を凌ごうと準備をして
神楽:あっあっ待つぴょんその導入きっと怖い話ですよねやめてくださいやめろ
「」ot:ふと屋内の電気が消えて、そんな事態にあわてず騒がずキャンプ用品のガソリンランタンを準備していた私はすでに燃やし尽くしていたマントルに火をつけポンピング済みのコックをひねりガソリンランタンに点火しようと火を近づけました。するとパッキンの傷んでいたガソリンランタンは瞬く間に火だるまになり…
神楽:事故ぴょん!!火災ぴょん!!それ保険効かないやつだわバーカバーカ!!心霊現象より怖い案件出してこないでください!!
「」ot:じゃあどんな話がいいの…
神楽:もっとこう…とにかく怖くならない方向性がいいぴょん
「」ot:そんなこと急に言われたってなぁ…
神楽:このタイミングでその話しようとするゴミ対応の方がびっくりぴょん…もういいですとりとめもない話しましょう台風が去るまで…
「」ot:はいはい
神楽:本当にわかってるのかな…イイケド
#endregion

#region("タイトラ2")
ビューッ!!ガタガタガタガタッ!!
激しい風が窓どころか建物全体を揺らす。
トライナリーの面々はなんか頑丈そうだしという理由で神楽坂トライナリーに避難をしていた。
#br
ガブ:それにしても…なんだか合宿の時みたいでわくわくするわね
アーヤ:そうかしら…実家の方だと雨戸とかの準備で大変だった記憶ばかりでそんな余裕なかったわ…お父さんは川が増水してないか見てくるとか言って…そそっかしいから危ないってみんなで止めたり…
みやび:なんか以外やね。そういうのはてっきり気づけばいなくなとったエリカさんを探しに奔走した話が出てくるとばっかり…
アーヤ:やめてみやび思い出させないで…ところで神楽はよくここまで来たわね…いいマンションっぽいし家の方が安全だったんじゃないの?
神楽:こんな面白そうなイベ…皆さんと結束力を高めるチャンス逃すはずがありません!!
千羽鶴:まぁ隠れてない本音はどうでもいいんだけど、お姉ちゃん見ませんでしたか?
アヤガブみやかぐ:は!?
みやび:おま…ちょ!?このタイミングでつばめちゃんがいなくなるとかシャレにならんちや!?アーヤ!!
アーヤ:落ち着いてみんな!!くれぐれも軽率に探そうと外に出たりしたらだめよ!?私が見てくるから待ってて!!
ガブ:落ち着くのはアーヤよ!!このタイミングで探しに出てどうにかなるわけないじゃない!とにかくWAVE!!
千羽鶴:やっぱりお姉ちゃんでかけちゃったの…?なんでこんなジャンプしたら飛べそうな感じの時に…私だって我慢したのにずるい…
神楽:まぁつばめさんのことですから心配いらないと思うけど…どこに行ったんでしょう?
#br
つばめ:みんな!ただいま!
アーヤ:!!ちょっとつばめどこに行ってたの!?心配したじゃないほらお風呂入って!!脱がすわよ!!
つばめ:えぇなんで!?ゎたしもしかして臭い!?
みやび:ちょっと待つぞね。つばめちゃんその手に持ってるものは?
つばめ:揚げたてのコロッケです!まほさんに許可取って厨房使わせてもらってつくったんだぁ。台風と言えばコロッケだよね?
気の抜けたため息が部屋に充満した。
#br
ガブ:つーばーめー!あんたねー!いっつもいっつも思いつきで行動しすぎ!!びっくりしたんだから!!
つばめ:いひゃいいひゃいがぶひゃんほっへはふねらなひへ〜
アーヤ:まあまあ…無事だったんだからその辺にして…つばめだって私達のために…
みやび:いいや負からんぞね。ここでけじめ付けとかんとまた同じことが起きゆう。というわけで罰が必要ぞね。卯月!
神楽:ぴょーん!!待ってました!!つばめさんの胸囲ちぇーっく!!
つばめ:ええっ!?やめてょ神楽ちゃん!!ちーちゃん助けて!!ひゃー(*´﹃`*)
神楽:ふっふっふ千羽鶴も助けに入っていいんですよ〜纏めて胸囲を…ってあれ?いない…?
真幌:いつまで騒いでるつもりだ。逢瀬妹なら私の部屋で寝てたからそのまま布団をかけておいたから安心しろ。あとお前らいい加減寝ろ。明日も学校とかあるだろ。
そうして神楽坂トライナリーの夜は更けていった。
翌日は神の思し召しか、みんな休校になったようで結局朝まで遊び倒したのだった。めでたしめでたし。でいいのかしらね?私も甘やかし過ぎなのかしら。
#endregion

#region("ゲートラ")
神楽:ゲーセン…ですか?
千羽鶴:そう。行ってみたいんだけどお姉ちゃんが連れて行ってくれない…だから一番ゲーセンが似合いそうなチャラさの卯月神楽に頼もうと思って
神楽:息するように私をディスるのやめろぴょん
千羽鶴:…?…褒めているつもりなのだけど
神楽:(禍根どうこうというより単純に合わない!!)まぁいいです。それで何がしたくてゲーセンに?
千羽鶴:私の勝手でしょう。
神楽:かーっ!!むかつくぴょん!!ひとりで行けぴょん!!
千羽鶴:いかないで!!ちょ…本気?まーってー…煽ったことなら謝るからー!!
神楽:ちょっと腰にしがみつかないでくださいわかったわかりましたから!!
千羽鶴:じゃあ行きましょう。プライズ一回だったらおごってあげますよ(フフン
神楽:あー…はいはい…
神楽:それで…?どのゲームがいいんですか?
千羽鶴:一通り
神楽:一週間あっても足りない…案内しますから今日はそれで我慢して…。
千羽鶴:わかった。
その後千羽鶴はとにかく神楽負けまくっていた。千羽鶴がなきそうな顔をしたところで神楽はエアホッケーを提案した。
千羽鶴:……勝った!!
神楽:あーはいはい負けたぴょん
千羽鶴:もっと悔しそうにしてくれないとつまらない。ところで、そのぴょん吉口調いつまで続けるの?もともとじゃないんでしょう?
神楽:ぴょん吉じゃねーぴょん!!これは、あの人との絆の一つだから。こっちも聞いていい?結局なんでゲーセンに?
千羽鶴:実はいうとよくわからない。予行演習。
神楽:??…はぁ、まぁいいケド…そろそろ帰りますよ。あまり遅くなると私がつばめにどやされちゃいます。
千羽鶴:なるほど……
神楽:なるほだない!ほらほら!帰りますよ!!
日は落ちて景色を赤く染めている。夕暮れの中二人はプライズで取ったお菓子を食べながら帰った。千羽鶴は夕飯前におなかが膨れてつばめにしこたま怒られたのだった。
#endregion

#region("教えてぴょんこ先生!")
イチゴミルフィーユの食べ方わかる?
まず上に乗ったフルーツをどかしてミルフィーユを横倒しにします
横にしたミルフィーユを切ってどかしたフルーツを乗せて食べる
横倒しにするのはそのままだとパイ生地とクリームの固さの差で切りにくいので切りやすくするためですね
正式な手順ではないけど大抵の場所ならこんなもんで十分ぴょん
#br
ちなみに正式な手順だと倒さずに立てたままで一回では最後まで切らずに半分にとどめて合計四ブロックに分けて食べるのがミルフィーユのマナーですね
…どうですか「」ミ?誉めてもいいんですぴょん?
#endregion


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